No.466786

ジェラールに憑依したので一生懸命フラグを折ろうという話 第八話

FAIRY TAILのジェラール・フェルナンデスに憑依してしまった主人公。ついに投獄フラグをへし折り、自由気ままに暮らそうとしましたが・・・世界の修正力(=作者の意向)はそれを許さないようです。これからの(作者の押し付ける)困難を乗り切れジェラール!

2012-08-07 22:24:47 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:7763   閲覧ユーザー数:7612

 

 

 

 

 

 あの机誰が弁償するんだろう・・・?

 

 

 

 「ナツ・・・俺はお前のそういうノリのいいとこは嫌いじゃねえ」

 

 「ナツ」

 

 「祭りだろ?じっちゃん・・・行くぞ!」

 

 「オメエ・・・昔ラクサスにどれだけ酷くやられたか覚えてねーのかよ!」

 

 「ガキの頃の話だ!」

 

 「去年くれえの話だよ」

 

 「去年はガキだったんだ!」

 

 

 

 おーい、考えなしに突っ込むと・・・。

 

 

 

 「・・・だが・・・そういう芸のねえとこは好きじゃねえ」

 

 「オラァー!」

 

 「落ち着けよナツ」

 

 「びぎゃああああああ!」

 

 「ナツ!」

 

 「ホレ見ろ!」

 

 「せっかく復活したのに」

 

 

 

 あーあ・・・言わんこっちゃない。

 

 

 

 「この娘達を元に戻したければ私達を倒してごらんなさい」

 

 「俺達は4人、そっちは100人近くいる!うっわぁ!こっちの方が不利だぜ、ぎゃはははは!」

 

 「フリだー」「フリだー」「フリフリー」

 

 「制限時間は三時間ね。それまでに私達を倒せないとこの娘達・・・砂になっちゃうから」

 

 「何!?」

 

 「本気かよ!?」

 

 「そ・・・そこまでやる事・・・」

 

 「ラクサス・・・」

 

 

 

 マスターが怒りで震え上がってる。

 

 

 

 「バトルフィールドはマグノリア全体。俺達を見つけたらバトル開始だ」

 

 「ふざけおって!!」

 

 「だから慌てんなって・・・祭りの余興さ、楽しもうぜ」

 

 

 

 カッ!!

 あまりの光力の強さに目をつぶってしまう。

 

 

 

 「(目がやられる!)」

 

 「くっ」

 

 「うおっ」

 

 「眩し!!」

 

 「バトル・オブ・フェアリーテイル開始だ!!」

 

 

 

 再び目を開けるとラクサス達はいない。く・・・まだまだ目がチカチカする。

 

 

 

 「き・・・消えた!」

 

 「マグノリアで鬼ごっこをやろうってのかラクサス!」

 

 「あんのバカたれめぇ!!」

 

 「くそぉぉぉ!姉ちゃん達を助けねえと!!」

 

 「「「あいつらぁぁーーーーーっ!!」」」

 

 「ラクサスを捕まえろ!」

 

 「つーかぶっ潰してやる!」

 

 「舐めやがってぇ!!」

 

 

 

 おいお前ら・・・性格は破綻してるが相当な実力者だぞ?何の策もなく突っ込むのは・・・あー、行っちゃった。

 

 

 

 「おい、あれを見ろ!」

 

 「空中に文字が!?」

 

 「これは・・・フリードの術式か!?」

 

 「術式!?」

 

 「結界の一種じゃ。踏み込んだ者を罠にはめる設置魔法、恐らくこのギルドを囲むようにローグ文字の術式が書かれておる!」

 

 「(これが術式・・・真似できれば強力な武器になりそうだ)」

 

 「術式に踏み込んだ者はルールが与えられる。それを守らねば出る事は出来ん・・・見よ」

 

 

 

 『~ルール~ 80歳を超える者と石像の出入りを禁止する』

 

 

 

 「何だよこの言ったもん勝ちみてーな魔法は!?」

 

 「術式を書くには時間がかかる。よって主に罠として使われるんじゃ」

 

 「じーさんはこれを壊せねえのか!?」

 

 「物理的な方法じゃ無理じゃ!しかし、年齢制限と物質制限の二重術式とは・・・フリードも成長しておるの」

 

 「感心してる場合かよ!・・・こうなった以上俺達だけでやるしかねえな」

 

 「グレイ!」

 

 「あんたの孫だろうが容赦しねえ、ラクサスをやる!!」

 

 

 

 グレイ格好良い・・・っは!?何を考えてるんだ俺は!?

