No.462877

転生先は魔法少女リリカルなのは……何だそれ?

7-11店員さん

第二十一話…信じられへんもんは信じられへんのや!!

2012-07-31 16:50:22 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:31621   閲覧ユーザー数:27762

何処ぞの神かどうか疑いたくなる奴のせいで、寝起きの気分は最悪だ…

 

「6時か、飯にはまだ早すぎだな…走るか」

 

俺は眠気は無いので、軽く走って筋トレをする事にした

 

~3時間後~

 

2時間のランニングと1時間の筋トレをして、朝飯を食べる

 

「龍」

 

「ベスター、彩羽はどうした?」

 

「まだ寝ている、あんなに遅くまで起きていたのだ、昼過ぎまで寝ていそうだ」

 

「そうか……ベスター少し出掛ける、飯は冷蔵庫に入れておくから、彩羽が起きたら食べさせてやってくれ」

 

「解った、因みに何処に行くのだ」

 

「翠屋だ」

 

そして飯を食べ終えて、服を着替え出掛ける…手伝うのは日曜日と言ったが、ぶっつけ本番は多少不安だ…一通り知っとかないとな

 

~翠屋~

 

カラン♪カラン♪

 

「すいません、まだ営業は…あら?龍君どうしたの?」

 

「おはようございます桃子さん、日曜日に手伝うと言ったのですが、事前に色々と知っときたくて」

 

「そう言う事なら解ったわ、よろしくね」

 

「はい」

 

納得した桃子さんから、エプロンを借り色々と教えて貰う

 

「まぁこんな所よ、他に聞きたい事有る?」

 

「桃子さん、正直俺は接客はしたくないんで、裏方中心でお願いします」

 

「どうしてかしら?」

 

いやどうしてって……

 

「こんな厳つい面した奴が接客してたら、客が来ませんよ?」

 

「う~~ん…私はそうは思わないわよ?龍君はカッコイイし頼り概が有りそうだわ」

 

「…変わってますね」

 

カッコイイ??頼り概が有る?…俺が?厳つい・自分勝手の間違いでしょ

 

「取りあえず裏方が良いんでお願いします」

 

「解ったわ…じゃあ先ずは開店まで後30分程有るから、料理がどれくらい出来るか見せて頂戴」

 

「料理っすか、まぁそこそこ出来るつもりですが……期待しないで下さい」

 

そして俺は厨房に入る…因みに士郎さんは小学生のサッカーチームの指導で昼前には来るらしい、恭也さんは彼女と出掛けているらしい…彼女居たのか、あの人……美由希さんは多分アルバイトの人達…と机を拭いている、後で挨拶しねぇと…高町は誕生日なので夕方まで友達と出掛けているとの事だ…恐らくハラオウン、月村、バニングスと………思い出せねぇが関西弁の奴だろ……まぁ俺には関係無いがな

 

~ベスター視点~

 

龍の奴が翠屋?だったか?に行ってから2時間程たった、俺は食事をして日課の掃除・洗濯等々を終えて新聞を読んでいる……むっ!タイガースは好調の様だ、ライオンズはもう少し頑張って欲しいな、いつかこの2チームでクライマックスを戦って欲しいものだ

 

「…お兄~ちゃ~…ベスタ~…」

 

「彩羽、起きたのか?」

 

「…ぅん、いろはぁ起きたぁ~…」

 

「では、顔を洗いに行くか」

 

「ぅん……行くぉ~…ベスタ~」

 

彩羽は俺に乗り洗面所の方を指差す…これをやり始めて、もう3ヵ月以上経つのか…

 

「洗ったよぉ!ベスター」

 

「では食事にするか」

 

俺と彩羽は再びリビングに戻る

 

「ベスター、お兄ちゃは~?」

 

「龍なら出掛けている」

 

「何処にぃ~?」

 

龍が居ない事に気付き、俺に聞いてくる彩羽…龍は確か

 

「翠屋と言う所に行ったぞ」

 

「!!!…むぅ~~」

 

龍の向かった場所を言うと彩羽は急に唸る…一体

 

「どうした?彩「ズルい!」は?」

 

「お兄ちゃ!!ズルい!いろはも、いろはも翠屋行きたかった!」

 

「いや彩羽は寝て「ズルい!ズルい!ズルい!ズルい!ズルい!ズルい!ズルい!ズルい!」……」

 

こうなった彩羽を止めるのは至難の技だ……どうするか…

 

ピタッ

 

「どうした?彩…」

タッタタタタタタ

 

しかし彩羽は急に静かに成り、走って自分の部屋に向かった

 

タッタタタタタタ

 

数分後、服を着替え、お気に入りのウサギのポーチを身に付け彩羽が戻ってきた…まさか

 

「ベスタ~行くぉ~!」

 

「…彩羽まさか」

 

「翠屋に行くぉ!」

 

やっぱりか!!

