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ハイスクールD×D×D 第3章 戦闘校舎のフェニックス 第25話 師匠、召喚します

グランドさん

師匠+α現る

2012-08-07 21:43:14 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:7317   閲覧ユーザー数:7144

第25話 師匠、召喚します

 

Side龍道 総司

 

修行は二日目に入る

二日目の午前中はお勉強Timeなのでリビングに集まっている

なんでもイッセーとアーシアに悪魔の知識を教えるらしい

俺達秘封倶楽部やオカ研のメンバーにとってはもはや常識レベルの事ですんなり入っていたがイッセーとアーシアは「まるで意味が分からんぞ」とまでは行かないがよく分かって無い顔をしていた

そしてある程度勉強した後に木場がイッセーに問題を出していた

 

「僕らの仇敵。神が率いる天使。その天使の最高位の名は?更にそのメンバーは?」

 

天使ねえ、俺は天使と言うと死天使サリエルを思い出すんだけどな

堕天使と多くの場合言われてるけどこの世界ではどっちなんだろうな

やっぱり翼も白かったし天使か?

 

「えっと、『熾天使(セラフ)』だろ。メンバーは………ミカエル、ラファエル、ガブリエル……うーん、ウリエルか」

 

「正解」

 

熾天使と言えばルチフェル、つまり伝説上のルシファーは堕天使でルシファーが天使であった頃は熾天使だったという話を聞いたことあるな

他の世界は兎も角この世界では全然違うけど

 

「次は僕ら悪魔の王、『魔王(サタン)』さま。四大魔王様を答えてもらおうかな」

 

どうしてだろう?その四大魔王が母さんにペコペコ頭を下げる姿が目に浮かぶ

間違いなく実力的には母さん>四大魔王なのは分かってるけどな

サーゼクス・ルシファーだって境界を操って魔力を使えなくすればすぐ終わるだろうしな

 

「おう!任せておけ!いずれ、出世してお会いする予定だ!ばっちり覚えてるぜ!

ルシファーさま、ベルゼブブさま、アスモデウスさま!

そして憧れの女性魔王さまであらせられるレヴィアタンさま!」

 

「正解」

 

「絶対にレヴィアタンさまに会って見せるぜ!」

 

はぁ、あの魔王少女に会いたいのか

 

「止めとけイッセー、壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)ならぬ壊れた夢(ブロークン・ドリーム)になるぞ!」

 

「?」

 

「だからあの魔王少女リリカルレヴィアタンと会うのは止めとけって言ったんだ」

 

「!?まさか行き成りSLBでも撃って来るのか!?」

 

うん、そっちの方がマシだと思うな

 

「……腐ってるんだ」

 

「?」

 

「だから腐ってるんだよレヴィアタンは!腐女子だ!コスプレいつもしてるんだよ!」

 

その瞬間、イッセーの顔は驚愕に包まれた

木場たちは苦笑いをしている

その中で苦笑いをしながらも木場は口を開いた

 

「ショックを受けてる中悪いけど次行くよ

イッセー君が一番苦手な堕天使の幹部を全部言ってもらおうかな」

 

俺は母さん譲りの頭脳のおかげで覚えているが普通は覚えられない

一番名前がややこしいし多いと言うウザさ

ウザいなさすが堕天使うざい

 

「堕天使の中枢組織を『神の子を見張る者(グリゴリ)』と言って、総督がアザゼル、副総督がシェムハゼ。ここまでは完璧だ

で、幹部連中は……。アルマロス……、バラキエル……、タミエル……

あー、えーと、えーと、アレ?べネなんとか、こ、こ、こ、コカイン?」

 

「バーロー!コカインは薬物だ!

ベネムエ、コカビエル、そしてサハリエルだ、アホか!

確かに覚えにくいがその間違いはないだろうが!」

 

「総司くんの言う通りだよ。ちゃんと覚えないと。いちおう、これは基本だから

日本の首相や各大臣、近隣諸国の首相のお名前を覚えておくようなものだよ」

 

普通そんなもん覚えねえよ!日本の首相だけで十分だ!

そう思いはしたが口には出さない。それが俺だ

ところでサハリエルってサリエルと名前似てるけどそこの所どうなんだろう?