 

 

 

 「くっ(ラクサス・・・一体何を考えておる!?あんなバカタレだが強さは本物じゃ・・・ラクサスに勝てる者などおるのか・・・?エルザは石像だし・・・)・・・!」

 

 「(ビクッ)」

 

 「リーダスか」

 

 「ご、ごめ・・・俺・・・ラクサス怖くて・・・」

 

 「よい。それより東の森のポーリュシカの場所は分かるな?」

 

 「ウィ」

 

 「石化を治す薬があるかもしれん。行ってこれるか?」

 

 「ウィ!そーゆー仕事なら!」

 

 「ごあーーー!」

 

 

 

 ナツが起きた!これなら俺が出なくても勝つる・・・ってあれ?何か忘れてるような・・・?

 

 

 

 「あれ!?ラクサスはどこだ!?」

 

 「起きたー」

 

 「つーか誰もいねえ!じっちゃん!何だこれ!?」

 

 「(ナツが本気になれば・・・もしかして・・・)祭りは始まった!ラクサスはマグノリアの中におる!倒してこんかい!!!」

 

 「おっしゃあああっ!!!」

 

 

 

 ドドドドドドドゴーーーーン!!

 

 

 

 「!!!」

 

 「(わ・・・忘れてたーーーーーーーーーー!ナツ出られないじゃん!!)」

 

 

 

 『~ルール~ 80歳を超える者と石像の出入りを禁止する』

 

 

 

 「何これ?」

 

 「えええええっ!!?」

 

 

 

 オワタ\(^o^)/

 

 

 

 

 

 ――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 「どーなってんじゃあナツ!!お前80歳か!?石像か!?」

 

 「知るか!!何で出れねえんだよぉぉぉ!!」

 

 「・・・バトル・オブ・フェアリーテイル途中経過速報?ん?」

 

 

 

 『ジェットvsドロイvsアルザック・・・勝者アルザック』

 

 

 

 「何じゃこれは!!?」

 

 「何でこいつらが戦ってんだ?」

 

 

 

 『ジェットとドロイ戦闘不能 妖精の尻尾(フェアリーテイル)残り人数81』

 

 『マックスvsウォーレン 勝者ウォーレン』

 

 『クロフvsニギー 相打ちにより両者戦闘不能』

 

 『ワンvsジョイ 勝者ワン』

 

 『ミキィ四人抜き!』

 

 『ワカバvsマカオ戦闘開始』

 

 

 

 「よせ!!やめんかガキども!!」

 

 「街中に術式の罠がはってあるんだ・・・それにかかった皆が戦いを強制されて・・・これがラクサスの言ってたバトル・オブ・フェアリーテイル」

 

 「くうぅ~~~!俺も混ざりてえ!何なんだよ!この見えねえ壁はよ!」

 

 「・・・」

 

 

 

 マスターとナツが言い合ってる間にも人数は半数を切っていた。一時間も立たずにこれか・・・術式は習得しておきたい。これが終わったらフリードに教えてもらおうかな?

 

 

 

 『エバーグリーンvsエルフマン 勝者エバーグリーン エルフマン戦闘不能』

 

 

 

 「まさかエルフマンがやられるなんて・・・」

 

 「ぬぅ・・・グレイはビックスローと戦ってやがる。俺も混ざりてぇ・・・」

 

 「雷神衆が動き出したんだ!」

 

 

 

 『残り人数41』

 

 

 

 「(ラクサス・・・)」

 

 「リーダスがやられた!」

 

 「くうぅ・・・やるなフリード!」

 

 「のんきな事言ってる場合じゃないよ!リーダスは石化を治す薬を取ってくる筈だったんだ」

 

 「治す事ねえよ。どうせハッタリだから」

 

 [ハッタリだと思ってるのか?ナツ]

 

 「!!」

 

 

 

 立体映像か・・・いや、思念体か。

 

 

 

 「ラクサス!」

 

 「思念体だ」

 

 「つーか何でオメーがここにいんだよナツ」

 

 「うっせぇ!出れねえんだ!」

 

 「ラクサス・・・貴様・・・」

 

 「仲間・・・いや、アンタはガキって言い方してたよな?ガキ同士の潰し合いは見るに堪えられんだろう?」

 

 「・・・・・・」

 

 「あ~あ・・・ナツもエルザも参加できねえんじゃ雷神衆に勝てる兵はもう残ってねえよな。降参するか?」

 

 「くぅ・・・」

 

 

 

 俺がまだいますよー?参加人数に入ってないのかなー?自惚れるつもりはないけど結構強い(※憑依元のスペックが強いから)よー?

 

 

 

 「まだグレイがいるよ!」

 

 「!」

 

 「ナツと同じぐらい強いんだ!雷神衆になんか負けるもんか!?」

 

 「俺と同じだ!?アイツが?」

 

 「だってそうじゃん」

 

 「グレイだぁ?ククッ、あんな小僧に期待してんのかヨ」

 

 「グレイを見くびるなよラクサス」

 

 

 

 俺は空気ですかー?みんな無視して酷くないかー?イジメよくないよー?

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
4
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択