「この時間は実戦で使用する各種装備についての講義を行う」
3時間目は副担任の山田真耶ではなく千冬が担当している
「ああ、その前に再来週行われるクラス対抗戦に出るための代表者を決めないといけないな。
クラス代表とはそのままの意味だ。貴様らがわかりやすく知るのならクラス長ということだ。一度決まると一年間変更はないからそのつもりで。自薦他薦は問わないぞ」
そんな面倒くさいことはやりたくない。と真っ先に思った三人、一夏、ウルキオラ、グリムジョー
ノイトラは話を聞かずに寝ている
「はい!織斑君を推薦します!」
「私もそれがいいと思います!」
「私はジャガージャックさんで!」
「シファー君がいいです!!」
「「お、俺!?」」
「・・・・・・・・・・・」
「ぐぅーーーーーーーー」
「織斑、ジャガージャック。自薦他薦は問わないといったはずだ。さて、他にいないのか?いなければ何かしらのやり方で決めなければならんが」
「い、いや俺は―――――」
グリムジョーは半ば諦めて黙っているが、一夏が反論しようとしたとき
バンッ!
「待ってください!納得がいきませんわ!!!」
セシリアが机を叩いて立ち上がった
「(・・・・・・・・うるせぇな)」
最初から話を聞いてなかった人物がそう思った
「そのような選出では認められません!大体、男がクラス代表だなんていい恥さらしですわ!!このセシリア・オルコットにそのような屈辱を一年間味わえとおっしゃるのですか!?」
「「「「・・・・・・・・・・・」」」」
「実力からいえばクラス代表にふさわしいのはこのわたくしです。それを物珍しいからと言って、極東の猿や意味の分からない獣がやるのは困ります!!」
「「「「・・・・・・・・・・・」」」」
「大体、文化としても後進的な国で暮らさなくてはいけないこと自体、わたくしにとっては耐え難い苦痛なうえに、弱い男性と同じクラスだなんて―――――」
ドガァァァァン!!
『・・・・・・・・・・・』
「はぁ」
「やっちまったなぁ」
ものすごい轟音のもとにクラス全員が視線を向ける
一方、ウルキオラとグリムジョーはやれやれといった感じだ
視線の先、ノイトラの席は机が粉々に砕かれていた
「・・・・・・・おい金髪」
「へ?」
「おまえ今さっきなんつった?」
「え、えと・・・・・」
「『弱い男』だぁ?そりゃあ誰のこと言ってんだよ?そこの織斑って奴か?それとも・・・・・・・俺を含めた男子全員にいってんのか?だとしたらよ・・・・・・・雑魚が粋がってんじゃねぇぞこらぁ!!!」
「あ、あなた!!わたくしが弱いというのですか!?」
「ったりめぇだろ。雑魚金髪」
「!!なら決闘ですわ!!」
ジャキン ブゥン
「・・・・・へ?」
『え?』
セシリアだけでなく周りの生徒も目の前にあるものを見て気の抜けた声を出した
「どうした。決闘しねぇのか?」
「あ……あ………あ……………」
ノイトラの持つ三日月状の大剣がセシリアの首元にあった
「怖ぇのか?なら死ん「それ以上はやめろノイトラ」………んだよ。こいつから『決闘だ』とか言いやがったんだ。決闘ってことは殺される覚悟もあるってことだろ」
大剣を振ろうとしたところでウルキオラに止められ、それでもやろうと抗議する
「バカが「んだとこら」話を聞け。こいつが言ったのはISでの決闘のことだ。ここがIS学園なのだからそういうことになるはずだ」
「んだと?そういうことなのか金髪?」
「え………あ……」
いまだに首元に大剣があるため舌が回らない
「どうなんだ?」
「あ………は……い…………」
「・・・・・・・・・ちっ」
大剣を退いて背中に担ぐと、柄の部分を回す
すると大剣は突然消えた
「いつにするんだ」
「ふぇ?」
「決闘はいつにするかって聞いてんだ」
ノイトラは問うが、セシリアはいまだに恐怖している
「ジルガ。その話は私がする。クラス代表を決めるにあたってオルコット、織斑、ジルガ、シファー、ジャガージャックには模擬戦をしてもらう。それでいいな」
千冬の言葉に皆、我に帰り頷いた
「では勝負は一週間後の放課後、第3アリーナで行う。各自用意をしておくように。それとジルガはあとで指導室に来い。では授業をはじめる」
~ 一夏 side ~
「あ”ーー…………」
俺は机に突っ伏していた
ISの参考書を捨ててしまったせいでここまで苦労するなんて………
それにひきかえ……………………
「一夏ーーーーー生きてるか?」
「こいつはあの授業についていけてないんだ。仕方がないだろう」
俺に話しかけてきたグリムジョーと、なんでこの状態なのか言ってくれるウルキオラ
勝手に殺すな。あとウルキオラ、わかってくれてうれしいぜ。いい奴だ
「…………いや、参考書と電話帳を間違えるような奴は元からバカか」
前言撤回。こいつは酷い。確かに自業自得だけど無表情で事実だけ言ってくるのが酷い
「あ、織斑君。まだいたんですね。よかった」
副担任の山田先生が来た。俺に何か用かな?
