No.455080

IS ~愉快を求める転生者~ 第6幕  神と戯れ、天才と一緒に一人の少年を貶める

薄暮さん

相変わらずスッカスカでヘチマみたいな内容


なんというgdgd感・・・!!

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2012-07-18 12:39:54 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2734   閲覧ユーザー数:2610

「ふぅ・・・ただいまー」

 

家の玄関を開けながら言う。

 

各国の手伝いやっと終わったよー、2年間は長かった。

 

「さーて今度は家の片付けでも・・・」

 

 

 

「よっしとどめよ福音!!銀の鐘」

 

「だが甘いよ。紅椿、絢爛舞踏!」

 

「ちょっ、今エネルギーの残り10だったでしょ!やっぱそれ反則!!」

 

「おやおや、こっちはエネルギー満タンなのにそちらはたったの50ですか?」

 

「その顔をやめなさい!!」

 

 

 

何と言うことでしょう。

 

 

 

リビングで、神×2がゲームしていました。

 

 

 

「お前ら・・・」

 

「あ、京ちゃんお帰りー」

 

「お邪魔してるよー」

 

こちらを見ずに返事する神×2。

 

「お前ら何してんだよ!?ここ俺の家だから!神はさっさと天界へ帰れ!」

 

「ぶー、けちー」

 

「まあそう言わずに」

 

全く話を聞く気のない笑顔×2

 

「なんで・・・もういいや。で、アンタら何してんだ?」

 

さっき聞こえた会話からイヤな予感しかしないけど、一応聞いてみる。

 

「ああ、これ?いやーあまりに暇だったから原作に出てくるISでゲーム作っちゃった☆」

 

「時系列的に作っちゃ駄目だと思うんだけど?まだ出てきてないし」

 

「おかげで逆転できたよー、さすが第四世代」

 

「ゼウスは少し黙れ」

 

「酷いなあまったく」

 

 

はっはっは、と笑う最高神。くそぅ、殴りたい・・・!

 

 

 

「で、ハル。アンタ仕事は?」

 

「ぎくぅ!な、なんのことかなあ~?」

 

「ほほう、サボりか」

 

「いやいやサボってないよ!?ただ今は仕事がちょうどなかったから遊んでただけーっていうかなんというか・・・」

 

段々トーンが下がっていく女神ハトホル。

 

2年前から、俺はハトホルのことを『ハル』と呼ぶようになった。まあ始まりは急なことで、

 

『京ちゃーん、あだ名つけて!名前で呼ばれるのあんまり好きじゃないから!』

 

昼飯を食ってる最中、目の前に現れたハトホルの顔に食っていたエビフライが飛んだ。

 

 

 

そしてハトホルはエビフライの物理的ダメージと俺のゲンコツと引き替えにあだ名を手に入れたわけですよ。

 

「今はだってさ?なんか政治家がどーたらやってて暇なんだもん!だからその暇にゲーム作ってたらこんなのが完成したんだよ!逆に褒めてよ!?」

 

「仕事をしろよ!つーかゼウス!アンタ一応ハルの上司だろ!?部下がそんなことしてていーんですか!?」

 

さっきから会話に参加していなかったゼウスに話を振る。黙れって言ったの俺だけど。

 

「いーんじゃない?別に」

 

なんという放任主義。

 

「それよりも京ちゃん、そろそろ原作に介入して行く頃じゃないかなーと思って来てみたんだけど」

 

「ああ、あと少しで高校生だしな。中学は行ってないけどそこら辺はどーにでもなるし」

 

ずっとISに携わっていたせいで俺は学校にほとんど行っていない。小学校のヤツらの記憶はないし、中学に行く暇なかったしね。

まあそこら辺はテキトーで良いでしょ。IS学園ってIS動かせればいーんだから。

 

「で、で、でなんだけど京ちゃん、自分のIS作ったの!?スッゴイ気になるんだけど!」

 

急にトーンが上がり出すハル。誰か音量操作してるんじゃないか?

 

「作ったのは作ったよ。・・・知らないの?神でしょ?」

 

俺の行動を全部把握しているんじゃないのか?もしかしてサ「サボりじゃないよ!」心を読むな!

 

「なんかねー、そこら辺だけ見られないようになってるのよ。ISを作ったことに関してだけ全部。まったく、どっかの神様の仕業かしらね?」

 

チラリと横を一瞥する。

 

「全く、困った神がいたものだね、神の観覧を規制するなんてできるのは最高神ぐらいだよ」

 

・・・やはりお前か!!

 

「だってそっちの方が楽しみに待てるでしょ?速攻ネタバレより随分ましだと思うけど」

 

「・・・・確かにそうだけど」

 

「おもしろいもの造ってたから、期待して待ってなよ」

 

「・・・うん、そうする!」

 

「おいゼウスハードル上げるな、プレッシャーで胃炎起こすぞ」

 

正直ゼウスだけにしかバレれないのはありがたいかもしれない。ハルが見てたら多分このゲームの中に俺の機体が入っていた。・・・あんまり見せられるような機体じゃないしなー。

 

ちょうど時計から一時間ごとに流れる音楽が始まったとき、二人が腰を上げた。

 

「さてと、僕らはこれで帰るよ。明日は神班会議があるんだ」

 

「何その斬新な会議」

 

「ちなみにアタシは雑用で呼ばれてる・・・グスン」

 

