時間を逆上って、仁達がナンパ男と揉めていた時、杏は家に帰宅していた
「ただいま~」
「あっ!!お姉ちゃんお帰り~。遅かったね何かあった?」
「涼ぉ~、わかるぅ?」
「う、うん!今日隣の教室で、お姉ちゃんの怒鳴り声が聞こえてたから、何かあったのかなって・・」
それを聞いて、杏はその時の事を思い出したのか、嫌な顔をして額に手を当て息を吐いた。
「ハァ~嫌な事を思い出したわ;涼聞いてくれる!!!不良の2人組と転校生の事なんだけど」
そう言って、杏は今日何があって怒鳴ったのか、春原と岡崎がどんなヤツなのかを話した。
「あと、風桐・・・・・・・転校生なんだけど」
転校生という単語に涼が、反応して杏に質問してきた。
「転校生って、どんな人なの?お姉ちゃん?その・・・・・・・噂では、髪が赤くてその不良だって
聞いたけど・・・・・・・・その・・・」
「アハハ、全然不良じゃないわよ。大体ウチに転入できるんなら、頭はいいんじゃない。それに、
特待生らしいって噂もあるし・・(変なヤツだし)」
「そうなんだ」
「そうよ、不良なんかじゃないけど・・・・・・・そう変なヤツかな。今日だって面白そうって
だけで、あの2人組に話しかけてるくらいだしね。で、涼は何処か出かける所だったの?」
そう言われ、涼は自分が出かける所だった事を思い出し声を上げた。
「あっ!!!!そうだった。お母さんに頼まれて、夕飯の買い物に行く所だったの。お姉ちゃん
も一緒に行こうよ♪」
「う~ん、そうね~。一緒に行こうかなァ。じゃあ、急いで着替えて来るから」
そう言って杏は、少しの間涼に待っていてもらい、二階の自分の部屋に行き急いで着替え戻ってきた。
「ごめん!!待たせて、じゃあ行こっか」
杏と涼は、家を出て夕飯の買い物に商店街のスーパーに向かった。
途中涼が今日の出来事を聞いたり、逆に杏が涼のクラスがどんな感じなのか聞いたりしてスーパー
に向かった。
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「それで、お姉ちゃん風桐さんに助けてもらったんだ」
今日春原を追いかけて、看板が自分に倒れてきた時に、転校生に助けられた事を話しているとスー
パーに辿り着いた。
「そうそう、凄く危ない所だったから助かったのよ」
などと話しその時の事を思い出したのか、少し頬を赤くして心なしか早足でスーパーに入っていった。
「待ってよ!!!お姉ちゃん!!!」
慌てて涼は、杏を追いかけた。
「涼!!お母さんは、今日の夕飯は何にするって・・・・・あれ?・・・・・涼がいない!!!」キョトン
杏は自分が、予想以上に速く歩いている事や涼がいない事にも気付かなかった。
「もう!!やっと追いついた。お姉ちゃん!!急に早足で行くんだもん。ビックリしちゃったよ」
「ご、ごめん;色々考えていたら、早足になっていたみたい;アハハハ。えっとそれで今日の夕飯は何にするの?」
杏は、自分が周りが見えず涼を置いていった事に気付き、申し訳なそうに聞いた。
「うん、今日は豚カツにするって言ってたよ」
「そう、じゃあ!まずはお肉コーナーに行かないとね♪」ニコッ
杏に言われ涼は、一緒にお肉コーナーに向かった。
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「え~と・・・・・・・どれにするかなァ;値段は、豚肉なんだけど普通は牛肉・・・・だよな」
仁が、値札と格闘しながらどれにするか悩んでいたら、後ろから抱きつかれた。
【お兄ぃ、カレーのルー選んで持ってきたよ♪】
涙は嬉しそうにカレーのルーの箱を見せてきた。
【お肉の方は、どう?選べた?】
涙に聞かれた仁は、苦笑しながら答えた。
「涙は、何の肉がいい?やっぱり牛肉かなァ?」
【う~ん、・・・・・・・あっ!!!今日は、チキンカレーにしよう。ホラ!一番鶏肉が安いよ】ニコッ
涙は、牛,豚,鶏と値札を見てから鶏肉を手にとって、仁に見せた。
「肉もルーも選んだし、帰ろうか?」ニコッ
仁は、涙からお肉のパックを受け取り籠に入れて、レジに向かおうとしたが、
【待ってよ!!】
涙は、文句を言った後仁の腕を抱きしめて、2人一緒にレジに向かった。
その時、その光景を2つの人影が驚いた顔で目撃していた。
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杏side
今のって、転校生の風桐よね!!!?えっ!え!じゃあ、あの女の子は・・・・・・・彼女!?で
も、確かあの制服は光ヶ丘中学の!!!
私が、色々考えていたら横から涼が、話しかけてきた。
「今のって、もしかして転校生の人だよね?隣にいた女の子は、その・・・・えっと・・・・・
彼女??さんかなァ?」
涼も同じ事を考え、私に聞いてきたのでとっさに答えた。
「でも、中学生だったわよ!!!・・・・・(今年3年だったら私達と年齢はあまり変わらない・・・ケド)」
涼は、何かを思いついたのか声をあげた。
「あっ!!!もしかして、兄妹なんじゃないかなァ?」
(兄妹か、確かに恋人より兄妹の方が合っているかも・・・・・・・・ん?)
私は、1つ疑問に思った事を涼に聞いてみた。
「ねぇ涼、私達は普通だけどあのくらいの男女の兄妹って、抱きついたり腕を組んだりする?」
「えっ!!え、う~ん・・・わからないよぉ~;」
『なんで私達が、風桐の事で悩まなくちゃならないのよぉお#####帰るわよ!!涼』
「う、うん;」
(もう何なのよアイツ!!!!!)
その後、私と涼は買い物をして家に帰宅した。
杏side end
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仁と涙は、帰宅してから夕飯を作って現在テーブルで、食事をしていた。
「涙は、今日どうだったんだ学校!!その新しいクラスどんな感じだった?」
【う~ん、まだわからないよ。でも、また優菜と一緒だから大丈夫だよ♪】
「優菜ちゃんとまた一緒なんだ。良かったじゃん」ニコッ
【うん!!!優菜がいたら新しいクラスでも緊張しなくても大丈夫!!】
仁と涙は、お互いに今日あった出来事を話した後、涙が光坂高校について聞いてきたので仁は、学
校の雰囲気やどんな先生がいた等、今日仁が思った事を涙に話し聞かせた。
結局色々話していると時間が過ぎたので、仁と涙はお風呂に入り明日の準備をした。
「じゃあ、おやすみ涙」ニコッ
そう言って仁は、涙の頭に手を載せた。すると、涙は笑顔で頷き【おやすみ】と挨拶をして布団に入った。
それを見た後、仁は部屋の電気を消して布団に入った。
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前回の続編です。
何か更新遅れてすみません;
今回もよかったら読んでください