No.460983

転生先は魔法少女リリカルなのは……何だそれ?

7-11店員さん

第十五話…コイツ等、これだけ理解力が有るのに、何でテストの点数悪いんだ?

2012-07-28 11:06:05 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:29320   閲覧ユーザー数:25988

私は今、母さんから「フェイト、これ自信作だからなのはさんの御家に持って行って頂戴♪」と言われて御使いでなのはの家に向ってる

母さんは本局から呼び出しが合って明日まで帰って来ません…何か重大な事件みたい

 

『急に行ったら、なのは驚くかな?バルディッシュ』

 

〔『どうでしょうか?……しかし魔力は押さえているので、やはり驚かれると思います』〕

 

バルディッシュと会話しながら、私はなのはの家に付いた…けど驚いたのは私の方だった

 

「バルディッシュ…」

 

〔解っております、中から異常な魔力が感知出来ます〕

 

なのはの家の中から、なのは以外の…それも、なのはより高い魔力を感じる…なのはの家族は魔力が無い筈…

 

「バルディッシュ、何か有ったらお願いね」

 

〔イェス、サー〕

 

不用意な念話は返って危険かも知れない…取りあえず

 

ピーンポーン

 

私はチャイムを鳴らした…偶然だけど魔力を押さえといて良かった

 

 

「はい!はーーい!」

 

中から美由希さんの声がして扉が開いた

 

「あれ?フェイトちゃん、どうしたの?」

 

「え!あの……」

 

巨大な魔力は、家の中からまだ感じる…でも美由希さんはいつも通りだし……どうなってるの?

 

「これ母さんの自信作だからお裾分けに…」

 

「ホント、ありがとうね~…そうだ!フェイトちゃん一緒にお昼どう?」

 

「へ?はい、食べます」

 

美由希さんの余りにも突然の言葉に直ぐに返事をしてしまった…だけど、これで巨大な魔力の正体が……

 

「美由希さーーーん!」

 

トテトテトテトテ

 

「………………あれ?」

 

直ぐに解った

 

「遅ぉいよ~~」

 

「あ!ごめんね、彩羽ちゃん」

 

「むぅ~~…美由希さん、この人誰?」

 

リビングの方からやって来たのは、黒髪サイドポニーテールの小さい女の子だった

そして巨大な魔力の正体は、この女の子……さっきまでの自分の考えが恥ずかしい、穴が合ったら入りたい…

 

『取り越し苦労だったね、バルディッシュ』

 

〔『イェス、サー』〕

 

「彩羽ちゃん、この人はなのはのお友達だよ」

 

「なのはお姉ちゃんの、お友達ぃ~?」

 

なのはお姉ちゃん…って事は親戚の子かな??それなら魔力が高いのも、なんと無く解る……けど、なのはからそんな事聞いたこと無いし…

 

「こんにちは、フェイト・テスタロッサ・ハラオウンです」

 

「えと…ふぇい…てす………うぅ」

「あ!フェイトで良いよ」

 

「フェイトさん?」

 

「うん」

 

子供には少し言いにくかったかな?

 

「こんにちは!さわはら いろはです!!」

 

「………………へ?」

 

私は暫く固まってしまいました…え?今この子、沢原って言った?沢原ってもしかして…まさか……まさかね…

 

「おい彩羽!邪魔したら駄………げ」

 

「沢原君?どうし……あ」

 

奥から出てきたのは、沢原君とエプロン姿のなのはだった………………どういう事……これ?

 

~龍視点~

 

「…つまり彩羽がなのはを慕う様になって、それで休日に遊ばせに来た…で良いのかな?」

 

「簡単に言うとな」

 

リビングに戻って、俺が高町の家に居る理由をハラオウンに話す……にしても大変だったな、玄関に居たハラオウンは、いきなり…「なのは!なんで沢原君が居るの?!それに何でそんな格好してるの!!……まさか!」

「違う!違うよ!フェイトちゃん!これには深い訳が!!」

「深い……なのは!ちゅちゅ!中学生がそそそそそんな事したら、ダダダ駄目だよ!」

「何言っちゃったりしちゃってるの!フェイトちゃん!!」

「………………カオスだ」

というやり取りをして、やっと落ち着きを取り戻したハラオウンに事情を説明し終わった…ちなみにこの時、美由希さんと共に彩羽はリビングに戻っていた

 

「それにしてもビックリしたよ、沢原君がなのはの家に居るなんて」

 

「俺は、さっきのお前の言動の方がビックリだけどな…」

 

「…それは忘れて」

 

うつ向き、先程の自分の行動を恥じるハラオウン

 

「随分、楽しそうだね」ピクピク

 

「もし、今のやり取りの感想がそれなら、眼科と耳鼻科に行くことを進めてやる」

 

「私は!健康なの!!」

 

何故か苛立っている高町…何だ腹でも減ってるのか?

