No.458102

魔法少女リリカル的ななにか 一話 このスタートだけは許さない、絶対にだ

天文さん

二本目です、二本目にしてタイトルを変えようと思っています。さすがに適当につけたものじゃダメだろ私・・・
感想、要望なんでも待ってます!支援や感想が天文のやる気エネルギーになります・・・

2012-07-23 16:23:19 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:2819   閲覧ユーザー数:2634

「俺、参上!ってか」

 

いやー、ついにやってきましたここ海鳴市!これから奇想天外摩訶不思議なファンタジーが始まると思うと拙者ドキが胸胸でござる!

 

「さてと、そいじゃあまず手始めに図書館にでも行って狸でも捕まえてきますか!てか、今俺浮いてるのな、地面に足が付いてる感覚がないからもしかしたらって思ったけどこれはびびる。まじビビる」

 

とりあえずの方針も決まったのでいざゆかんとするが、動けない。正確には足だけが動かない。なにこれ、金縛りって一部だけ動かなくすることとかできるっけ?

などと場違いなことを考えていると胸ポケットに違和感

探ってみるとそこには手紙が入っていた

 

「これはきっとハゲからの手紙に違いない、というかもし違ったら呪う、ハゲが加速するように呪い尽くす」

 

手紙を開けてみるとまず飛び込んできたのが『私は断じてハゲではない!あとそんな呪いはやめてください!』・・・・・・俺監視でもされてんの?

 

「いやいや、さすがに監視とか趣味悪すぎんぞ」

 

『安心してください、誰もあなたなんか監視したいとは思ってません。これは連絡不備があったので手紙という形で連絡をとっているだけです』

 

自動返信機能付いてる手紙とか斬新すぎるだろ

 

『さて、まず始めに無事に転生が完了したようで何よりです。今は私が干渉していて世界が止まっているためにあなたは動けません。この手紙を読み終わると同時にあなたの二度目の人生が始まります』

 

ほほう、んじゃ何?もしかして手紙読み終わったら俺自由落下開始する?このくっそ冷たそうな大海原に道具なしのスキューバダイビング開始しなきゃならん?

 

『空中に浮いているのは既にあなたが魔法を使用しているからです。これも連絡しておかなければならなかったのですが、あなたの魔導師ランクは現状でAAAです。このランクは主人公の『高町 なのは』と同レベルになります。ただあなたの場合は特典がありますのですぐにランクは変動するでしょう』

 

いよっし、なんとなくだが理解した。魔法使ってたことには驚きだが・・・まぁこれ以上に驚くことはないだろ。というか今更なんだけどあんたって何?

 

『本当に今更過ぎますね。私はあなたがたの世界でいう、所謂神と呼ばれるものです』

 

まぁだろうとは思ってたし、無神論者の俺としては素晴らしくどうでもいい

 

『・・・・・・はぁ、あなた相手に真面目に接しようとしていた私がバカみたいじゃないですか。まぁいいでしょう、伝えることはこれで全てになります。この手紙ですがあなたが破り捨てると『ビリィ』・・・・・・』

 

話が終わる前に破り捨てた、後悔はしていない

 

「どうせ爆発するとかそんなオチだろ?だったら先手必勝よ!」

 

破ると同時に世界に色が灯る、今までモノクロだったのでなんか新鮮。いや、モノクロの方が新鮮だったんだけどね

 

「さてと、それじゃ当初の目的通り図書館目指しt『オオオオオォォォォーーン』うるせえよ!?」

 

大きな叫び声に反応し下を見てみるとアレがいた

 

「え?ゑ?このSAN値下がりそうな形状してる奴ってアレでしょ?闇の書の防衛プログラムでしょ?なんでもういんの?というかなんか背後がすっごい明るいんだけど!すっごい嫌な予感するんだけど!」

 

恐る恐る振り返ると―――ジュッ―――

 

 

――Side高町 なのは――

 

 

 

「いくよ!フェイトちゃん!はやてちゃん!」

 

闇の魔導書、その暴走した防衛プログラム。はやてちゃんを助けるためにみんなで協力して目の前の存在を倒さないといけない

 

(できる、私たちならできる!そうだよね、レイジングハート!)

 

(・・・もちろんです、マスター) ※主は英語ダメなのでデバイスは日本語表記でいかせてもらいます

 

「全力全開!スターライトォ!」

 

「雷光一閃!プラズマザンバー!」

 

「響け、終焉の笛!ラグナロク!」

 

「「「ブレイカー!!!」」」

 

光の奔流が防衛プログラムを飲み込もうとした瞬間

 

「――え!?」

 

防衛プログラムと私たちの魔法の間に一人の男の子が現れたのが見えてしまった・・・

その少年の顔は言い表せない感情に包まれていたのがわかった

 

「だめぇええええ!」

 

叫ぶがもう既に遅い、光に飲み込まれ防衛プログラムと彼は飲み込まれていってしまった

 

「・・・・・・見た?」

 

「見てもうた・・・・・・」

 

「どうしようなのは!?」

 

正直どうしようもない。非殺傷設定とはいえ私たち三人の全力全開、どうなったかなんて考えたくない・・・

 

(ユーノ君どうしよう・・・私達取り返しのつかないことをしちゃったの・・・)

 

(だ、大丈夫だよなのは!殺傷設定になっていなければ生きている可能性はあるよ!・・・・・・きっと)

 

そこは自信を持って言って欲しかった。この歳でこんな罪を背負うなんて思ってもいなかった。

涙で視界が霞む、結果的にははやてちゃんは助けることができたかもしれない、でもそれとは別に無関係の人を殺めてしまった・・・・・・、私達はこれからどうなって――あれ?

 

『みんなお疲れ様、無事にアルカンシェルで消滅させることが・・・・・・みんなどうしたの?』

 

リンディさんから通信が入っているが私達は目の前の状況から目を離せずにいた

 

そこには―――

 

 

 

 

Side ???

 

死ぬかと思った、今回ばかりは本気で死ぬかと思った。転生してさぁA's始まるよとかwktkしてたトキメキを返せ!5秒もしないで二回目の死を覚悟したわ!よかった・・・『レイズデッド』が発動してくれて本当によかった・・・ッ

 

しかしあのハゲ神は馬鹿か。確かに俺はA'sと言った、A'Sを望んだ。だがしかし、だがしかしだ常識的に考えてラスボス消滅するか否かってところに転生させますか?ハゲハゲ言ったこと根に持ちすぎじゃないですかね!?

 

まぁいい、もうA'sは諦めよう。これからの時代はStsだうん

新たな決意と共に腕を組み水中からゆっくり上昇していく『ガイナ立ち』というものだ。やってみたかったんだよこれ!

 

「ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド」

 

ただし効果音は口から出る。

浮上し終わるとなのは達がこっちを見て警戒している・・・・・・ように見える。まぁ当然といえば当然だろう、いきなり転移してきた謎の少年X、三人の全力全開を受けても浮かび上がって来たのだ。なにこのラスボス感

しかしだ、俺は決してラスボスなんかじゃない。そう、ここは友好的に手を振りながら歩み寄って行くのが一番だろう、浮いてるのに歩み寄るってのも表現的にどうかと思うけど!

 

「あー、落ち着け、俺は決して怪しいものj「シグナム!あかん!」うぇ?」

 

突然のはやての叫び声、声を掛けられた方向を見るとシグナムが『紫電一閃!!』とか言いながら・・・・・・あれ・・・これ・・・死んだわ・・・・・・

 

 

 

俺は本気で二度目の死を覚悟した


 
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