後で調べてみるか

俺がそんなことを考えているうちイッセーとアーシアへの説明が行われていた

まあ、話を聞いているととんでもなく汚いと言う事がよーく分かった

有益な神器保持者は仲間にするか神器を奪うかするらしい

有害ならば即処刑。まさに下種の極みだ

 

「汚いなさすが堕天使きたない」

 

イッセーもそんなことを言っていた

何処かのブロントさんみたいだな

そうして説明がされて行く内に今度はアーシアが前に立ち授業を始めた

 

「コホン。では、僭越ながら私、アーシア・アルジェントが悪魔祓い(エクソシスト)の基本を教えます」

 

イッセーがそれに対してバチバチと拍手を送るとアーシアは顔を赤くする

緊張してるな、大丈夫か?そんな状況で

 

「え、えっとですね。以前、私が属していたところでは、二種類の悪魔祓いがありました」

 

「二種類?」

 

アーシアはイッセーの質問に答える

俺としては三種類いるような気がするけどな

 

「一つはテレビや映画でも出ている悪魔祓いです

神父さまが聖書の一節を読み、聖水を使い、人々の体に入り込んだ悪魔を追い払う『表』のエクソシストです

そして、『裏』が悪魔の皆さんにとって脅威となっています」

 

「裏には二種類いるな

神(神として死んでるけど)の祝福を受けた教会の悪魔祓いとあのいかれ神父フリード・ヒルゼンみたいなはぐれ悪魔祓いの二種類だ

イッセーに言っておくがフリード・ヒルゼンって言うのは悪魔祓いの中でも最強クラスにいる奴だ

裏の賞金首のA級賞金首だった男だ

あいつほど強いのは滅多にいないからそれだけは分かっておけ」

 

「ええ、確かにそうね

だけどあれ以上の神父も存在するから気を付けなさい」

 

俺とリアス先輩がアーシアの説明に補足を入れる

リアス先輩が言ったあれ以上の神父と言うとデュリオ・ジェズアルドとかか

デュリオ・ジェズアルドは最強のエクソシストだからな

「煌天雷獄(ゼニス・テンペスト)」と言う神滅具を身に宿し原作でハーデスのもとに訪ねた時に全ての死神を凍りつかせるほどの実力の持ち主

そして後の御使い(ブレイブ・セイント)のジョーカーである男

御使い(ブレイブ・セイント)についての事はまた今度考えるとしよう

俺がそんなことを考えているとアーシアはバックから何やらたくさん取り出した

そしてリアス先輩は汚いものを触るような感じで水の入った小瓶を指で摘む

 

「では、聖水や聖書の特徴をお教えします。まずは聖水。悪魔が触れると大変なことになります」

 

「そうね、アーシアも触れちゃダメよ。お肌が大変なことになるわ」

 

そう言えばそうだよな。アーシア位なんとかしてやろうかな

 

「うぅ、そうでした……。私、もう聖水を直に触れられません」

 

「なんとかしてやろうか?」

 

「え?」

 

俺の声を聴いたアーシアがこっちを向いてきた

 

「俺の能力をきちんと話してなかったな

俺の能力は母さん譲りの境界を操る程度の能力だ

この能力を使えば聖水に触れても問題なくなんて簡単にできるしそれどころか聖書も読めるぞ」

 

「はぁ!?インチキ能力も大概にしろ!」

 

イッセーが俺の言葉に対してBFな突っ込みを入れてくる

 

「まあこの能力は神にも匹敵する対処の方法さえない能力と言われてるからインチキであることには間違いないけどな

言っておくが黒歌は悪魔と天使の境界と悪魔と妖怪の境界を弄ってるから聖水も問題ないし聖書も効かないぞ」

 

「確かにそうね、私は天使系のアイテムではダメージ受けないにゃん

とは言っても光の剣で斬られたら普通に受けるぶんのダメージは受けるけどね」

 

とは言ってもそれくらいは微細なものだが

仙術でガードを張れるからそんなに奥に切り込む事なんてできないし

何よりも幻想郷でも上位クラスの実力を持ってる黒歌はそう簡単に攻撃は喰らわないしな

 

「まあとりあえずは悪魔と天使の境界弄っとくよ

この教会を弄るとあくまでも天使系のアイテムが効かなくなったり境界とか神社とか悪魔が入れないところにも入れるようになるから」

 

「本当ですか!?ありがとうございます!」

 

「ただし聖剣とかは通常と同じようにダメージを受けることになる」

 

「聖剣?」

 

俺の言葉にイッセーは疑問顔になりグレモリー眷属……特に木場は嫌な顔をした

 

「本物を見せてやるよ」

 

俺はそういうとスキマからとある剣を取り出す

 

