第二話~幻想郷の剣娘とその主人〜
あの後どれくらい歩いただろうか…
竜士「何だ?この世界は。家どころか人影すら見かけないぞ…」
おいおい…このままでは野宿するしかないぞ…
そう、竜士は今見知らぬ世界で動き回った為、迷子になったのだ
竜士「……ここ、どこだよ」
と言いながら、歩いていると後ろから
???「貴方、何者です!」
竜士「???俺?」
???「そうです」
何者だ?この女、しかも剣持ってるし…何か浮いてるし
???「名前は何です!」
竜士「俺は竜士聖士、聞きたい事がある」
女は首を傾げながら
???「聞きたい事?」
竜士「あぁ、俺はこの世界のことはまったくと言っていいほど知らない」
???「それで、聞きたいと…あ、私は魂魄妖夢です」
竜士「よろしく、妖夢。さて、聞きたい事が複数あるんだが」
魂魄「良いですよ。できる限り答えてみせます」
と言うと、竜士は
竜士「では、最初の質問、ここはどこだ?」
魂魄は落ち着いて
魂魄「ここは、八雲紫さんが作った幻想郷という世界です」
竜士「幻想郷…二つ目の質問、この世界にはどんな奴がいる?一人だけで良い」
この質問も魂魄は落ち着いて
魂魄「金に貪欲な人とか」
竜士は心の中で
竜士(金に貪欲な人がいるのかよ…)
だが、まだ聞くことがあったので…
竜士「三つ目の質問は、俺は帰れるのか?」
魂魄は…
魂魄「帰る方法ですか、二つありますよ。まず一つ目は博麗霊夢さんに頼めば帰れますが、承諾するまでは結構面倒くさいです。二つ目は、八雲紫さんに頼めば帰れますよ」
竜士「なるほど、それを聞いて安心した」
魂魄「まだありますか?」
竜士「あぁ、四つ目の質問は、その霊なに?」
魂魄は少し驚いたが、
魂魄「あぁ、これ?これは半霊ですよ」
竜士は首を傾げながら
竜士「半霊?」
魂魄「えぇ、半霊は簡単に言ったらパートナーですかね」
竜士「へぇ、なるほど」
と、話は一気に進んでいった…
魂魄「あ!そろそろ夕食の支度しなければ!」
竜士「そうか、じゃあ俺はこれで…」
と竜士が立って離れようとした途端
魂魄「待ってください!幻想郷の事をまだまだ知らないんでしょう?」
竜士「………まぁ、確かにそうだが…」
だがしかし、この後、魂魄が言った言葉に衝撃が走る
魂魄「でしたら、私の家に泊まってください」
この言葉を聞いて竜士は
竜士「!?otfd jfrklstoysltdo!?」
焦っていた
魂魄「いいから、とりあえず今日は私の家に泊まってください。夜だと危険ですから」
と言うと、竜士の腕を引っ張って行った…
~魂魄の家~
魂魄「幽々子様、ただいま戻りました」
幽々子「妖夢、おかえり。あら、お客様?」
魂魄「どうもやら幻想入りしてたようなので、連れて来ました」
幽々子「あらそう、うふふ」
竜士「???」
魂魄「あ、竜士さん、この方が私の主の西行時幽々子様」
幽々子「よろしくね」
魂魄「幽々子様、こちらの方は幻想入りして来た竜士聖士さんです」
竜士「今日、厄介になりもうす」
幽々子「よろしくね、………妖夢、この人の実力が知りたいから相手になって」
魂魄「分かりました、幽々子様」
竜士は立ち上がって
竜士「戦闘か、やってやる」
そう言いながら、竜士は外に出た
幽々子「あの男、なめては駄目よ」
魂魄「はい」
そして、三人は外に出た
幽々子「これより、魂魄妖夢と竜士聖士の一対一の模擬決闘を始める双方、準備は」
二人の答えは
竜士「おう!いつでもOKだ!」
魂魄「出来てますよ」
幽々子「それでは、模擬決闘、始め!」
魂魄(相手の実力は分からないから、むやみに突っ込まない方が良いわ)
竜士(あいつは、剣の達人と見た。となると…)
幽々子「実況は私西行時幽々子と」
???「解説はこの俺ドラゴニックがしていくぜ」
幽々子「ドラゴニックさん、竜士さんの能力を生かすにはどうすれば?」
ドラゴニック「ふむ、まず竜士は龍の血を受け継いでる為、迂闊に攻撃は出来ません」
幽々子「なるほど、ん?おーっと!妖夢、痺れを切らし突っ込んだ!」
魂魄「でやぁぁ!」
竜士は両手に気を貯め始めた…
竜士「……」
魂魄「行ける、この勝負、貰った!」
だが、魂魄はこの後、地獄をみるとはこの時、思っていなかったのだ
竜士「ドラゴンオーラ!」
凄まじいオーラが妖夢の攻撃を跳ね返した
幽々子「何だ!?妖夢の攻撃を跳ね返した!」
ドラゴニック「あれはドラゴンオーラという技で、防御に徹する他、攻撃としても活用できます」
魂魄「く、やりますね」
竜士「ふぅ…」
魂魄「ですが…この一撃はどうでしょうかね!」
幽々子「妖夢、必殺技の体制をとった!」
竜士「面白い!必殺技で対抗だ」
幽々子「おっと!竜士も必殺技の体制をとった!」
魂魄「斬符「みょん鉄剣」!」
竜士「龍の砲口!」
お互いの技がぶつかる
幽々子「おーっと!これは、凄い!」
ドラゴニック「幽々子!伏せろ!」
幽々子「え?」
お互いの技がぶつかり、爆発した
爆発跡の煙が晴れて、そこには…
竜士「う…うぐぁ…」
魂魄「い…痛…」
幽々子「こ、この勝負、引き分け!」
その後、竜士と魂魄は治療してもらい、幽々子と魂魄と共に食事を取り、風呂にもいれてもらった
竜士「ふう…お先に」
幽々子「はーい♪」
魂魄「にしても、あの一撃は凄かった…」
竜士「ところで、寝る場所は…」
幽々子「妖夢の隣よ♪」
デデーン
魂魄&竜士「え!?」
幽々子「それじゃあ、お風呂入るわね~」
と、幽々子が行った後
魂魄「え…えええええ?!」
竜士「俺もええええだよ!」
その後、幽々子に何度も訴えたのは言うまでもない
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幻想入りしてベータと名乗る女に勝負を挑まれたが、何とか回避した。しかし、この幻想郷ではもっと恐ろしい人々がいる事をこの時竜士は知らなかったのだ…