 

「いろは、お腹空いた~~」

 

「なのは、お昼まだ?」

 

「出来てるよ……ふぅ…それじゃあ、お昼にしよっか!フェイトちゃんも食べてくよね?」

 

「え?うん、勿論だよ!」

 

高町は、自分を落ち着かせて台所に向かい、そしてカレーを持って戻って来た……が

 

「それじゃあ食べよっか」ニコニコ

 

「「………」」

 

「お兄ちゃの凄ぉ~~い、お山だ~」

 

笑顔の高町、無言の美由希さんとハラオウン、思った事をストレートに言う彩羽…そう現在俺の目の前には、明らかに三人前位は有るカレーが置かれていた

 

「高町、何だコレは」

 

「やっぱり~~男の子は沢山食べると思って~」ニヤニヤ

 

「…もう良い、さっさと食べるぞ」

 

何か言ったら色々と面倒そうだ、なので俺達は全員昼を食べ始める

 

~なのは視点~

 

30分後

 

「ごちそうさまぁ~~」

 

「「「………」」」

 

カシャン!

「ゴクゴク………ふぅ…ごっそうさん…」

 

スプーンをお皿に置いて、水を飲む沢原君…だけど私とフェイトちゃん・お姉ちゃんは驚いていた

沢原君は最初に用意したカレーを15分位で食べきり、お代わりをしてくれた、流石に量は減らしたけど、それでも1.5人前の量すら完食したの

 

「さ…沢原君、良くそんなに食べれたね…」

 

「カレー自体はスゲェ旨かったし、残したら作った奴に失礼だからな」

 

「いや~~カッコイイね~沢原君、男前だよ」

 

「……どうも…ゲフ」

 

フェイトちゃんの質問に答える沢原君、私はそれを聞いて、恥ずかしさと嬉しさが込み上げてきた

最初は、残した時に「[沢原君意外と小食だね~]」とか言おうとしたけど、実際は完食にお代わりまでしてくれて……お、美味しいって言ってくれた………ダメ…益々好きに、なっちゃうよ~

 

「なのは、私もお皿洗うの手伝うね」

 

「へ?!…あ、ありがとうフェイトちゃん」

 

私とフェイトちゃんは一緒にお皿を洗う事にしました

 

『それにしても、沢原君優しい所あるね』

 

『う…うん』

 

『正直、学校の時の印象しか無いから、驚いたな』

 

『私は最初から、きっ気付いてたもん!沢原君は言葉遣いは悪かったりするけど、根は優しいって』

 

『そうだね……カッコイイね沢原君って…』

 

お皿を洗いながら、念話でフェイトちゃんと沢原君に付いて話してると、フェイトちゃんが沢原君の事をカッコイイって……もしかして!フェイトちゃん………どうしよう、フェイトちゃんスタイルも良いし、可愛いし…私じゃ勝てないよ~~

 

「………どうしよう……」

 

「なのは?何か言った?」

 

「何でも無いの……何でも…」

 

「?」

 

フェイトちゃんは不思議そうに私を見る…まだ、ちゃんとした答えは出てない……でも私は沢原君が好き、だから…

 

(絶対…負けないんだから…)

 

~龍視点~

 

「高町、そんじゃ始めっから座れ」

 

「うん、お願いします!」

 

俺は皿を洗い終えた高町を椅子に座らせる

 

「何するの?」

 

「コイツの学力アップの為の講義だ」

 

「…にゃ…にゃははは」

ハラオウンの質問に答えると、高町は気まずそうに笑う

 

「学力アップ…じゃあ勉強するの?」

 

「あぁ、国語が今のままじゃ不味いからって頼んできたんだよ…ちなみにコレが高町のテストの答案」

 

「ちょ!ちょっと!!」

 

ハラオウンに高町の答案を見せると、高町は直ぐ様回収する

 

「……い」

 

「え?」

 

「あん?」

 

「ズルいよ、なのは!今まで国語だけは、一緒に頑張ろうって言ってたのに!!」

 

「フェイトちゃん…落ち着いて」

 

「なのはが国語の勉強出来る様になったら、私…」

 

「だ!!大丈夫だよ、フェイトちゃん!沢原君そうだよね」

 

どうやら、高町とハラオウンの国語の成績は似たような感じみたいだな…つか何で俺に振るんだ、高町……って…

 

「おい、まさか……追加か?」

 

「良いでしょ!私もフェイトちゃんも国語だけは駄目何だよ!」

 

「お願い、沢原君!」

 

どうやら予想は的中したみてぇだ……まぁ今更一人増えた位対して変わらねぇか、科目も同じみてぇだし

 

