「・・・・・・ん」
あれ、俺いつのまに家に帰ってきたんだっけ?
・・・・・ああ、思い出した・・・
確か鬼凜さんにこの家まで運ばれてあの危険な薬を飲まされたんだっけ。
にしても、あの薬どうにかならないかな・・・
そのうち死ぬような気がするんだが。
「おお、起きたか。」
「ん・・・おはよ、親父」
「おう、おはよう。」
「俺っていつまで寝てた?」
「そうだな、今が夕刻くらいだから、ざっと半刻程度だな。」
結構寝てたのか俺・・・・
それにしても何か騒がしいな?
「それで、今どうなってるの?」
「ああ、それなんだがな・・・」
「お~い、王千早くせんと萃香たちに全部飲まれてしまうぞい。」
「ああ、今行く!!」
「・・・・・」
「・・・・・」
「なあ、親父まさかと思うが、飯の前に酒を飲んでんじゃないだろうな?」
「仕方がないんだ・・・あいつらが来た時点でこうなることは分かりきっていたことなんだ。」
「・・・まさか、俺が気絶してからずっと飲んでたのか?」
「そうだ・・・」
「はあ~~~」
とゆうことは何か、向こうの部屋でずっと酒盛りをしてんのか・・・
はあ~、頭痛くなりそうだ・・・
「まあ、お前も起きたんだ、一緒に飲むぞ。」
「子供に酒を飲まそうとするな!!」
「まあ、いいじゃないか」
はあ~最悪だ・・・・
「お、やっと来たかい。」
「・・・・・」
「おう、待たせてすまないな。」
「坊主もやっと起きてきたかい。」
「お、なんだいなんだい、坊主が来たってことは坊主も飲むのかい?」
「おお、そりゃいいね。」
「「「あははははは!!」」」
だめだ、この鬼たち完全に出来上がってんじゃねえか・・・
え、なに俺この中で酒飲まないといけないの?
やばい、泣きそう・・・・
「諦めろ・・・」
「はあ~~~」
「なんだいなんだい、これから飲もうってゆうのにため息なんてついちゃってさ。」
「そうだよ、萃香吹っ飛ばしたこと気にしてるんだったらそれこそ飲まないとねぇ~」
「お、そうだ、萃香、勇義お前たちこの坊主と姉弟の契でも交わしてみたらどうだい?」
「姉弟の契?」
「ようするに、血は繋がってないけど、私たちは家族だ!みたいな感じの契りさ。」
「私はいいと思うよ、萃香あんたはどうなんだい?」
「私も文句はないよ。」
「それじゃ、ほい、この杯に入ってる酒を飲みな。」
これを飲んだらこの鬼たちと姉弟になるのか・・・面白いそうじゃないか。
俺は鬼凜さんに渡された杯を手に取りそれを飲み干した。
「これで、私たちは姉弟だ!
これから私のことは萃香姉さんと呼びなさい。」
「それなら私は勇義姉さんだね。」
「分かったよ、萃香姉さん、勇義姉さん。」
「さあ、こっから酔いつぶれるまで飲むよ~」
「さあ、飲みな!」
・・・え、まだ飲むの?
明日は間違いなく二日酔いになるけど、まあいいか。
「分かりました分かりました!!
飲めばいいんだろ飲めば!!」
こうなったらやけだ、酔いつぶれるまで飲み続けてやる!!
俺はそこらへんに転がっている酒の入った器を拾って、一気に飲み干した。
「いい飲みっぷりだね~」
「ほら、もう一杯のみな。」
そしてこの宴会は酒がなくなるまで続いた。
~後日談~
「あ~~~~死ねる・・・・」
たしかに二日酔いになったが、そんなこと関係ないと言わんばかりに
そのあと容赦なく修行させられた・・・・・
無念・・・・orz
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