No.463250

外史テイルズオブエクシリア 闇の魂を持つ者の旅路の記録 第32話

BLACKさん

この作品は別の人の影響で作った作品であり、作者(BLACK)のオリジナルキャラ「秋山総司郎」を第3主人公として、テイルズオブエクシリアの世界に来たらで書かれました。

秋山総司郎が今まで出てきた作品一覧(作品検索)。

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2012-08-01 06:41:12 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:1433   閲覧ユーザー数:1421

 

 

第32話  ジュードの血

 

 

 

 

 

秋山の力により、リーゼ・マクシアのル・ロンドに戻ったジュード達。

 

「ここってル・ロンド?」

「ジュード、一応親父さんと会っておいた方がいいだろ」

「どうして?」

「決戦前にちょっとした不和を直しとけよ」

「…………」

 

ジュード達が治療院の前へとやって来ると何やら人が大勢いて、騒いでいた。

 

「みんな落ち着いて! 冷静に対処しましょう」

 

エリンが慌てている人達を見て、なだめていた。

 

「母さん、どうしたの!?」

 

ジュードが声をかける。

 

「ああ、ジュード! 鉱山で落盤事故があったの」

「落盤!? 鉱山は閉山になったんじゃ……?」

 

鉱山というのは以前に精霊の化石を取りに行き、巨大な魔物と戦ったフェンデル鉱山のことである。

 

「最近、新しい鉱山が見つかる可能性が出て、調査を始めたんだ」

「調査ということは、事故の被害は少数なのか?」

「あ、ああ。鉱脈調査の鉱員が一人と……」

 

エリンは顔をうつむかせる。

 

「……案内役のお父さんが」

「大先生が……!? ど、どうしよう、ジュード……」

 

レイアも慌てだす。

 

「もちろん助ける! 人手を集めて鉱山に向かおうとしてたところだ」

「待ってください! 状況がわからないのに、大勢で鉱山に入ったら二次災害が起こるよ!」

「マティス先生には、みんな世話になってる! 危険は承知の上だ!」

 

街の一人がそんなことを言うと……。

 

「父さんが治した体を粗末にしないでください!」

「うっ…………」

「まず、僕たちが状況を確認してきます。大丈夫、鉱山の奥まで潜ったことがあるんです」

「ジュードの判断が正しい。ここは私たちに任せてくれ」

「わかったわ。気をつけるのよ、ジュード」

 

そしてジュード達も行くことになるのだが、大勢で行くのもどうかと思ったので、行くのはジュード、ミラ、レイア、秋山の四人になった。

 

 

フェンデル鉱山に入った四人。

 

「ここにはいないみたいだね」

「そんな最初のところだったら、自力で脱出できてるって……」

 

ジュード達は自分達が進むときに使った道を見てみると、足跡があることに気づいた。

 

「僕たちの足跡じゃない」

「…………」

 

ミラがノームに聞く。

 

「どうやら、ここをジュードの父親たちが通ったようだ」

「じゃあこの先に大先生たちが……」

「そのようだ。魂を感じる。まだ生きてる。いくぞ」

 

ジュード達は進んでいく。

そして進んでいくと倒れているディラックと鉱員がいた。

 

「父さん!」

 

ジュードがディラックに駆け寄る。

 

「うう、ジュード……か?」

「目をやられたのか?」

「大したことはない。落盤の粉塵で一時的にやられただけだ」

「私よりも、鉱員を頼む……」

「意識がないよ! 岩で頭を打ったみたい」

 

ジュードが鉱員を診る。

 

「動かしちゃダメだ! ……脳内出血してる」

 

ミラは再びノームに聞く。

 

「落盤自体は大規模なものではないな。これ以上は崩れないと、ノームが言っている」

「よし、なら、俺がちゃっちゃっと治して……」

 

そこに魔物達がやって来る。

 

「あーあ、俺に治させる気はないな。

俺がこいつらの相手するから、さっさとしな」

 

秋山が魔物の注意を自分にひかせる。

 

「……レイアは、ル・ロンドに戻って鉱員さんを受け入れる手配をして」

「ジュードはどうするの?」

「治癒功で鉱員さんを応急処置する。このまま動かしたら危ない」

「治癒功で脳内出血の手当をするだと? 出血箇所を見誤れば、即命取りだぞ!?」

「わかってる。けど、やらなきゃ」

「くっ、私の目が見えれば……」

「大丈夫。僕が判断するよ」

「ジュード……お前……」

「ここはジュードに任せよう。レイアは、急いで街へ」

「うん!」

「さぁ、始めるよ」

「さっさとしてくれ」

 

