No.463632 IS 二性の転生者は天才の義妹 六話ユウさん 2012-08-02 00:23:11 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:1957 閲覧ユーザー数:1871 |
時は流れ二年生になりました。
一年間で優斗君とも仲良くなり、四人で遊ぶこともしばしば。
もちろん、ISの事もがんばってますよ。
で、今は一時間目の前にある学活中であります。
「今日は、転校生を紹介します」
転校生が来るということで、クラスが騒がしくなりました。
「では、入ってください」
先生の言葉とともに、転校生が入ってくるとクラスがいっそう騒がしくなりました。
理由は転校生の容姿。一言で言うなら、某シャーロック・ホームズ四世のロリっ子ちゃん。
雰囲気的にはツンデレ属性ではないだろう。
え?小学生がなんでそんな言葉知ってるかって?
簡単だよ。私がこの世界に来てそっち系の趣味に目覚めたからさ。
おっと、自己紹介が始まる。これ聞き忘れて、話しかけられた時名前知らないとか、失礼だからね。
「転校生の夜長桃華(よなが ももか)です。よろしくお願いします」
転校生こと、夜長さんはきちんと一礼して席につきました。
なんとも礼儀正しい子だ。
「では、授業を始めます」
はぁ、またつまらない授業が始まります。
ポッパー
休み時間
「ねえ、君どこ生まれ?」
「え、あ、」
「どんなことが好き?」
「あ、えーと」
「アリアたん、ハアハア」
「ひっ!」
休み時間になるとクラスの人たちは、一斉に夜長さんに質問しています。
てか最後の人は質問じゃないでしょう。そして、私と同類がいたんだね。
「ああいうのって、バカだよね。一人一人言わなきゃわかんないのに」
「そうだね。まあ、みんな、珍しい転校生のせいで興奮してるんでしょう」
まあどうでもいいや。
「そういえば今日はどうするの?みんな暇かな?」
うーん、今日は剣道の稽古もないし、暇だな。
「じゃあ、一夏の家でも行く?」
「いいぜ、じゃあ俺んちな」
「OK、じゃあ明日は休日だし、一夏の家に泊まろっかな」
千冬さんの部屋も、そろそろ掃除しなきゃいけないしね。
「いいぜ、じゃあ、料理おしえてくれ」
「うん。いいよ」
なに作ろうかな。
あ、ちなみにこの数年で、ある程度料理は出来るようになりました。
なので、たまに一夏君に料理を教えてます。なんでも、「少しでも、千冬姉を楽にしてやるんだ」、だそうです。
流石シスコン。でも本音は、「千冬姉の料理なんて、毎日食ってたら、体が持たない」、とかだろうな。
「じゃあ材料買っとくね」
「ああ」
「箒ちゃんも泊まる?」
「うん」
「優斗君は?」
「僕は明日は予定があるから、遊んだら帰るよ」
よし、決まったね。夜が楽しみだ。
あ、今日の分のアニメ録画しとかなきゃ。
1ヶ月後
「おい、外人なんか言えよ」
「おい、男女~。今日は木刀持ってないのかよ」
「日本人です」
「……竹刀だ」
「へっへ。お前みたいな男女には武器がお似合いだよな~」
「……」
「お前目と髪の色変だもんな~」
「しゃべり方変だもんな」
あ~あ、またやってるよあいつら。
私の箒ちゃんをいじめやがって、ぶち殺しますよ(精神的に)。
てか、目の色ならわたしも一緒だろってーの。
まあ、言ってきても、泣かすから無駄だろうな。
「やーい外人」
「やーいやーい男女ー」
あーうっざいなー、掃除してんのに邪魔だな~。
「…うっせいなぁ。テメーら暇なら帰れよ。それか手伝えよ。ああ?」
「そうだよ、カスが、カスはとっとと消えろ」
一夏君も怒っている様だ。まあ私も限界寸前だけど。
「なんだよ織斑お前こいつの味方かよ」
「へっへっ、この男女が好きなのか?」
「お前も外人のくせになめんなよ」
「頭がちょっといいからって調子にのんなよ」
はぁ、本当こういうバカは嫌いだ。
て言うかテメーらとわたしの頭脳は、月とスッポンぐらいの差があるだろが。
「邪魔なんだよ、掃除の邪魔、どっか行けよ、うぜぇ」
「そうだよ、どっか行け、もしくは塵となってゴミ箱に消えろ」
「へっ、真面目に掃除なんかしてよー、バッカじゃねーの―おわっ!?」
「外人のテメーが死ね―うお!?」
いきなり箒ちゃんと桃華ちゃんが男子の胸ぐらを掴みました。
箒ちゃんは一夏君が好きだから怒っているんだろうけど、夜長さんは何で怒ってるんだろう。
まさかわたしのため!?そうだったら嬉しいな。
「真面目にすることの何がバカだ?お前らのような輩よりは、はるかにましだ」
「私たちは外人じゃない、あなた達が消えて」
「な、なんだよ……何ムキになってんだよ。離せよ」
「ざけてんじゃねえよ、離せよ」
あーあ、男子二人がもがいています。箒ちゃんをバカにするのがいけないんだよ。そして夜長さんは力強いな。
「あー、やっぱりそうなんだぜー。こいつら夫婦なんだよ。知ってるんだぜ俺、お前ら朝からイチャイチャしてるだろ」
「こいつら、女のくせに女が好きなんだぜ。こいつ、この前男女に抱きついてたぜ」
「外人なんて授業中ずっと篠ノ之のこと見つめてたぜ」
うわっー、バッカだな~、女が好きって確かに男よりは好きだけど、妹に抱きついて何が悪いんだよ。て言うか桃華ちゃんがわたしを見てたって私に気でもあるのかな?
「だよな~。このなんか、こいつリボンしてたもんな!男女のくせによー。笑っちま――ぶごっ!?」
「外人どもは国に帰れ――くべっ!?」
マジでキレました。
コイツら殺っちゃっていいよね。
「笑う?何が面白かったって?あいつがリボンしてたらおかしいかよ。すげえ似合ってただろうが。ああ?なんとか言えよボケナス」
「外人じゃねえって言ってんだよ、下種。大体髪がピンクだから、目の色がおかしいから外人って、二次元の子たちを侮辱してんのか、ゴミ屑」
「お、お前らっ!!先生に言うからな!」
「勝手に言えよクソ野郎。その前にお前らは全員ぶん殴る」
「面白い、言えるなら言えよ。まあ生きてるかわかんないけどね。さて、どうやって遊ぼうかな?」
やっばい、面白いわ、ははは。
10分ぐらいしてから先生達が来ました。
一夏は三人に圧勝、わたしは三人を半殺しにしました。
そのうち二人は骨折したそうです。
そのせいでわたしは一週間謹慎処分です。
まあお姉ちゃんのおかげでそれだけですみました。
処分明け
「ごめんなさい、私のせいで」
「いいよ、だいたい私が怒って殺った(漢字間違いではない)だけだし」
「で、でも……」
あー、めんどくさいなぁ。
「じゃあ友達になってよ。それでいいから」
「えっ!?」
「友達は助けるのが普通でしょ?」
「うん」
「よろしくね。夜長さん」
「桃華」
「ん?」
「桃華でいい」
「うん。じゃあ、私も結歌でいいいいよ」
「うん。よろしく、結歌ちゃん」
こうして私は桃華ちゃんと友達になったのであった。
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