「嫌とは言ってねぇだろ……さっさと座れ時間が勿体ねぇ」

 

「「うん!」」

 

取りあえず、高町とハラオウンを座らせて勉強を始める

 

高町は漢文が苦手で、ハラオウンは古文が主に苦手みたいだ……だが一辺にやっても、身に付かないので今日は漢文を中心に教える事にした

しかし教えていて思ったが、コイツ等…

 

「沢原君!これで合ってる?」

 

「…大丈夫だ」

 

「沢原君、ここ何だけど…」

 

「ここは、さっきの…」

 

「じゃあ……こう?」

 

「正解」

 

教え始めて2時間程経つが…コイツ等は呑み込みが早く、理解力が有るのか、教えた事は確りと出来ている

 

「お前等、今までどんな勉強の仕方してたんだ」

 

「どうって…普通に」

 

「そうそう、教科書読んだりノート見返したり」

 

やってる事、今と変わんねぇだろ!何であんな点数なんだよ…まぁこれなら、直ぐにお役目ごめんだな

 

その後も勉強を続ける、途中休憩を入れたら彩羽がソファーで寝ていた、それを見た高町とハラオウンと側に居た美由希さんは…

プニプニ

「…彩羽の頬っぺ柔らかい…」

「…なのは、私も」プニプニ「…ホントだ」

「私も…」プニプニ「…うはぁ~柔らか~~い…」

「…ふぅ…むにゅぅ~…ぅにゃ~………すぅすぅ」

「「「可愛い~~~~♪♪」」」

こんな事を繰り返して、かなり癒されていた…そんなに楽しいか??女の考える事は良く解らねぇな

その後も勉強を再開する、取りあえず国語だけだとアレだったから、他の得意じゃ無い教科も教える羽目になった………そして

 

「……もう5時か…高町、そろそろ俺は帰るぞ」

 

「うん!今日はありがとうね、沢原君」

 

「それはコッチの台詞だ、昼飯御馳走になったし、彩羽のあんなはしゃいだ顔久々に見たしな」

 

「……そっか」

 

御礼を言ってくる高町だが、俺は御礼を言い返す…俺は只勉強を教えただけだ

それに……まぁ楽しかったしな

 

そして彩羽を起こして、玄関に行く

 

「ふぁ~~………なのはお姉ちゃん…フェイトさん、美由希さん…さよぉうならぁ…」

 

眠そうに挨拶をした彩羽を俺はおんぶする

 

「ハラオウンは帰んねぇのか?」

 

「なのはと話す事が有るから」

 

「そうか、では美由希さんまた来週来ます」

 

「待ってるよ~」

 

「高町とハラオウンは……まぁ学校で会うか…」

 

「うん!また学校でね」

 

「じゃあね、沢原君」

 

俺は玄関を開けて、高町の家を後にしようとしたが……そうだ、忘れてた

 

「ハラオウン」

 

「何?」

 

「言うの忘れてたが、学校で話し掛けて来んなよ、お前や高町と話すとアホが寄ってくる」

 

「……そうだね…わかった」

 

良し、これで大丈夫だな…さてと帰るか

 

~なのは視点~

 

「フェイトちゃん話って何?」

 

「実はね、今日母さんがレティさんに呼ばれて本局に行ってるんだけど」

 

私はフェイトちゃんと自分の部屋に行き、フェイトちゃんから話を聞く…沢原君の事かなって思ったけど、直ぐに違うって解ったの、フェイトちゃんお仕事モードの顔をしてたし

 

「何か事件かな?」

 

「詳しくはまだ解らないんだ、母さんが明日帰って来たら、多分呼ばれるかも知れないから」

 

「うん、解ったよ」

 

その後はいつも通り、フェイトちゃんと色々と最近の事を話したの

 

「そっか、だからなのはの事だけ、お姉ちゃん何だね」

 

「そうだよ、初めてお姉ちゃんって言われた時は、凄く嬉しかったの」

 

「良いな~なのは」

 

「でも、フェイトちゃんも確か保護した子達が居るって」

 

「うん、歳は彩羽と同じ位だよ、でも呼び方はフェイトさん、だからなのはが羨ましいよ…」

 

しょんぼりするフェイトちゃん……そう言えば、私達の中で妹が居る人はいないんだよね~

 

「所でなのは」

 

「何?フェイトちゃん」

 

「何で御昼の時、あんなに怒ってたの?」

「うっ………だって、フェイトちゃん沢原君と楽しそうに会話してたから…」

 

「沢原君も言ってたけど、楽しくは……なのは、もしかして沢原君が好きなの?」

 

「ふぇ!!!いや…あの………」

 

どうして!どうしてこんな直ぐにバレちゃうの!すずかちゃんにも言われた事あるし…私ってそんな顔に出るのかな

 