秋山は魔物と思いっきり戦っている。

ちなみにきちんと二次災害を起こさないように静かに戦っていたりする。

ジュードは鉱員を応急処置、応急処置を終え、ジュードはミラと秋山の力を借りてディラックと鉱員をル・ロンドまで運んだ。

ジュード達が治療院に戻ってから、数時間が経つ。

 

「鉱員さんの容態、落ち着いたわ」

「うむ……私の視力も、なんとか戻ったようだ」

「はぁ……一時はどうなるかと思ったよ」

「鉱員さん、お礼を言っていたわ。よくやったわね、ジュード」

「ううん。特別なことはしてないよ」

 

ディラックは背を向ける。

 

「お前たちは、やらねばならないことがあるのだろう? さっさと行くがいい」

「冷たいなー、大先生」

「またしばらくジュードを借りるぞ」

「私に断る必要はない。そいつは、もう一人前だ」

 

ディラックは少し間をおいて、ジュードにこういった。

 

「ジュード、お前の判断は的確だったぞ」

「父さん……行ってきます!」

 

ジュードはようやく父親に認められた気がして、出て行った。

ジュードがいなくなってから……。

 

「あの子……変わったわね」

「なに、当たり前のことが、できるようになっただけだ」

「あなた、ジュードが初めてしゃべった時も、初めて歩いた時も同じこと言ったわね。

……同じくらい嬉しそうな顔で」

「当たり前だろう。子どもの成長が嬉しくない親がいるか」

 

そんな夫婦の会話をしていることをジュード達は知らないのだった。

 

 

ジュード達が用事を済ませている間に他のみんなはレイアの家の宿屋にいた。

 

「よう、遅かったな」

「色々あってな」

 

アルヴィンが最初に出迎えてくれた。

 

「……レイア、どうした?」

 

レイアがミラの後ろに隠れていた。

 

「お母さんは……」

「私がどうしたって?」

「ひぃ!」

 

レイアの後ろにソニアが立っていた。

 

「お、お母さん……」

「大先生から聞いたわよ。レイアー!」

「ご、ごめんなさい!」

 

レイアは一生懸命に謝る。

 

「勝手に行ってごめんなさい! でもわたし……」

「……いいのよ、言伝がなかったら怒ってたけど、今回は大目に見るわ」

「え?」

「なんていうと思ってる?」

「ひいいいいいいい!!」

 

しばらく、レイアはソニアのお説教を聞くことになった。

それから1時間くらい経って、ようやくレイアは解放された。

 

「レイア、大変だったわね」

「ものすごい声だったよー」

「あははは、あれで済んだのが奇跡なくらいだよ」

「そんなに怖いんですか? レイアのお母さん」

「うん。とってもね……」

「……くんくん」

「ミラ?」

「とてもいい匂いがする」

「本当です」

 

ミラとエリーゼの観た先にはいつの間にか鳥の丸焼きが置いてあった。

 

「じゅるる……なんと見事な丸焼きだ……」

「おいしそうです……」

 

ミラとエリーゼは思わずよだれが出てしまう。

 

「見ているだけで唾液が……じゅる……分泌されてしまう」

「はしたないわよ、エリー」

 

ドロッセルがエリーゼの口をハンカチで拭く。

 

「ごめんなさい、ドロッセル」

「食べちゃダメだよ、ミラ、エリーゼ。きっと誰かの誕生日のお祝いだから」

「誕生日のお祝い?」

「そ。ル・ロンドでは、ウチのチキンで誕生日を祝うのが定番なんです」

「チキンの中にはピラフが詰まっててね。肉汁と絡んで、ほんと美味しいんだ」

「まあ、それはおいしそうね」

「じゅるるる……いかん、唾液に溺れそうだ」

(溺れて溺死しろってか?)

 

秋山はこっそり笑った。

 

「どうした?」

 

笑う秋山に声をかけるアルヴィン。

 

「別に……」

「ル・ロンドの人にとって特別なご馳走なのですね」

「ジュードも、誕生日にこのチキンを食べたのだな」

「うん……ずっと昔は、ね」

「ずっと昔は……?」

「最近は、ずっとイル・ファンだったし。

その前は、焼きあがったチキンを届けようとしたレイアが三年連続、途中で転んで落としちゃったから……」

「三年連続で……」

「なんともったいない!」

「ひどいです、レイア!」

「そうだ、そうだー!」

 

エリーゼとティポに責められてしまう。

 

「わ、わざとじゃないよ!

