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魔法少女リリカルなのは~ゼロから始まる転生者達~第三話 「転生と決意その3」

wisteriaさん

転生者三人目です。この子が一番主人公っぽいようににしています。そして一番出番が多いかも。

2012-07-14 22:26:46 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2313   閲覧ユーザー数:2226

キーンコーンカーンコーン

「おーい、つぐ今日外で食べようよ。」

「ああ、いいぞ。」

俺は、狩谷 継導(かりや つぐみち)私立聖祥大付属小学校一年生の普通の男の子、といいたいが俺は普通の人と異なるところが二つある。

ひとつは、俺は魔導師という魔法使いであることだ。俺には魔法の素質がありしかも俺の爺さんがそれの関係者だった所以で、俺は爺さんに魔導師の訓練をさせられている。

もうひとつは、俺は前世の記憶を持った転生者だ。まあ、前世の記憶があるといってもほとんど覚えていないが…二つだけ覚えていることがある。

ひとつは髪と眼の色だ。前世の俺の髪と眼の色は両方とも黒だったが今の俺の髪は、白で眼は緑瞳だ。まあ、俺としては気に入っているのだが、これがもし銀髪で眼がオッドアイだったら髪を黒に染め、カラーコンタクトをいれるところだ。

もうひとつの記憶は俺が死ぬ直前の出来事だ。俺の友達が不良の奴らに殴られて金をせびろうとしているところを前世の俺は物陰から突っ立ていた。けど、友達がやられているのに見ているだけなんて男らしくないそう思い助けに出たのだが、不良の一人に殴られ吹っ飛ばされた。そのあと、背中になにか刺さる感覚があった後、気を失って眼が覚めたら体が縮んでいた!…間違い5才児になっていた。

俺は、その時のことを思い出して決意をした。

「おーい、つぐ早くしろー。」

「もうすぐに出るよ。」

俺は友達を守る。前世で守れなかった友を守るために俺は強くなる。

俺は友人の三島と一緒に外で食べに行くために教室を出た。

「・・んな、・・よ」

「いい・・、い・・ら」

ん?階段のところでなんか騒いでいるな。見てみると、深い青色の髪でロングの女の子と前髪がとがった赤髪の少年がいた。青髪の少女は困った顔をしている。

「つぐあの子困っているみたいだから助けてあげたら。」三島が俺にそう言ってきた。

「お前が行けばいいじゃないか。」

「ケンカにでもなったら、ぼく負けちゃうしさ。」

「たくっ、しょうがねえな。」

俺は、階段のところへ向かい、赤髪の少年に

「なあお前、その子困っているから「ああ、だから俺が今聞いていて」

「お前が原因で困っているんだろうが。」

「はぁ!?」

「あ、あのね。」

一触即発状態の俺たちに青髪の少女が俺に話しかけてきた。

「私が友達を探していて、その人が探してくれるって言ったからわるいかなってわたしが。」

「え、そうだったのか。」

俺は勘違いしたようだ。とにかく赤髪の少年に謝らないと

「勘違いをしてしまって、すまなかった。」

「気にすんなって、誰にでも勘違いってのはあるからな白髪(しらが)

「し、白髪(しらが)…」

「ああ、名前まだ聞いていなかったからな。にしてもお前、老けるの早いn

「老けてねーよ!これは遺伝だバカ!」

「バ、バカってなんだよ!バカって言うやつがバカなんだぞ」

「六歳児の髪が白いから老けてるって認識するやつがバカ以外になんだって言うんだ!」

「ふ、二人とも落ち着いて。」

青髪の少女が何か話しかけてきたが関係ない、この髪、母さんと同じだから結構気に入ってるんだぞ。

「あんたたちこんなところで何騒いでいるの。すずかいったいどこに行ってたの。」

「探していたんだよ」

「アリサちゃん、なのはちゃん。」

後ろから少女の大きな声に反応し俺達は争いをやめた。

振り返ってみると、オレンジ色の髪で勝気そうな少女と栗色の髪にツインテールの少女が青髪の少女と話していた。

「お箸を教室に置き忘れたから取りに行ってくるって何分かかっているのよ。」

「だ、だってどこにいるのか二人とも言わなかったから。」

「ん、探してしていた友達見つかったのかってなのはじゃないか」

「あっ、としみつくん。こんにちは。」

「なのは知り合いなの?」

「うん。5歳のときから友達なの。」

どうやら青髪の少女の友達一人は赤髪の少年と友達のようだ。

「あの、としみつくん。一緒にお昼ご飯食べない?迷惑掛けたお詫びに。後あの・・。」

青髪の少女が俺に向けて何か言いたそうな表情をしていた。そういえばまだ名前を言ってなかったな。

「狩谷継導だ。」

「つぐみちくんも一緒にどうかな?」

「ああ、構わないよ。」

「おお、むしろ嬉しいぜ。」としみつも続けて同意した。

「じゃあ、自己紹介するわね。あたしは、アリサ・バニングスよ。」

「わたしは高町なのはです。」

「改めまして、月村すずかです。」

「俺は樋口敏光だ。よろしくな。」

それぞれの自己紹介が終わり、アリサが

「じゃあ、屋上で食べましょうか。」

と言い、俺たち5人(・・)は屋上で食べることになった。

「……お~いつぐ~、ぼくを忘れないでくれ~」

あ、すっかり三島のこと忘れていた。

「ごめん、俺の友達を呼んでくる。」

この後三島も俺たちとハブられずに一緒にお昼を食べた。

 

第三話 「転生と決意その3」完


 
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