No.457312

超次元ゲイムネプテューヌmk2BURST

レオさん

今回はシンヤが色々とフラグを立てます

第二話 現状理解(後編)

2012-07-22 11:10:13 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:907   閲覧ユーザー数:895

シンヤはネプギア達に連れて行かれここプラネテューヌに到着した。

 

ここプラネテューヌは別名『革新する紫の大地』と呼ばれていて、

ゲイムギョウカイの西方を納める先進国家である。

 

プラネテューヌに着いたシンヤは自らの世界よりも遥かに文明レベルの違う国を見て

「凄いな……」と感嘆を漏らした。

 

「そうですか?」

 

と、ネプギアがシンヤの言葉に反応した。

 

「あぁ、こんな光景を見るのは初めてだからな」

 

「初めてって、アンタ旅でもしてるの?」

 

「いや、してねぇよ」

 

「じゃあ、何でよ?」

 

「ま、色々とな」

 

「ふーん…」

 

と、そんなやり取りをしている内に巨大な建造物の前に到着した。

 

「……ここは?」

 

「いーすんさんが居る教会です」

 

「いーすんさん?」

 

「イストワール様のことよ」

 

「ふーん。(教会か……)で、この中にイストワールって人が居るのか?」

 

「ええ、そうよ。じゃ、行きましょ」

 

(……俺、ゴッドイーターなのに……)と、複雑な心境のシンヤであった。

 

 

 

 

 

中はそれなりに広かったがが、教会の中はガランとしており、

中には巨大な本に乗った幼い少女が居るだけだった。

 

「いーすんさん、ただいまー!」

 

「ネプギアさん、アイエフさん、コンパさん、お帰りなさい。

……そちらの男性は?」

 

「無月シンヤだ。……貴女ががイストワールか?」

 

「はい、そうですが」

 

「……少し聞きたいことがあるんだが、答えてくれないか?」

 

「……それは、何故?」

 

「確かめたいことがあるんだ。頼む」

 

と、頭を下げた。イストワールは

 

「…解りました」と言った。

 

「ありがとう。じゃあ質問するぞ。『アラガミ』と言うのを知っているか?」

 

「アラガミ? …いいえ、知りません」

 

「(…アラガミを知らない…)次だ、今は西暦何年だ?」

 

「西暦? 今はギョウカイ歴20XX年です」

 

「(…西暦とは違う起年法…)これで最後だな。この星は何て呼ばれてるんだ?」

 

「この星と言うより、この世界はゲイムギョウ界と呼ばれています」

 

「(…ゲイムギョウ界…)解った、答えてくれてありがとう」

 

「いえ、ですが、何故その様な事を?」

 

「確かめたいことがあると言っただろ? これではっきりした」

 

「はっきりしたって、何がですか?」

 

「あぁ、ここは俺が居た世界じゃないってことだ」

 

「え?それって…」

 

「説明するよ。質問に答えてもらった礼だ」

 

 

 

               説明中

 

 

 

「……つまり、シンヤさんの居た世界は地球と呼ばれていて、

そこはアラガミという存在が人々の平和を脅かしていて、

シンヤさん達ゴッドイーターがアラガミの脅威から人々を守っている…

と言うことですね?」

 

「ああ、その通りだ」

 

ネプギア達に説明をして、イストワールが簡潔に纏めてくれた。

 

「……信じられないわね。そんなの」

 

「まあ、当然だな」

 

シンヤもその言葉に頷く。

 

「……私は、シンヤさんの事を信じます」

 

そんな中、ネプギアはシンヤの事を信じると言い出したのだ。

 

シンヤもネプギアの言葉に驚いていた。

 

「ネプギア!?」

 

「だって、シンヤさんが噓を言っているようには思えないんです」

 

「ギアちゃん…」

 

「……ありがとう、そう言ってくれたら俺も嬉しいよ」

 

と、驚きの表情から一転、笑顔を向けると

 

「い、いえ!別に、そんな……」と、顔を赤くしてしまった。

 

「?」

 

……当の本人は、気づいていない様だが……。

 

「ところで、この世界の事を教えてくれないか?こっちの状況を知りたい」

 

「解りました。では、説明します

 

 

 

               説明中

 

 

 

「…なるほど、この世界はゲイムギョウ界と呼ばれていて、

プラネテューヌ、ラステイション、ルウィー、リーンボックスの四大陸に分かれていて、

それぞれの大陸に一人ずつ守護女神が居たが、三年前いきなりマジェコンヌって奴らが

現れて、そいつ等を倒す為に四女神が協力してギョウカイ墓場って所に行ったが、

あえなく返り討ちにあい、ネプギアもそこに三年間も閉じ込められていた…

と言うことか?」

 

説明された内容を簡潔に纏める。

 

「はい、その通りです」

 

「…そうか…。で、これからお前達はどうするんだ?」と聞いた。

 

「今はとにかくシェアを回復することが最優先です。

それに、ゲイムキャラに協力して貰わなければなりません」

 

「ゲイムキャラ?」

 

「古の女神様達が生み出した、世界の秩序と循環を司る存在です。

彼女達は各国の土地に宿り、その土地に繁栄をもたらし続けています。

そして有事の際にはその時代の女神を助け、悪を滅ぼすだけの力を秘めている…」

 

「へぇ、凄いんだな、ゲイムキャラって言うのは」

 

「えぇ。ただ、正確な所在は私のほうでも摑めていません。なので、今はゲイムキャラを探しているのですが…」

 

「見つからない、か」

 

「はい…」

 

「………よし、解った。俺もそのシェア回復とゲイムキャラ探しを手伝おう」

 

と言ったら

 

「「「「!!!」」」」全員が驚いていた。

 

「俺は困っている人は見逃せないんでな」

 

「い、いいんですか!?」

 

「言ったろ、俺はゴッドイーター。人類を脅威から守るのも役目の内だ。

マジェコンヌって脅威から人々を守るのも立派な役目だ」

 

「あ、ありがとうございます!!」と、笑顔で返してきた。

 

「お礼なんていいさ。ところで、通信機って何処にある?」

 

「通信機、ですか?」

 

「ああ、向こうの世界に連絡を入れたいんだが、俺の持ってる奴じゃ駄目みたいだから

この街みたいに文明レベルが高いなら別の世界に通信出来るかもしれないと思ってな」

 

すると、イストワールは何かを考えるような動作をした。

 

「…あるにはあるのですが、現在は故障していて使用できないのです」

 

「故障中…。修理は出来ないのか?」

 

「パーツがあれば修理することが可能ですが…」

 

「そうだ! いーすんさん! 私達がパーツを取ってきます!」

 

突然、ネプギアがそんな事をいい出した。

 

「そうね。ネプギアのリハビリもあるし」

 

「はい。それにパーツを取ってくれば一石二鳥です」

 

どうやら、アイエフとコンパはネプギアの意見に賛成のようだ。

 

「皆さん…」

 

と、イストワールはネプギア達の事を心配したが

 

「私なら大丈夫です。それで、パーツはどこにあるんですか?」

 

ネプギアが自信を持って答えたので、イストワールはネプギア達に任せる事にした。

 

「ダークネス60と言う廃工場の中にあります」

 

「わかりました!」

 

「俺も行くよ。言い出しっぺが行かないんじゃ意味が無いだろ?」

 

「ま、そうね。では行ってきます!」

 

シンヤ達はパーツを求めてダークネス60に向かっていった。

 

 

 

 

だが、シンヤ達はダークネス60で、シンヤ達の世界を食い荒らす神々と再会することを

彼らはまだ知る余地は無かった。


 
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