転ばないように気をつけるほど、なぜか転んじゃうんだよ!」

「何それ。因果の逆転使いか?」

「ううむ、レイアさんらしい……」

「ごめん……ジュードの喜ぶ顔を見たくて運んだんだけど……」

「わかってるよ。毎年、レイアが一番僕の誕生日をお祝いしてくれたからね」

「ジュード……」

「今年の誕生日は、みんなで一緒にチキンを食べたいね」

「うん! お父さんに特別美味しいのを頼んでおくね!」

「それは楽しみ……」

「じゅる……そうだな。この唾液は、その時までとっておくことにしよう」

「そうですね……」

「もう、ミラにエリーったら…………」

 

二人の食いしん坊ぶりにやれやれと思うドロッセルだった。

 

 

レイアはメモがないとして置いてきたと思う治療院に戻ろうと言い出し、ジュード達はまた治療院に行く。

するとそこには二人の小さい兄妹が治療院を訪れており、妹がディラックの診察を受けていた。

 

「どうなんですか、先生! 妹は、歩けるようになりますよね?」

「落ち着け、ソラン。結論から言うと、手術すればマァムは歩けるようになる」

「ほんとう?」

「よかったなぁ! マァム」

「問題は手術の後だ。数節に渡るつらいリハビリが必要となる」

「いたいの……?」

「大人でも泣き出すほどだ」

「話が違うじゃないか!」

 

ソランが食い掛かる。

 

「ル・ロンドのマティス先生は、機械で歩けるようにしてくれるって聞いたのに」

「……誰に聞いたか知らないが、そんな便利なものはない」

「大丈夫! リハビリなんて乗り越えらえるよ」

 

レイアが励ます。

 

「あたしも子どもの頃大ケガしたけど、この先生にリハビリしてもらったの」

「お姉ちゃんも?」

「うん。おかげで今はこんなに元気!」

「ほんと無駄に元気だよ」

 

アルヴィンが呆れながら言う。

 

「以前、レイアが話してくれた。大変なリハビリだったそうだな」

「うん。だから、自分と似た子を放っておけないんだよ」

「レイアのケガの原因を知っているか?」

「よくは……」

(レイアが黒匣(ジン)の暴発だと言っていたが……)

 

実はミラはワイバーンでイル・ファンに着く前、カラハ・シャールでワイバーンの回復を待つ時にレイアに昔の大ケガを聞いた。

そしてその原因が黒匣(ジン)の暴発だと聞いたのだ。

 

「本当につらいリハビリだったんだよ。でも、レイアはがんばったんだ」

「レイアは君のおかげと……はっ!」

 

ミラはこの時、レイアと約束してジュードの前では言ってはいけないことを思い出す。

 

「え?」

「……なんでもない。女同士の秘密だ」

 

ミラは秘密を守ろうとする。

 

「先生を信じて、がんばるんだよ。目つきは悪いけど、名医だから」

「…………」

「目つきのことは余計じゃろ」

 

秋山がツッコミを入れる。

 

「ジュード、今日はもう遅いから休んで行け。母さんも喜ぶ」

「うん」

 

そしてジュードはその日、家で休むことにした。

その日の夜のことである。

 

「そうか。昼間の子どもたちはアレを求めてきたのか」

 

ソランはディラックとウォーロックの会話を聞いていた。

 

「で、どうするんだい?」

「どうもこうもない。アレはバイカール廃坑に廃棄した。

二度とあんな悲劇を起こしてたまるか……」

「大先生のせいじゃない。むしろ助けてもらった恩人だよ……」

「バイカール廃坑に廃棄……」

「バイカール廃坑?」

 

ソランのさらに後ろにいたジュード。

 

「な、なんでもないよ」

 

ソランはごまかした。

そして次の日になる。

ジュード達が治療院を出てみると、ディラックとエリンが外に出て、何かを話していた。

 

「どうしたの?」

「朝からソランの姿が見えないんだ」

「妹を一人にするような子じゃないのに捜してみましょう」

 

ディラックとエリンは捜しに出てってしまう。

それからしばらくして、ジュードはある可能性に思い当たる。

 

「もしかして……」

「心当たりが?」

「あの子、昨日バイカール廃坑がどうとか言ってたんだ」

「バイカール廃坑!? あそこは今、魔物の巣だよ!」

 

レイアがとんでもない事実を言う。

 

「ほんとに行ったのか!?」

「わからない。けど万が一でも放っておけないよ」

「ならば行きましょう」

「レイア、案内してくれ」

「わかった」

 

レイアの案内の元、一同はバイカール廃坑へと向かう。

 

 

一同はバイカール廃坑についた。

そこには強い魔物がうじゃうじゃといた。

 

「こんなにも魔物が……」

「邪魔するなら、破壊! 破壊!」

 

秋山が機械的なことを言いだしながら、魔物達をことごとく倒していく。

 

「ソラン、どこーーーー!?」

 

皆が一生懸命探す。

 

「秋山、わかるか?」

「わかるぞ。……あっちだ」

 

秋山を先頭にソランを捜す。

そして一同はソランを見つけ出す。

 