ドンマイ、頑張れハトホル。

 

「しばらくアタシたち来れなくなるからね!寂しくても泣いちゃ駄目だよ!・・・グスン」

 

「まずハトホルが泣かないことだね。それじゃあね、また今度」

 

「あ、ああ、またな」

 

音楽が鳴り終わると、二人の姿は消えていた

 

 

「さてと、準備しますか」

 

携帯を取り出し一つの番号を呼び出した。

 

**************************************

 

「・・・で、織斑一夏の誘導を俺にやれと」

 

「そうなんだよきょーくん。いっくんをどーにかして誘導して欲しいんだ。私はいっくんが使えるようにちょ~~~~っと調整しなきゃいけないだ☆」

 

現在束のラボへとお邪魔しています。それにしてもコード多いなここ、間違えて踏み千切るぞ。

 

「そもそも男がIS乗れるっておかしいよな、ソイツ」

 

本当にどうしてISに乗れるんだろう?

いや、そもそも何でISは女性にしか使えないんだろうか?

本当に女性しか使えないんだろうか?

 

「きょーくんだってIS乗れるじゃん!」

 

「俺はスルーの方向で」

 

俺は神に特典を貰ってるし、当然と言えば当然なんだけど。

 

「んー・・・俺がISの調整するよ。同じ男だし、俺の方が早く終わるだろうから」

 

というのは嘘で、ちょっとフライングで白式見たいんだよねー。

 

「それもそうかもね。じゃあきょーくんお願い」

 

 

「OK任されたよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・さてと、何しよう?」

 

目の前の待機状態の白式に向かって問いかける。

 

ま、返事返ってくるわけないか、そりゃそうだよね。

 

(別に弄くる必要ないんだよなー・・・もうこれで動くし)

 

束は気付いていないけど、白式の本当の設計者は俺なんだよな・・・

 

造ったのは束だけど、アイデアは俺なんだ。

 

白式の構造、武器の『雪片弐型』、単一能力の『零落白夜』、第二移行の『雪羅』etc・・・

 

アイデアの相談をされたから、束がそう造るように誘導する答えを出したんだよな。

 

そのころはまだ、俺が白式に乗る予定だった《・・・・・・・・・・・・》けどな。

 

 

 

 

 

やることがないので、白式に触れる

 

「・・・こい、白式」

 

******************************************

side篠ノ之 束

 

きょーくんに白式の調整任せちゃったけど、もうこっちの準備は終わっちゃったよ。

白式の調整終わったかなー?

 

きょーくんはどっこかな・・・あ、見つけた。けど、

 

「・・・きょーくんやっぱ動かせるんだね」

 

「コイツはもう俺のじゃないけどな」

 

そこには、白式を身にまとった彼が居た。

 

 

「・・・最初はここにあった試作機が反応したんだっけ」

 

昔を懐かしむように言葉を零す彼。

 

「そうだね・・・あのときはホントにビックリしたねー」

 

「目の前に実験材料《サンプル》が来たってな」

 

「そんなのじゃないよー」

 

 

彼の冗談に笑う。

 

 

 

 

けどあのときは本当にビックリした。ISは私が造った。だからISのことは誰よりも知っている。

 

 

 

ISは女性にしか反応しない。

 

 

言い換えれば、

 

 

ISは男性には使えない。

 

 

 

それもわかっていた。

 

 

 

 

 

でもそんなことより、

 

 

「本当にビックリだよ・・・」

 

最初に動かしたのが自分と同じ天才《どうるい》であったことに。

 

 

 

ウサミミの天才は、やっと仲間を見つけた。

 

 

***********************************************

side織斑 一夏

 

(迷った・・・!)

 

高校入試の試験会場ってなんでこんなに複雑なんだ?

係員の説明もよくわかんなかったし・・・

 

(ま、適当に探すか)

 

部屋事態はこの建物にあるのは確かなんだし、探せばいつか見つかるだろう。

 

 

(あーさらに迷った・・・お?関係者以外立ち入り禁止?)

 

半ば諦めていたところ、扉に貼られている文字が目に入った。

 

(関係者・・・あ、今日は入試だから学生は関係者。つまりみんなここに集まってるわけか)

 

「すみませーん・・・おくれま・・・あれ?」

 

部屋には誰もいなかった。中央の天井にだけ明かりが点いているようで、その真下だけが視認できた。

 

 

 

そして、そこにあるものも。

 

 

(あれは・・・IS?)

 

中央にあったもの、それはISだった。

 

正確に言えば日本の量産機「打鉄」だが、このときの俺には関係なかった。

 

 

 

 

 

――ISが目の前にある。

 

 

 

その憧れから、機体に触れてしまった。

 

 

 

(なっ!?)

 

 

 

――世界で唯一ISを動かせる男となるなんて、このときの俺には知る由もなかった。

 

・・・次からは、藍越とISを間違えないようにしよう。

 

 

 

 

 

 

そして、そんな俺の姿を捉えていた監視カメラに気付くはずもなく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一夏が連れて行かれ、誰もいなくなった後。

 

 

監視カメラから男の声がした。

 

『・・・残念ながら唯一ではないんだよね、織斑一夏。学園で会おうぜ・・・ブツッ』

 

 

そもそも、その部屋に監視カメラなどなかったというのに


 
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