大分遅くなってしまいましたが、ITUKI様コメントにて戴きました
「閨房の建設と調整を担当している事にかこつけて「閨事語録・天の国版」の編纂」
の小ネタで御座います。ITUKI様の御趣旨とは、多分残念ながら大分…ごめんなさい。
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文書局でもないのに「天の言葉辞典」作成の手伝いを仲徳様から仰せつかってしまった。
風ではついついお兄さんで遊んでしまってなかなか進まないのですよ~、とのことだ。
つい先日入庁した妹にやらせてはと申し上げたところ、叔達ちゃんは分からないふりをして実地で教わろうとしてしまうので一人では任せられないのですー、と言われた。
まだまだ新人ではあるが司馬家の娘であればなるべく同僚に迷惑をかけずに仕事はこなして欲しいものだが。
特別の意図は無いが沐浴髪梳き制服新調の上、「一刀様にこれらの意味を伺うように」と仲徳様にお預かりした天の語集を片手に一刀様に一項目づつ伺っていこうとした。
しかし一項目めの「あわおどり」とはどういった鳥でしょうかと伺ったところいきなり一刀様が椅子からひっくり返られた。
幸い大事には至らなかったがこの仕事を誰から指示を受けたのかと御下問あったので仲徳様からですと答えると、一刀様はお加減が悪いのか脂汗を流されながら「これなんて罰ゲーム…?」とつぶやかれていた。
しかし、理解の悪い私のためにしばしば苦吟なさりながらも優しくご説明頂き、私に割り当てられた語録については全て解説頂いたので御部屋を辞し、報告書を仲徳様に提出して帰宅した。
折角仕事も兼ねて勉強させて頂いたので機会があればあの時お教え頂いた天の語を使ってみたいと思っていたある日、御嬢様が御来宅になり私の姉妹らと夕食を摂っていたときに「士季と士載は本当に仲が良いのね」と仰った。
あの仕事の時に伺った天の言葉の一つで『…大体、義理の姉妹みたいな…って意味、かな…』と一刀様が仰っていたのをふと思い出したので、
「ええ、まるで竿姉妹のようです」
と申し上げた。
御嬢様が噴き出された酒の片付けをさせられた後、十数年以上振りに伯達姉様に吊るされた。
士季が『人は笑いすぎで失神出来る』という事を証明したらしい。
一刀様の御言葉だと言っても誰も聞く耳を持ってくれないというのは、どういうことなのだろうか。
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はぁい士季ちゃんですよ!
いや、もうすぐその通りですけどね!私何も身に覚えの無い不意打ちで、ほんとに笑い死ぬかと思いましたよ。
ま、仲達様その日は凹んでましたけど、後日一刀様が謝りに来られて抱っこだのいい子いい子だのしてもらってにこにこしてましたよ!皆さん安心して下さいね、では!
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拙作「司馬日記」の外伝で、仲達さんの弟子の士季(鍾会)ちゃんが悪戯をします。…の小ネタです。