「まさかそれは!?」

 

「これは「偽・勝利の聖剣(エクスカリバー・イミテーション)」だ

俺が作った本来の「勝利の聖剣(エクスカリバー)」の偽物だ

聖書の神ではないが本物の神の力を籠めさせて強力な聖剣にしてある」

 

加奈子と諏訪子から流れていた神力を込めて作ったから嘘ではない

グレモリー眷属が気持ち悪そうな顔をしていたから俺はスキマの中にしまった

 

「何て物創ってるのよ!」

 

「暇だったから前創ったんだ

他にもあるぞ「偽・ゲイ・ボルク」とか「偽・ゲイ・ジャルグ」とか

もはや俺のスキマは英雄王の「王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)」状態だな」

 

Fate世界で実物を見た時にどんな境界のもとで来ているか確認したからしっかり作れた

同じような境界になるようにすれば大体同じものが出来る

それに神力とかを加えてやれば完成という訳だ

 

「お勉強Timeもこれで終了だな

それじゃあちょっと来てくれ」

 

俺の言葉で俺以外のメンバーが不思議そうな顔をしながらも俺に着いてきた

 

そして外に俺たちは出た

 

「さて呼ぶか」

 

俺はスキマの中からオカリナを取り出す

スキマを開くよりこちらの方が燃費がいいんだよね

俺はオカリナで召喚の唄を発動させる

これにリンクさせたのは森のメヌエットだ

ゼルダの伝説時のオカリナで森の神殿にワープするための曲だ

黒歌と出会ったときにも回復の唄を奏でてたっけな

 

「♪♪♪~~♪♪♪~~♪♪♪~~♪♪♪~~♪♪♪♪~~♪~」

 

俺がオカリナを奏で終わると俺の前に4つの魔法陣が現れる

そしてその中から師匠たちとパチュリーが現れる

 

「誰?」

 

誰だか分からないがグレモリー眷属の誰かが呟く

秘封倶楽部のメンバーは何で来てるの?という表情であり4人の方は俺の方を向いている

 

「とりあえず自己紹介してください師匠とパチュリー」

 

「分かったよ、私は魅魔。亡霊をやっているよ」

 

「私はエルシャ・スプレンティード。兵藤 一誠君、あなたの先輩よ」

 

「私は魂魄 妖夢というものです。よろしくお願いします」

 

「私はパチュリー・ノーレッジ。魔法使いよ」

 

そう、俺が呼んだのは魅魔師匠、エルシャ師匠、みょんむ師匠、パチュリーの4人だ

イッセーは不思議そうな顔をしてエルシャ師匠の方を向く

 

「先輩ってどういう事っすか?」

 

それに対してエルシャ師匠は…

 

「私は赤龍帝の先輩よ。そしてこれが今の私の相棒の…」

 

そうエルシャ師匠が言うと腕に赤い籠手が現れる

エルシャ師匠は神埼に作ってもらった赤龍帝の籠手を前に出す

 

『魔赤龍帝のレイクと申します』

 

「「「「!?」」」」

 

グレモリー眷属たちは喋ったレイクに対して驚愕していた

そりゃそうだ。赤龍帝の籠手はイッセーに宿っているはずのものだしな

 

「俺が師匠たちを呼んだ理由はただ一つです

このグレモリー眷属たちを鍛えてほしい、それだけです」

 

「分かってるよ、それじゃあ私はそこの堕天使の力を持っている子を鍛えさせてもらおうか」

 

魅魔師匠がそう言うと朱乃先輩を捕まえて連れ去ってしまう

次にみょんむ師匠が…

 

「私はあなたですねそれでは早速!」

 

と言いながら木場に切りかかる。さすが辻斬り

木場はそれを魔剣創造で作った剣で防ぐが見事に吹っ飛ばされる

 

「朱乃!?裕斗!?」

 

リアス先輩はそれを見て叫び声を上げるが死なないから大丈夫だしな

 

「私はそこの金髪の子?」

 

「そうだなパチュリー、とりあえず身を守る程度の魔法を頼む」

 

俺がそういうとパチュリーはアーシアを連れて遠くへ行く

白音もすでに黒歌と移動したようで消えている。仙術修行だな

 

そしてエルシャ師匠がイッセーに近づいて行き

 

「私はあなたよ一誠君。とりあえずドライグと話せるレベルになってもらわないといけないわね

あなたには一緒に来てもらうわ」

 

そう言うとイッセーを連れて離れていく

 