 

「ダメだ!龍が帰ってく「じゃあベスターお留守番ね」な!」

 

「行ってきまぁ~~す」

 

「待!待て彩羽!!解った一緒に行く!」

 

こうして俺は彩羽と共に龍の居ると思われる翠屋に行く事になった

 

「しゅっぱ~~つ♪…ほらベスターも!」

 

「お…お~う…」

 

家の鍵を閉めたのを確認し、鍵をポーチの中に入れた彩羽が元気良く声を上げる…そして俺は猫の姿をしている、人型になったら彩羽が「ニャンコじゃなきゃイヤ!」と言ったため渋々この形態になった

 

「所で彩羽、翠屋の場所解るのか?」

 

「………………うぅ~……」

 

「待て!泣くな俺が何とかする!」

 

「ほんとぉ!」

 

泣きそうな彩羽に声を掛け、俺は龍の微かな魔力を探る…リミッターを掛けているから探し難い………見つけた!

 

「あっちだ彩羽」

 

「うん!」

 

……龍の魔力を辿り俺と彩羽は街まで来た

 

「めかりるうぃ~転ぉんだぁ~り~、迷ぉったりすぅ~るけどぉ~~貴方が~居てくれるぅ~~から~♪♪」

 

…歌を歌いながら俺に付いてくる彩羽、周りでは「可愛い子ね~」や「お散歩かしら」や「ハァハァハァ御持ち帰りしてぇ」や「あんな可愛い幼女が…」等々道行く人の声がする…しかし後半の奴等は何を考えているのだ、そんな事してみろ……喰ってやる

しかし彩羽は最近良く笑うな、母上が亡くなった時は数日間無表情だったからな、「あ!鳥さんだ♪わぁ~~い」あの時は苦労した……いや苦労したのは始めからか、赤ん坊の頃は尻尾を食べたり、上に乗っかったり、添い寝をするまでは良かったが寝相が悪く何回蹴りを入れられたか……まぁその度に母上が【ベスター大丈夫?いつも悪いわね】と優しく声を掛けてくれた、彩羽もああいう優しい大人に成長して欲しいものだ…まぁそれまでは俺と龍が面倒を見るしか有るまい………………む!そろそろ着くか?

 

「ニャ~…………………ニ゛ャ!!」

 

しかし振り向くと居る筈の彩羽が居なかった…一体いつの間に、どうする!どうする!いや落ち着け彩羽の魔力は大きい直ぐに…あっちか!!

 

「……」

 

「どうした?ザフィーラ」

 

『いや今白い猫が…』

 

『何だよザフィーラ…お前犬の癖に猫にwwwwアルフが泣くぞ』

 

『??言ってる意味が解らんが、猫から魔力を感じたのだ…すまない気のせいだったみたいだ』

 

「ふぅ~ん…取りあえず、なのはのプレゼント買いに行くぞ、今年はあたしらが選ぶ番だからな」

 

『承知している』

 

~彩羽視点~

 

「……ここ何処ぉ~」

 

鳥さん追い掛けてたら、ベスターが居なくなっちゃった…

 

「いろは、迷子になっちゃったよぉ~…」

 

どうしよぉ……!そうだ、お兄ちゃが迷子になった時に見なさいって言ってた、お手紙がウサギさんの中に……

 

「えっ~~とぉ…①知ってる人に送って貰う……知ってる人………居ないぉ~…えっと…②お巡りさんに道を聞く……お巡りさん……居ない…③優しそうな女の人に道を聞く(男の人はダメ)……優しそうな女の人………………!!あの人優しそう!」

 

タッタタタタタタ

 

~はやて視点~

 

「ねぇ次何処行く?」

 

「せやな~…まぁ今日はなのはちゃんが主役やし、手洗いから戻ってくるまで待っとこか」

 

今日はなのはちゃんの誕生日、せやから皆でショッピングやらゲームセンターで遊んでから、なのはちゃんの家で誕生日パーティーをする予定や

 

「そろそろ御昼だから、何か食べない?」

 

「ホンマやな、じゃあなのはちゃんとフェイトちゃんが戻っ「すみませぇ~~ん」ん?」

 

すずかちゃんの提案に賛成したら、黒髪・黒目のエライ可愛い女の子が話し掛けてきた…ってこの子

 

「はい何かな?」

 

「お姉さん達に何か用?」

 

すずかちゃんとアリサちゃんが話掛けるけど…この子ごっつい魔力や私とタメ張れる位

 

「はやて?どうしたのよ?」

 

「え!あぁ~~何もあらへんよ、そんでお嬢ちゃん私等に何か用?」

 

