No.454204

緋弾のアリア~一般校の転校生~

昼夜神殿さん

~武偵殺し編~
一般校から武偵校に転校してきた瑞樹。
初心者なのにSランクになったり、事件に巻き込まれてしまう。

2012-07-16 18:47:20 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2103   閲覧ユーザー数:2003

4弾

 

 

「断る」

 

即答してみた。

だっていやじゃん、よく知らないやつの奴隷とか。

 

「なんでよ!」

 

「じゃあアリア、俺の奴隷になれ」

 

「なんで私があんたの奴隷にならないといけないのよ!」

 

「ということで嫌だ。キンジなんか飲み物頂戴、コーヒーか紅茶」

 

「私もコーヒー エスプレッソ・ルンゴ・ドッピオ!  砂糖はカンナ! 1分以内!」

 

なんの呪文だよ。それにしてもあいつと同じ名前の砂糖があったんだな。

 

 

 

 

「これホントにコーヒー?…ヘンな味」

 

インスタントコーヒーも知らないのか、どんだけ高いもの飲んできたんだ。

 

「それしかないから文句言わずに飲んどけよ」

 

「ていうかさ、俺がここにいる意味ないよね。既に用件ことわってるし、自分で居座ることしておいてなんだよって感じだけどさ」

 

帰ろっかな、武器の整備しときたいし。

 

「わかった、帰ってもいいわ、ただし私と勝負しなさい!」

 

「やだ、結果が見えてる」

 

結果が見えてるものほどやる気がなくなるのもはないだろ。絶対にアリアが勝つことはないのに。

 

「私が負けるっていうの!?」

 

「そうだよアリアは絶対に勝てない」

 

そう言ったらキンジが顔をしかめていた。

俺の言葉の違和感に気付いたのかな。

いや、面倒なこと言いやがって、ってとこだろうな。

 

「じゃあアリア、お前が俺に勝ったら奴隷になってやる

 その代わり俺に勝てなかったら、俺に付きまとったりしないでくれ」

 

アリアがわめいているので、仕方なく妥協案を出してみた。

 

「いいわそれで時間は…」

 

「明日の朝7時半~HRが始まるまで。準備ができたら起こしに来てね~」

 

それだけ言って俺は帰る支度をする。

 

「じゃあねキンジ アリア また明日ね」

 

さてと、やり損ねた2丁の銃の整備しようかな。

 

 

 

ピンポーン

 

「瑞樹起きなさい!勝負よ!」

 

ふぁーあ眠い。

 

「夢見なかったな」

 

これはいいことなんだろうか?

わからない…でも、わかるのは…。

 

「俺の準備がまだなんだけどなぁ」

 


 
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