「あの人たちはどれくらい強いの?」

 

リアス先輩は放心しながらも俺に向けて聞いてくる

俺はそれに対して…

 

「それぞれの専門分野だったら俺以上の実力を持ってますね

エルシャさんは籠手の扱いについては最強クラス

女性最強の赤龍帝の亡霊だから当然と言えば当然ですが

ちなみにあの赤龍帝の籠手は知り合いの創造神が創ったものですよ」

 

「神と知り合い!?」

 

「それから魅魔師匠は魔法の威力だったらピカ一の実力者です

元悪霊で今はとある神社の祟り神的な存在をやってますね」

 

「え!?」

 

「そしてみょんむ師匠は刀の扱いについては知ってる限りでは最強

半分幽霊だから見た目通りの年齢ではないですし

最後にパチュリーは俺の友人で種族魔法使い

人間の魔法使いと言う職業では無く種族として魔法使いだから魔法の扱いには秀でてる」

 

「どんな人間関係なのよ」

 

俺の発言に対してもはや呆れてるような顔をしているリアス先輩

そしてリアス先輩の師匠は俺かな

 

「とりあえずリアス先輩には『王』としての自覚を持ってもらうために催眠を受けてもらいましょう

それが俺からの課題ですよ」

 

「へ?」

 

俺は幻覚を見せる魔法をリアス先輩に向けて放った

 

Sideout

 

Sideリアス・グレモリー

 

「ぐはっ!」

 

!?イッセー!!

そうだ私はライザーとの戦いであと少しの所で勝てる所まで行ったんだ

だけどイッセーがライザーと戦って限界が来て倒れたんだった!

何でこんな時にぼうっと私はしてるのよ!

イッセー!立ち上がらないでよ!もういいのよ

 

「……イッセー、よくやったわ。もういいわ。よくやったわ」

 

私がまだ戦う気力があるなんて関係ない!

これいじょうやらせれば、私はイッセーを失う

そんなことできない

 

「イッセー!泊まりなさい!私の言う事が効けない―――」

 

そこまで言って私は言葉を詰まらせた

当然だ。イッセーは、すでに意識を失っていた

それなのに前に出ようと歩こうとしていた

 

「……あなた、こんなになってまで……」

 

私はその瞬間、投了することを決めた

 

「私の負けよ。投了(リザイン)します」

 

その瞬間、私の目の前が黒くなった

 

 

 

 

 

「ぐはっ!」

 

!?イッセー!!

そうだ私はライザーとの戦いであと少しの所で勝てる所まで行ったんだ

だけどイッセーがライザーと戦って限界が来て倒れたんだった!

何でこんな時にぼうっと私はしてるのよ!

イッセー!立ち上がらないでよ!もういいのよ

 

「……イッセー、よくやったわ。もういいわ。よくやったわ」

 

私がまだ戦う気力があるなんて関係ない!

これいじょうやらせれば、私はイッセーを失う

そんなことできない

 

「イッセー!泊まりなさい!私の言う事が聞けない―――」

 

そこまで言って私は言葉を詰まらせた

当然だ。イッセーは、すでに意識を失っていた

それなのに前に出ようと歩こうとしていた

 

「……あなた、こんなになってまで……」

 

私はその瞬間、投了することを決めた

 

「私の負けよ。投了(リザイン)します」

 

その瞬間、私の目の前が黒くなった

 

Sideout

 

Side龍道 総司

 

「さていつになったら正しい答えにたどり着けるかな?」

 

俺がかけた幻覚は原作でのライザー戦を再現した幻覚だ

これで正しい答えにたどり着くまで∞ループでそれを繰り返すもの

GXに出てきたダークネス擬きだな

ちなみにこの幻覚で俺が設定した正しい答えは下僕たちの意思を受けてライザーに立ち向かうだ

俺の幻覚ではリアス先輩が勝てるレベルにライザーの強さを設定している

そんなことも見極められないんじゃ王としては失格だ

大局を見る力、それこそが俺が思う王としての資質だ

それを高めるための修業がこれだ

元々リアス先輩の潜在能力の高さは大きい

しかしあまりにも下僕を大事にしすぎているところが俺には見える

 

「他の奴らもきちんと修行しているようだな」

 

俺が封印結界を張ってるから問題ないがかなり高いレベルでの戦闘をやったりしている

パチュリーは兎も角実践一番な修行をさせる人が多いから当然だが

 

Sideout

 


 
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