これからの話、どうしよう……
翌日、遂に管理局地上本部襲撃の日になった。
時間はもうすぐ日が沈む頃である。
俺はチンクとともに行動することになった。
ノーヴェとウェンディは機動六課のスバル、ティアナ、エリオ、キャロと闘っている。
クアットロは、IS『シルバーカーテン』を発動させて地上本部のシステムに侵入。指揮通信系統をダウンさせ、建物の基幹システムを活動不能に追い込む。
トーレとセッテは、武装局員を気絶させている。
ディエチは、IS『ヘヴィバレル』で自身のエネルギーをイノーメスカノンのエネルギー弾に変換させ、地上本部に照準を合わせ、撃つ。
局員にガスを吸わせて無力化する。
アギトは、ゼストというオッサンとともに、地上本部に向かった。
俺とチンクは、スカリエッティがいっていた、『タイプゼロ・ファースト』こと『ギンガ・ナカジマ』と対峙している。
チンク「タイプゼロ・ファーストか…」
ギンガ「あなたたちを、局員傷害罪及び、大規模騒乱罪で逮捕します!」
俺達は戦闘体勢に入った。その時、スカリエッティから通信が入った。
スカリエッティ『優斗君!』
ユウト「うぉ!何だ?」
スカリエッティ『アジトがジエ・リヴォースにやられてしまった…』
ユウト「何!ジエ・リヴォースが!?」
スカリエッティから聞くと、俺達が作戦を開始して少しした、その時、アジトにジエ・リヴォースが来て、レリックを持って行かれたとの事だ。
幸い、大事な施設と、ヴィヴィオ達は無事らしい。
スカリエッティ『それで、君達のもとに奴の手先が向かっている。気をつけてくれ!』
ユウト「!?。分かった!」
優斗は通信を終え、膠着状態のチンクとギンガの方を向いた。
その時、二人の間に、人型の機械が姿を現した。
ギンガ「!?。これはあなたたちのガジェット!?」
ギンガの問いにチンクは
チンク「違う!これは私達のガジェットではない!」
機械がチンクの方を向いた。そして、チンクにレーザーを撃った。
チンク「!?。(まずい!避けられない!)」
チンクがそう思った時
ユウト「危ない!」
優斗が走って来て、チンクを押し倒した。
しかし、レーザーはチンクの右肩を貫いた。
ユウト「がはぁ!」
チンクが口から血を吐く。
ギンガが機械に攻撃する、しかし、機械はギンガの魔力を無効化し、攻撃は通らなかった。
ギンガ「そんな!?」
その時、機械から声が聞こえて来た。
???『やあ、久しぶりだな』
ユウト「てめぇ…ジエ・リヴォースか」
ジエ・リヴォース『漸く準備が整った。だが、今日はまだ余興だ。充分に楽しんでくれたまえ』
そう言うと、機械が動き出した。
ギンガ「気をつけてください!その機械は魔力を無効化します!」
その言葉に優斗は、
ユウト「ジエ・リヴォース…てめぇは絶対ゆるせねえ」
優斗は機械に突進した。
機械が優斗に剣の様な物を振るった。しかし
ユウト「邪魔なんだよ!」
優斗は剣ごと機械をたたっ斬る。
機械は真っ二つになった。
優斗はチンクのもとに駆け寄った。
ユウト「チンク!おい!しっかりしろ!」
ギンガ「大丈夫ですか!?」
チンクは弱々しい声で応えた。
チンク「私は…大丈夫だ…」
そこに、セッテが優斗達のもとに来た。
セッテ「優斗!チンク!」
セッテがチンクのもとに駆け寄った
ユウト「セッテ、チンクをスカリエッティの所に…」
セッテは分かりましたといい、チンクを連れてその場を後にした。
ユウト「さて、ギンガっていったっけか」
ギンガ「…はい、ジエ・リヴォースとは一体…」
優斗はギンガにジエ・リヴォースの事を話した。
ギンガ「世界を滅ぼして、人類を支配する…」
ギンガ「それに、魔力が通用しない、…厄介ですね」
ユウト「ああ…」
ギンガ「…今日の所は見逃します…ですが、次に会った時は逮捕します」
そうして優斗は、スカリエッティのアジトに戻った。
ーーーーーーーーーーー
優斗達はアジトに戻ってきた、チンクは無事だった調整室で治療中である。
スカリエッティ「すまない…レリックをいくつか持って行かれた…」
最初に口を開いたのは頭に包帯を巻いたスカリエッテイだった。
セッテ「ドクター大丈夫ですか?」
セッテが心配そうに聞く。
スカリエッティ「私は大丈夫だ」
ヴィヴィオ「チンクお姉ちゃん、大丈夫かな…」
トーレ「…あの機械は私達の所にも来た」
ノーヴェ「機動六課の魔導師の魔法が効かなかったな。だけど、あたし達の攻撃は効いた」
スカリエッティ「…奴は、今日は余興だといっていた」
そう会話をしていると、突如、空間にモニターが出て来た。
ジエ・リヴォース『やあ、余興は楽しんでくれたようだな』
トーレ「ジエ・リヴォース!」
ジエ・リヴォース『今この通信は、お前達と管理局に流れている』
スカリエッティ「な!?」
ジエ・リヴォース『…さて、聞こえているか?管理局の者ども?』
ジエ・リヴォースは続けて言う
ジエ・リヴォース『私は、貴様ら管理局に復讐し、この世界を滅ぼす。そして、人類を支配する』
ーーーーーーーーーーー
地上本部
機動六課の部隊長、八神はやては、ジエ・リヴォースの通信を聞いていた。
はやて「…復讐やて?」
ジエ・リヴォース『私は、スカリエッティのアジトを襲い、レリックを奪った。そして、私はレリックの力で超人類となり、この世界を滅ぼす』
はやて「そんなこと、管理局が黙っとらんで!それに、何故スカリエッティのアジトを知っとるんや!」
ジエ・リヴォース『簡単だ。私は創造主を手に掛け、そして聞き出した。まあ、殺してはいないがな』
はやて「創造主…?どういう事や?」
ジエ・リヴォース『特別に教えてやろう。私は管理局の最高評議会どもに造り(うみ)出された。自分達の忠実な駒としてな』
はやて「!?」
はやてはジエ・リヴォースの発言に驚愕した。
ジエ・リヴォース『しかし、私は奴らの言いなりにはならん!私はこの世界を滅ぼし、人類を支配する神となる。止められるものなら止めてみろ!』
はやて「…ジエ・リヴォース…。最後に一つだけ。何故そんなことをするんや?」
ジエ・リヴォース『…私は貴様らの代わりにこの世界を統治する。そのために、まずはこの世界を滅ぼす。そして、私の様な優れた者が貴様らの様な愚かな人間を支配する世界にするのだ!』
そういうと、ジエ・リヴォースは通信を切った。
はやて「スカリエッティに、ジエ・リヴォース…」
はやて「この世界は一体、どうなるんや…」
Tweet |
|
|
5
|
0
|
追加するフォルダを選択
俺はこの日、掛け替えの無い奴らに出会った。
俺は車に跳ねられて死んだと思ったら、なんかよく分からんが別世界に行ってしまったみたいだ。
気が付けば、マッドな科学者や12人の姉妹と暮らしていたり、組織にケンカ売って犯罪者になっちまったり。平凡な日々を送っていたり
そして--俺は戦う。ナンバーズ達を、世界を守るために。