「へぇ~~そうなんだ、ねぇねぇ沢原君の、どんな所が好きなの?ねぇなのは」

 

「えと…それがまだ良く解らないの……でも一緒に居たらドキドキして、お話してる時は嬉しくて、それで…」

 

「なのはって案外、一目惚れしやすいんだね、確か子供の頃に一度しか会った事の無い男の子の事……」

 

「うぅ~~そんな事………多分無いよ~」

 

「今、大分悩んだね」

 

フェイトちゃんの誘導尋問で私は沢原君の好きな理由を言わされた…流石、執務官なの

 

「そう言う、フェイトちゃんだって!!……沢原君の事カッコイイって」

 

「そ!!それは…えと…ふ!深い意味は無いよ」

 

「……ほんとぉ」

 

「………」

 

「フェイトちゃん…私、負けないよ」

 

「えっと…お手柔らかに…で良いのかな?」

 

やっぱりフェイトちゃんも沢原君に惹かれ始めてる…

 

「う~~ん…ちょっと違うような」

 

「そうだね……なのは、私は好きかどうかまだ解らないけど、でもそうなったら…恨みっこ無しだよ」

 

「勿論!正々堂々、全力全開で勝負だよフェイトちゃん」

 

「うん!」

 

そうだよ、好きになっちゃうのは仕方がない事なの、だからお互い勝っても負けても恨みっこ無しだよ

 

~龍視点~

 

「あら?今、帰りかしら」

 

「そうっす」

 

寝ている彩羽をおぶって帰っていると…

「にしても今日は早い帰りですね、桃子さん」

 

「日曜日はバイトの子が基本居てくれるから、本当は御昼に戻れる筈だったんだけど、急に体調を崩した子が出ちゃったから換わりに出てたのよ」

 

帰り道で会ったのは桃子さんだった……そうだ

 

「桃子さん、実はちょっと言いたい事が」

 

「何かしら?」

 

「えっと…美由希さんに彩羽の相手をして貰ったり、高町に昼飯を作って貰ったりで、世話になりっぱなしで申し訳が無いんで、俺に何か手伝わせて貰えませんか?」

 

「気にしなくても、良いのよ」

 

「いえ、このままじゃ納得が行かないんで」

 

「そうね~~…それじゃあ、日曜日の朝に手伝いに来てくれないかしら?」

どうやら納得してくれたみたいだ、朝からって事は昼に今日と同じ様に高町の家に……か

 

「解りました、他にも手伝える事が有ったら言ってください」

 

「わかったわ…そうそう、龍君」

 

「え?龍君?」

 

「嫌だったかしら?」

 

「そんな事有りませんが、急に呼ばれ方が変わったんで」

 

「細かい事は気にしないの、それより連絡先教えて貰えないかしら」

 

「そうっすね」

 

急に、名前で呼ばれたのには驚いたが…別に良いか

 

そして俺は自宅と携帯の電話番号を言うと、桃子さんはメモを取る

 

「そうだわ龍君、15日暇かしら?」

 

「特に予定は無いですけど…どうしたんすか?」

 

「その日、なのはの誕生日だから良かったら来てくれないかしら♪」

 

高町の誕生日…か、成る程でもそれ俺が行っても良いのか?……下手すりゃ、結構色んな奴等にこの事バレるぞ

 

「……考えときます」

 

「期待してるわ♪♪」

 

桃子さんは、上機嫌で帰って行った………いや待てよ、前日の14日って確かホワイトデーだよな……………

 

「一体何を上げれば良いんだ??」

 

はーーーい!!魂の皆さーーん!一ヶ所に集まって下さーい!!……おっと、いつもいつも雑談ばかりとは限らないです~

 

 

今日は私だってちゃんと仕事してるって所見せるです~

 

あ!そこ!!ちゃんと円の中に入って下さいですー!

 

 

………それでは、これより魂の皆さんに新たな命を与えたいと思うです~

このゴット・スト………あれ?

 

 

え~~~~~と……ちょっと待ってて下さいです~

 

ゴソゴソ…ゴソゴソ……あ!

無くなったと思ってた、限定お菓子!!こんな所にーーー!!…じゃなくて、ゴット・ストーン…ゴット・ストーン……あーーー!!!もう!面倒ですー!!

 

………………アチョーですーー!!

 

ピカッ!!

 

ふぅ出来たです~

 

はい!それでは改めて、ゴット・ストーン!!!ほい!

 

一仕事終わったので……さっきの限定お菓子頂くです~

 

では、ゴッドスマイルで、リリカル☆マジカル、さよならです~

 

これで暫く、仕事しなくて済むです~

……!!!流石は限定お菓子、めちゃ美味しいです~


 
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