No.465736

魔法少女リリカルなのは DevilStrikerS ー目覚めー

DevilStrikerさん

三話目です。ではどうぞ

2012-08-05 23:18:41 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:3496   閲覧ユーザー数:3410

少年は夢を見ていた。故郷である村での暮らし…

 

自分を暖かい目で見守ってくれた村の人たち…

 

そして大好きだった両親…

 

だがあの時、全てを壊された。

 

 

 

 

 

 

ーーーあの悪夢によって…ーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ん」

 

少年は目を覚ました。それからここはどこだとばかり周りを見る。

 

「あっ、起きたのね。良かった~」

 

するとシャマルがそう言いながら部屋に入ってきた。

 

「……ここはどこですか…俺は一体」

 

少年はとりあえず聞いてみる。

 

「ここは機動六課っていう特殊部隊よ。そしてあなたは私たちの部隊の人たちが行ってた調査任務の途中で見つけて保護したのよ。後、私の名前はシャマル。気軽に呼んでね♪」

 

「俺は…バルダです」

 

互いに自己紹介を済ませたら、

 

「お、やっと目ぇさめたか?」

 

「良かった~目を覚ましてくれて」

 

ちょうどよくヴィータとなのはがやって来た。二人とも心配していたのかどこかホッとした様子だ。

 

「もう大丈夫なの?」

 

優しく微笑みながら確認を取るなのは。

 

「まあ、大丈夫です」

 

ぎこちなく返事をするバルダ。

 

「起きたのなら早速、はやてに会ってもらうぞ」

 

「はやて?」

 

状況がよくわかってないらしく首を傾げる。

 

「この部隊の部隊長だよ」

 

ヴィータはそう言うなりそそくさと出て行った。

 

「それじゃ、私は部屋の外で待ってるからそこにある着替えを着たら出てきてね」

 

なのははバルダのそばにある着替えを指差して出て行った。

最も、着替えと言っても機動六課の制服なのだが。

 

「………」

 

少年は少し間困惑していたが、なのは達を待たせるのは良くないと思い…すぐさま着替え始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――数分後――――

 

 

 

 

「わぁ、よく似合ってるね」

 

なのはは思った感想を述べる。

 

「そうですか?」

 

バルダは不思議そうに六課の制服を見る。なのははそんなバルダをクスクスと笑った。

 

「ふふ、じゃあ行こっか」

 

「はい」

 

そうして二人ははやてのいる部隊長室に向かった 。

 

 

 

 

「ここがはやてちゃんがいる部隊長室だよ」

 

なのはとバルダははやてのいる部隊長室の前にいた。なのはが扉をコンコンと叩くと

 

「どうぞ」

 

愛想良く聞こえる女性の声がした。

 

「失礼します」

 

部屋に入ると、そこにはこの部隊の主であろう茶髪のショートヘアーに×の髪飾りを付けた女性と金髪でロングヘアーの女性がいた。中でも目を疑ったのは、小さな机にまた小さな妖精(?)がいたことだ。バルダが戸惑っていると

 

「どうかしたの?」

 

と、なのはが怪訝そうにこちらを見ている。

 

「えと…あれ、妖精?」

 

つい言葉に出てしまった。すると妖精(?)が不機嫌そうに

 

「リインは妖精ではないです!!ユニゾンデバイスです!!」

 

と、頬を膨らまして小さな体で訴えた。そんなリインをまあまあと宥めるなのは達。

 

「さてと、自己紹介がまだやったね。私はこの機動六課で部隊長をやっている、八神はやてです」

 

「私は機動六課スターズ分隊隊長で戦技教導官の高町なのはです」

 

「同じく機動六課でライトニング分隊隊長又は執務官をやっています。フェイト・テスタロッサ・ハラオウンです」

 

「そして私は機動六課ではやてちゃんの補佐をやっているリインフォースⅡ(ツヴァイ)です。リインと呼んでくださいね♪」

 

「バルダです。宜しくお願いします」

 

互いに自己紹介をした後はやては何故火事が起こり、バルダ以外の人間はいなかったのかを聞いた。 その瞬間バルダの表情が暗くなったので

 

「別に今、無理して話さんでええよ?」

 

と慌てて言った。しかし バルダは暗い表情のままだが

 

「いえ、話します。あの時のことを……………でも」

 

「「?」」

 

何かを決心した様子のバルダ。

 

「これからする話を信じてくれますか?」

 

目に強い意志を秘めているバルダの言葉になのは達はある決心をした。

 

 

 

ーーーーこの子の力になってあげよう、と…ーーーー

 

 

 

 

そして、覚悟を決めたなのは達は

 

「いいよ、話して」

 

と、言った。 なのは達の了承を得て頷いたバルダは自分の覚えている事を話し始めた。

 

 

 

 

あの時起こった悪夢の話を…

 

 


 
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