「寮の部屋の鍵を渡しに来ました」
え?でもあれって確か
「俺は一週間ぐらいは自宅から通学するようにといわれたんですが」
「ですけど事情が事情なので無理やり部屋割りをしたようです」
う~ん、たぶん政府とかかな?
男のIS操縦者ってここにいる俺たちしたいないからな
「わかりましたけど……一回家に帰ってもいいですか?荷物の用意しないといけないので「心配するな。私が手配しておいた。生活必需品だけでいいだろう。ありがたく思え」・・・・・どうもありがとうございます」
千冬姉が現れて俺に言ってきた。でもそれだけってすげぇ大雑把なまとめ方だ
「それと、夕食は6時から7時、寮の一年生用の食堂で取れます。各部屋にシャワーがありますからそれを使ってください。大浴場もありますけど織斑君たちは使えませんので」
「え、なんでですか?」
俺、風呂好きなのに
「一夏。おまえはバカか」
「ここど~こだ」
ウルキオラにバカと呼ばれ、グリムジョーが聞いてきた
「IS学園だろ?それがどうしたんだよ」
ゴスッ!
「いってぇ!!」
グリムジョーが脳天チョップしてきた
千冬姉の出席簿並にいてぇぞ!!!
「じゃあIS学園のほとんどの生徒は?」
「そりゃあ女子だろ・・・・・・ってあ~~~」
「そういうことだ」
女子が使っているところに行ったら変態扱いされるってことだな…
「じゃあ私たちはこれから会議なので」
「寄り道はするなよ」
そういって千冬姉と山田先生は教室から出た
「一夏。部屋番号は?」
「え~と、1025号室だって」
「俺たちの部屋は1026号室。つまり隣同士ということだな」
そうなんだ・・・・・
「じゃあ一緒に行こうぜ」
「いや、先行ってろ一夏」
「え?どうした」
「こいつを起こさねぇと」
「ぐぅーーーーー」
じつはノイトラは昼食後はずっと寝ていた
授業中も
そして千冬姉が寝ているところを
なんで出席簿が折れるんだよ・・・
しかも叩かれた本人は何事もないように寝ていた
「わ、わかった・・・」
「じゃあな」
「また明日な」
授業中といい、ノイトラはあぶねぇってことかな
~ side out ~
一夏が去り、ノイトラを起こして寮に帰宅する
しかし自分たちの部屋の前で
「・・・・・・・・・・待て」
「ああ?なんだノイトラ」
「・・・・・・・・・・・・・あいつがいる」
「あいつって・・・・ああ。確かにあいつの匂いがするな」
「電磁波も一致している。間違いないだろ。ノイトラ頼む」
「言われなくてもあいつは嫌いだからやる・・・・・・・・」
次の瞬間
『え?ノイトラ君!?ってあれ?誰もいな―――わあ!!ってえ?ホントなの!!?ちょ、出てくから待って!!!』
扉の向こうで楯無が慌てた声を出した
『・・・・・・・・・ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーー!!!!』
バンッ!!ダダダダダダダダダダ!!!
悲鳴が聞こえたと思ったら
部屋から楯無が出てきて駆け足で廊下を走っていった
「・・・・・・・・・・ノイトラ。何を言った」
「『早く出てけ。殺すぞ』だ」
「・・・・・・・・・・相手を考えて言おうぜ・・・」
その後部屋で各自くつろいでいたら隣が騒がしくなった
しかしそんなこと気にせず、そのまま3人は眠りについた
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
後書き
疲れる・・・・
ウ・ノ・グ「「「久しぶりだな」」」
あ、どうも。お疲れ様で~す
ウ「疲れているのはおまえだけだ」
グ「それよりもっと書け」
ノ「こっちは早く暴れてぇんだよ」
我儘です・・・二作品作るってこんなに疲れるんだね・・・
ウ・ノ・グ「「「どうでもいいから早く書け」」」
酷い!!!そこまでやらせる!?
ウ・ノ・グ「「「もちろん」」」
グスッあとがきでの3人っていつも厳しいよ・・・
ウ「何か言ったか?」
いえ!何もございません!!!ピシッ←敬礼してる
ウ「ならいい」
グ「そういえばノイトラは楯無に何したんだ?」
ノ「そいつにだけ聞こえる音、音玉を飛ばしただけだ」
能力はジャンプのトリコのキャラからです
ウ「パクリ作者が」
自覚してるけど言わないで・・・・・
かっこよかったんだもんあの能力・・・・・
次回からバトル開始になるな~~(たぶん)
ノ「殺(や)らせろよ」ジャキンッ
はぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!
グ「じゃ、またな」
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4話目です