「えっ~と………コレ!」

 

「「「ん?」」」

 

女の子が差し出して来たのは一枚の紙、そしてそこには【迷子になったときにやること】と書いてあって、③に優しそうな女の人に道を聞く…と書いてあった

 

「優しそうな人ぉ~~!」

 

「えっ!!私!」

 

「「……」」

 

女の子はすずかちゃんを指差しながら言う…そらぁすずかちゃんは優しそうな見た目やし、実際優しいけど……

 

((何か羨ましい))

 

「えっと…貴女は迷子なのかな?」

 

「いろはね、翠屋に行きたいのぉ~」

 

「「「!!……」」」

コクッ

 

女の子の言葉を聞いた瞬間、私らは理解した間違いない……これは…

 

(((初めてのお使い!!)))

 

せやったら心優しい…心優しい!!お姉さん達のする事は只一つや!

 

「そんなら、お姉さん達が一緒に行ったげるわ」

 

「ほんとぉ!!」

 

「ええ、丁度お昼にするつもりだったから」

 

「ありがとぉございまぁーす!」ニコッ

 

「「「ッ~~~~!!!」」」

 

可愛い!!めっ………………ちゃ!可愛い!この子何?!ギュッてしたい、いや寧ろお持ち帰りしたい!!犯罪や!この可愛さは犯罪や!!

 

「ちょっとはやて、あんた目がヤバイわよ」

 

「せやかてアリサちゃん、この子可愛い過ぎるやろ!私今すぐギュッてしたい!」

 

「我慢しなさい、私だって我慢してるのよ!」

 

「そうだよ!私も我慢してるんだよ、はやてちゃん!」

 

そないな事言われても……チラッ

 

「??」

 

可愛いーー!私等の会話に付いていけずに首を横に倒してるーー!!

 

「翠屋……」

「あ!ちょっと待ってね、お姉さん達のお友達が来たら直ぐに行くから」

 

「お友達ぃ?」

 

「そうよ」

 

「お!噂をすれ……ば…」

 

ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!!!!!!!!!

 

「「「え゛」」」

 

私等は驚いた……手洗いに行ってた、なのはちゃんとフェイトちゃんが何かこう…あり得へんスピードで戻ってきた…二人共ハイヒールで何でそない速く走れるんや?特になのはちゃん…運動神経良くないのに、フェイトちゃんと同じスピードって

 

「ふ、二人共どないし「「彩羽!!」」え?」

 

声を掛けると二人は私等をスルーして、後ろに居る女の子に声を掛ける…って何で名前知っとるんや?

 

「彩羽!こんな所で何してるの?!」

 

「彩羽……まさか一人?!」

 

「なのはお姉ちゃん!フェイトさん!うん!いろは一人だよぉ!」

 

……なんや知らんけど、二人はこの子と顔見知りみたいやな…なのはちゃんをお姉ちゃんって言ってるって事は翠屋の常連さんかな?

 

「ちょっと!なのは、フェイト!あんた達私等にも解る様に説明しなさいよ!」

 

エエこと言ったアリサちゃん!まさにその通りや!

 

「あ…うん、実はこの子……」

 

事情説明中……………終了

 

「……という事なの」

 

「「「……………………」」」

 

「えっと…はやてちゃん?」

 

「アリサ、すずか?」

 

「「……そ(や)(よ)…」」

 

「「え?」」

 

「「絶対!嘘(や)(よ)ーーーーー!!」」

 

私等は耳を疑った、というか疑うに決まっとる、なんせ…

 

「こんな純粋で、めちゃんこ可愛い子が!!」

 

「あ!の!沢原の妹だなんて!有って良い筈がないわ!!というか認めない!」

 

「はやてちゃん、アリサちゃん…そんな事言ったらダメだよ」

 

私等の発言にすずかちゃんが異を唱えるけど…信じられへんもんは信じられへんのや!!

 

「えっ~と…彩羽、自己紹介できる?」

 

「うん!さわはら いろは です!」

 

「「………………」」

ズーーーン↓↓↓↓↓↓

 

「アリサちゃん!」

 

「はやて、確り!」

 

もう……あかん…

 

神様の雑談…のコーナーです~

 

彼女達の言い分も納得出来るです~

 

あんなに可愛らしい子の御兄さんが、ほんのちょっとミスしただけで私の頭を叩く様な人だなんて!

 

全くもう!……全くですー!

 

では、ゴッドスマイルで、リリカル☆マジカル、さよならです~

 

 

さてとそんな沢原 龍さんの様子でも見てみるです~…チャンネルスイッチ・ON♪

 

ピッ!

 

 

ザァーーーーー!!

 

テレビが壊れたですーー!


 
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