「いた、ソランだ!」

「やっと見つけた。これが先生が隠した機械だな。これがあればマァムは、すぐに歩けるように……」

「む……あれは?」

 

ソランの見つけたカバンには何やら小さい箱が置いてあった。

 

「それに触っちゃダメ!」

 

レイアが触らないように注意する。

 

「な、なんでだよ? これは……」

「早くこっちに! 黒匣(ジン)が暴発する!」

 

レイアに言われて、ソランはレイア達のところに走る。

 

「このままじゃ危ねえ!」

 

秋山がカバンとカバンに付いた箱を手に取り、皆から離れるために走った。

秋山が離れてすぐに黒匣(ジン)が暴発し、爆発した。

 

『秋山(さん)!』

 

秋山は血まみれであったが、何事もなかったかのように平然と歩いて帰って来た。

 

「大丈夫か、その怪我?」

「大丈夫だ」

 

秋山は手をさするようにして空を切ると、秋山自身の体は元に戻る。

血もきちんとなくなっていた。

 

「そんな……」

「俺じゃなかったら、ただじゃ済まなかったぞ」

「よく気付いたな、レイア」

「……事故のこと思い出したから。わたしがケガしたのは……大先生の部屋にしまってあった黒匣(ジン)を勝手にいじったせいだったんだ」

「黒匣(ジン)の暴発で!? なんで父さんがそんな物を……? まさか父さんは……」

 

ジュードがアルヴィンを見る。

 

「……俺の口からは言えないな。直接ディラックに聞いてくれ」

「そんじゃ、戻りますか」

 

一同はソランを連れて、治療院に戻った。

そしてディラックの前に皆が詰め寄った。

 

「バイカール廃坑に黒匣(ジン)を隠したのは父さんだね?

なぜ父さんが黒匣(ジン)を持っていたの?」

「…………すまない、二人は少し出ていってくれないか?」

「う、うん」

 

ソランはマァムを連れて、一時部屋を出た。

 

「父さん?」

「……私が、二十年前、リーゼ・マクシアに迷い込んだエレンピオス人だからだ」

「ディラックは、俺と同じくジルニトラに乗ってたんだ」

「リーゼ・マクシアを彷徨った私は、エリンと出会い、この世界で生きる決意をしたのだ」

「ジュードは……」

「リーゼ・マクシア人とエレンピオス人のハーフということになる」

「えーーーー! そうだったのーーー!?」

 

ティポは驚く。

 

「ジュードさんがリーゼ・マクシア人とエレンピオス人のハーフだったとは……」

「ショック……だよな」

「うーん、それほどでもないかも?」

 

ジュードは思ったより冷静だった。

 

「ありゃ、そんなリアクション!?」

 

動揺するかと思っていたアルヴィンは驚いた。

 

「バランさんのいる家で黒匣(ジン)を付けてたおばあさんとその孫の子に会ったんだよ」

「確か、その時、マティス先生と言ってたな」

「あれって大先生のことだったんだ」

「そう思ってね……」

「気づいてたって事か」

 

ジュードがあまりショックを受けなかった理由にアルヴィンは納得する。

 

「医療ジンテクスも黒匣(ジン)なのか?」

「似て非なる物だ。装着している霊力野(ゲート)が発するマナで動くよう改造してある。

精霊を消費しないが、その代わり……」

「使いこなすのが困難、というわけか」

「私は、リーゼ・マクシアに来て、初めて黒匣(ジン)が精霊を消滅する物だと知った。

真実を知った以上、黒匣(ジン)を使うことはできない」

「なるほど、それでミラやミュゼが見つけられなかったのか。

ミュゼに見つかっていたら、どうなっていたことやら……」

「でも、父さん。僕たち可能性を見つけたんだ。

源霊匣(オリジン)を生み出せば、黒匣(ジン)で精霊を消されることはなくなるんだよ」

「源霊匣(オリジン)……?」

 

ジュードはディラックに源霊匣(オリジン)のことを説明した。

 

「……なるほど、源霊匣(オリジン)が普及すれば、黒匣(ジン)の欠点は解消できる。

だが、それにはリーゼ・マクシアとエレンピオス。両世界が理解し合わなくてはならない。

相当な努力と時間が必要だろう。リハビリの苦痛。理解を得るための努力。

難しいのはどちらもだ。何かをなすには、必ずそれに見合う代償が必要となる。

どんな世界であろうと変わらないことだ」

「…………」

「頑張ろう、ジュード」

「うん」

 

ジュードは自分の出生を知り、さらに源霊匣(オリジン)のことについて理解してもらおうと努力する決意を固めるのだった。

ちなみにマァムの足は秋山が秘孔を突いたおかげで、リハビリは必要だが、予定よりも早く治るようにした。


 
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