No.458563

魔法少女リリカル的ななにか 四話 シグナムVS俺 その2

天文さん

ストックないと辛いですね、一作作るのに二時間くらいかかってもう・・・・・・

感想、支援お待ちしております。これが天文のやる気エネルギーに代わります・・・

2012-07-24 14:48:44 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:2871   閲覧ユーザー数:2730

  Side ???

 

「出来た・・・・・・まじで出来た!」

 

シグナムが放った紫電一閃、それに対して俺は・・・・・・

 

 

 

「なんだ、あれは・・・?」

 

 

観客席で見ているクロノ達に驚きが広がる

今俺の目の前でシグナムのレヴァンティンは動きを止めている、物理的な干渉は一切していない

かといって魔法、『プロテクション』やそういった防御系統の魔法を使っているわけではない

魔法陣が浮かんでいない時点で魔法を使用していないことは、クロノにもわかっているだろう

だからこそ、あの顔なのだが。写真にとっておきてぇな・・・

 

「貴様ッ!魔法も使わずにどうやって止めた!」

 

シグナムが剣に力を込め、更に肉薄しようとする・・・、さすがに俺も耐えきれんぞ

 

「ここでネタバレするのはいやなんですけど!つーかお前また首狙ってきただろ!もう騎士じゃなくて死神に見えてきたよ!」

 

「騎士を愚弄する気か!」

 

シグナムから紫色の魔力が放出される、その魔力は少しだけ俺を後退させた。

 

俺が使った魔法『アイギス』は空気を圧縮させた不可視の楯だ、物理攻撃や魔法によって生み出された物、火や雷は防げるが魔力自体は防げない。シグナムは完全に脳筋タイプだから『アイギス』を選択したのだが・・・・・・

 

(魔王の砲撃とか防げないんだよな・・・・・・)

 

なのはのSLBは魔力を収束させただけなので、喰らったら多分蒸発する。割と本気で

 

 

 

魔力を受けシグナムから少し離れてしまった・・・・・・アイギス出せるとかちょっとびっくり。

次は何を試すか、むむむ・・・でもやっぱり剣技を試したい・・・

 

「・・・・・・ティーンと来た!」

 

再び閃く、そうと決まれば早速準備。魔力を右腕に集中させるイメージで・・・・・・

 

瞬間、光が走った

 

 

 

「うお、眩しっ」

 

いやここは目がぁとか言って悶えてた方が良かったのかもしれない。ネタ拾ってくれる人いないからどっちにしろ虚しいだけだが・・・

 

光が収まると俺の右手には一本の細剣、所謂レイピアが握られていた

 

「出来た出来た出来た!『投影』も出来るとかハゲ神様ありがとう!」

 

先程の日本刀は重すぎたがレイピアは軽い、あれに比べると驚きの軽さ

 

「武器を精製する魔法・・・そんなレアスキル聞いたこともないぞ・・・・・・?」

 

クロノがポツリと呟く、そうか、これレアスキル扱いになるのか。模擬戦終わったら色々と面倒になりそうだなぁ・・・

 

「――シッ!」

 

気合一閃と言わんばかりにシグナムが斬りかかってくる、忘れてた。魔法に感動しすぎて軽く忘れてた

 

上段から俺を真っ二つに切り裂かんとレヴァンティンが襲いかかる!

 

 

 

 

 Side シグナム

 

「紫電!一閃!」

 

もらった、今度こそ私はそう思った

ただそんな私の思いはあっさりと打ち砕かれた

 

ガキンッ

 

と、何かにぶつかる音が鳴った・・・・・・しかし奴とレヴァンティンの間には何もない

しかし手に残るのは確かに何かにぶつかった手応え

 

「貴様ッ!魔法も使わずにどうやって止めた!」

 

奴の足元には魔法陣なんて浮かんでない、ということは何か?奴は魔法も使わずに『紫電一閃』を止めたとでも言うのか・・・

 

ありえない、だが現に私の剣は止められてしまっている。奴を見るとまた不気味に笑っているではないか、まるで獲物を前にした捕食者のようだ

 

思いがけない出来事に焦りに包まれそうになる、奴にとって私は敵ですらないというのか?

 

 

嘗めるな・・・嘗めるなッ!

 

「――シッ!」

 

裂帛の気迫と共に駆け出し上段から奴を真っ二つに断ち切る勢いでレヴァンティンを振り下ろす

 

しかしそれは奴が持っていたレイピアによって軌道をずらされる形で不発に終わった

 

いつの間に持っていたのだろうか、その手には白一色で出来たなんとも美しい細剣が握られている

こんな状況ではなければ目を奪われていただろう

 

しかし、今はそんな時ではない。私の全力を奴は簡単にいなしたのだ

手に汗が滲む、やはりあの時の自分の判断は間違っていなかった

こいつは驚異だ、いずれ主に刃を向ける日が来るかもしれない

 

「レヴァンティン!ロードカートリッジ!」

 

レヴァンティンから二つの薬莢が排出され、その形状を変えていく

シュランゲフォルム、連結刃である

 

「飛龍!一閃!」

 

シュランゲフォルムから放たれるこの技は、伸ばした連結刃を包む魔力と炎が自在な機動で長く伸び、刺突・魔力・炎の三種混合ダメージを与える・・・・・・が

 

「「「「は!?」」」」

 

観客席も含め再び私たちは驚愕に包まれた

 

 

 

 

 

 Side ???

 

あ、これ死んだわ

本気でそう思った

シグナムの全力であろう上段からの切り下ろし

模擬戦で本気出さないでくださいよ!俺この短時間で何回死を悟ったかわかりません!

 

しかし運が良かったとしかいえないが、あまりの希薄にビビっていた俺は目を伏せ、唯一の武器であるレイピアを「ひぁ」となんとも言えない情けない掛け声とともに突き出した

 

キンッ

 

と、あまり派手な音ではなく聞こえてきたのは思いのほか綺麗な音

恐る恐る正面を見ると・・・ラッキー!生きてる!

良かった・・・ガメオベラにはまだ早いと神様も言っているに違いない!ハゲ神ってのが不安だけど!

 

シグナムを見ると焦り、不安、驚愕、その他いろいろを詰め込んだような顔をしている。その顔をしたいのは俺のほうだ!本気で殺す気だっただろ!!

 

そんな俺の心の声が聞こえるわけもなく――声に出して怒られたら怖いでござる――

 

「レヴァンティン!ロードカートリッジ!」

 

無情にもシグナムは更に本気でくるようです

 

レヴァンティンの形状が連結刃に変化する

アニメで見たがあの不規則な軌道は正直回避も防ぐこともできるとは思えない

 

今度こそ終わった、そう思ったがレイピアが青白く光りだす

 

(何!?今度は何!?俺なんにもしてないよ!?)

 

そんな思いが届くはずもなく・・・シグナムが動き出す

 

「飛龍!一閃!」

 

連結刃が俺を切り刻まんと襲いかかる

 

刹那、俺の右手に握られていたレイピアが一際輝き、青白い輝きとともに動き出した

 

一撃目二撃目三撃目、最初の三連続の突きで飛竜一閃の威力を削っていく

そして最後の四撃目は連結刃の先端にぶつかりその勢いを止まらせた

 

・・・・・・え?ゑ?これって確かあれだよね、SAOの片手剣用スキルだよね?レイピアでも出るもんなの?というかなんで発動したの?モーションもしかして知らないあいだに構えてた?

などと色々考えるがわかるはずもなく、パリンという音とともにレイピアは砕け散った


 
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