No.457427

緋弾のアリア~スキャッグスの名をもつ原作ブレイカー~

第九話

2012-07-22 15:14:05 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:1704   閲覧ユーザー数:1633

 

 

 

 

 「ん~、ピッツァうめぇ~」

 

こんにちは、カゲヨシです

 

今回はイタリアです!!

ピザうめぇなぁ

 

 「今回は何もない事を祈るか」

 

そしてウェイターを呼び金を払う

 

この発言がフラグだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「お土産?」

 

 『マグネットを頼んでいいか?』

 

 「なぜにマグネット?」

 

現在話しているのはシャーロックだ

 

 『いろいろ集めているのだよ』

 

なるほど

コレクターでしたか

 

 「あ、そうだ。実はドイツでな、カクカクシカジカ」

 

 『なるほど。わかった。報告ありがとう』

 

 「で、誰なんだ?相手は?」

 

 『バチカンだ』

 

 「バチカンって、あの世界一小さい国の?」

 

 『君が今いるイタリアの中にある国だよ。多分君が助けたカツェを狙っていたんだろう』

 

 「まず誰なんだ、そのカツェって子は?」

 

 『知らずに助けたのかい?まったく君には驚かせられるよ。その子は確か旧ナチスのハケーン・クロイツのトップの子孫だよ』

 

 「って事は………」

 

 『ああ、ヒットラーの末裔だよ』

 

わお

何て人だよ

 

 『そして君はその子を守ったんだろう?しかも相手を殺して』

 

 「まぁな、放っておけなかったからな」

 

 『なら気をつけたほうがいいよ』

 

 「?」

 

シャーロックの言っている意味が分からなかった

 

 『バチカンにとったら君は現在、敵扱いだ』

 

 「それがどうしたってんだ?」

 

別にそれは大きな問題じゃない

昔から殺しをやってきた俺にとったらそれは大した問題じゃない

 

 『カゲヨシ君、君がいる場所は?』

 

 「イタリア…………ッ!!」

 

 『そうだ、君がいる場所は敵の本拠地と言っても過言ではない』

 

たいへんだな

いますぐここを出ようかな?

 

 『それ以前に出してもらえるのかな?』

 

 「まぁ、そうだな」

 

 『せいぜい気をつけるのだな』

 

 「ああ、了解」

 

そして携帯をきる

 

「今日は棺を真横において寝ますかな」

 

そんな事を思いながら、俺の背中を遠目で眺めるカソックを着た人達を窓ガラス越しに見た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうしますかねぇ

ずっとあのカソック組が付いて来ているんですけど

 

攻撃するか?

いや、ここには人がいる

 

逃げるか?

いや、それをすると宿をつきとめられる可能性がある

 

また裏路地で殺すか?

妥当な案だが相手の武装がわからない

 

 「こちらから話すか」

 

俺は後ろを振り向き一瞬だけ目を合わせる

そして首を少し動かしカフェの方へとさそう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「それで、誰ですか?」

 

 「私達はバチカンの者です。私はエリナス、そしてこちらがメーヤです」

 

そして隣にいる金髪の少女シスターを紹介する

 

 「さいですか」

 

俺は手を上げウェイターを呼びコーヒーを頼む

 

 「それで?」

 

 「あなたはあちら側を助けた、と聞いたので」

 

それで俺を敵と判断して来たのか

あちら側はたぶんカツェんのことだろうな

 

 「で、何がしたいんだ?俺を殺すのか?」

 

 「違います、先に事情をお聞きします」

 

なるほど

正しい判断だな

 

その後俺はカツェがそのような人物と知らずに助けたことをいった

 

 「確かにそうですね。小さい女の子がカソックの服を着た人に追い回されている。そのような状況でしたら私も同じことをしていましたわね」

 

 「でしょ?」

 

 「はい、今回はお咎めなしになりそうですね。我々も何も知らずに助けただけで子供を殺めるように人ではないですから」

 

内心その言葉を聞いてホッとする

できるだけ敵は作りたくない

 

俺の将来のためにも

 

 「ありがとうございます」

 

そして俺は小銭を置き席を立つ

 

 「それでは」

 

 「はい」

 

そしてエリナスと呼ばれる人は頭を深々と下げる

俺はすぐさまその場を去りこの町を今すぐ出る準備をする為にホテルに向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「エリナス様」

 

 「何でしょうかメーヤ」

 

さっきのカフェでまだ紅茶を飲んでいる

 

 「やはり彼なんでしょうか?」

 

 「ええ、間違いありませんわ」

 

