ピットロードから発売されている1/700初代護衛艦てるづき（DD-162）です。
初代「あきづき」型の2番艦で、1960年に竣工しました。「あきづき」型の建造は、海上自衛隊の強化を図るアメリカの域外調達（OSP）によるもので、米国の予算、日本側の設計・建造により供与が行われました。排水量が国産護衛艦として初めて2000t台に達し、対空・対潜・対水上戦闘に対応する汎用護衛艦として充実した兵装を備えました。また、同時期のあやなみ型・むらさめ型同様に、船体強度を増すために後部甲板に「オランダ坂」と呼ばれるゆるやかな傾斜がついています。

以前にfgにアップしたものですが、その後破損したため、少し手直ししたうえで再び完成させ、新たに写真を撮りました。
キットは年次を選択して制作できますが、対潜兵装を更新した1976年以降の状態で制作しています。基本的なプロポーションは良好でしたが、ディテールは簡素で、船体に大きなヒケがあるなど、問題の多いキットでした。

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あきづき型の写真が多く掲載されている『世界の艦船』2010年8月号などを参考に、だいたい20箇所以上の改修を加えています。一見地味ですが、ジャンクパーツや伸ばしランナーを用いて盛大に作り直しています。安易に資料を覗いてはいけない。
アクリルガッシュで塗装しました。ガッシュは塗膜が弱いため仕上げに艶消しクリアーを吹いています。

2012/9/25　ブログに写真を載せました。http://blogs.yahoo.co.jp/otakanuma/16713562.html