 「で、ですが、ただの子供ですよ?」

 

 「それが一番怖いんですよ」

 

そう

一見普通に見えて、全く違う

彼はすごいペテン師だと思う

 

私は手を上げ後ろに待機させていた者を動かす

 

 「もし、彼が背信の葬儀屋だったとしても、これで確認できます」

 

ゾロゾロと普通の服装を着た人たちが先ほどの子供の後をつける

 

 「ちょっとやりすぎじゃあないですか?」

 

 「いや、これでも楽なほうですわよ?普通だったらバチカンにお持ち帰りしているところです」

 

 「彼の事はお咎めなしだったのでは?」

 

私は少し焦ったように言う

先ほどの話とはまったく違う

 

 「メーヤ甘いですわよ」

 

そして紅茶を置き

にこやかに答える

 

 「こちら側は聖騎士候補が二人もやられたんですのよ?これぐらい妥当です」

 

 「それに―――」

 

 

 

 

 

 

 「彼も私たちがこうすることを前提で動いているのですよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「やっぱりか」

 

俺はそう呟き舌打ちをする

エルナス達程ではないが、距離を取っている

 

この距離であればあの銃の使いどころなんだが

人が多すぎる

 

しかも相手は何か企んでいる

 

俺はいつもどおり街道をまがり少し暗めの裏通りに入る

もちろん行く先は行き止まりだ

 

 「フン、わざわざ止まってくれるとはな」

 

 「ああ、そうだぜ」

 

俺は王の財宝を発動する

 

 「No.23 無音銃(サイレンス)」

 

俺の手の内に銃身が少し長い銃が現れる

 

 「ほう、ここで銃を使うか?ここはある程度表から離れているが銃声は聞こえるぞ?そして私たちはある程度コネを持っているからな。その程度で私たちは何も言われん」

 

そしてカソックの服を着たやつらが武器を抜く

短剣や西洋剣や、槍まであるぞ

 

5人か……………

 

俺は銃を構え引き金に指を添える

 

そして引く

バズルが光り、弾が撃ちだされ銃声が―――

 

 

 

―――鳴らなかった

 

 

 

 「はっ?」

 

音が鳴らなかったので不発だと思っただろう

だが違うこうゆう銃なのだ

 

先ほどまで喋っていた奴の頭がなくなっているのだ

 

 「な、なに!?」

 

そしてまた引き金をひく

また、誰かの体が吹き飛ばされる

 

それに驚いているのでまだ何人か何が起こったのかわかっていない

そんな隙を見逃すほど俺は甘くないのでその間に全員殺す

 

 「がはっ………ば、バカな。何が起こった」

 

 「こん銃はスキャッグスでよ。 無音銃(サイレンス)っていうんだ。特性はな音がしないことなんだよ。まぁ、マズルフラッシュはあるけどな」

 

 「そんな、ことあるはずがない。銃声がないだなんて」

 

 「現に目の前にあるだろ?これがスキャッグスだ」

 

銃を頭につきつけ打ち抜き

止めをさす

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「もしもし?シャーロック?」

 

 『カゲヨシくんか。どうかしたのか?』

 

 「至急チケットをくれ」

 

 『ああ、わかった』

 

そう言うとすぐ携帯に番号が送られてくる

 

 「次は………」

 

 『ああ、そうだよ。次はルーマニアだよ』

 

 「へ~、そうなのか」

 

 『それで君に一つ頼みごとがあるのだが』

 

 「ん、なに?」

 

 『ブラドをご存じかな?』

 

 「しらないな」

 

 『通称、無限罪のブラド。まぁ、正真正銘の化け物だよ』

 

原作を読んでいますからわかります

 

 『そのブラドをしまつして欲しいんだ』

 

 「………は?」

 

 『いや、彼はいろいろとやってはならいない事をしていてね。イー・ウーのナンバー2だったのだがね、この際ブラドを除名して君をナンバー2にしようかと考えているのだよ』

 

 「いやいや、なんで俺なの?」

 

 『君は聞いた所によると聖騎士級のバチカンの騎士を二人同時相手にして勝ったそうじゃないか?それに昔からそのての仕事をやってきてるんだろ?これほど強い人には敵人じゃないか』

 

俺はだまる

もちろん全て事実だ

 「はぁ、わかったよ」

 

 『ふむ、よろしい』

 

そしてまたチケットが携帯におくられて来る

 

 「じゃあな」

 

 『ああ、では』

 

そして携帯をきる

 

また、めんどくさい事になりそうだな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あ、マグネット買わないと」

 

 

 

 


 
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