No.452078

緋弾のアリアの世界に姉妹で逝こう!3

re-kuさん

ひょんなことで死んでしまったとある姉妹が『緋弾のアリア』の世界で生きていく物語。妹は百合百合のハーレム作りで姉は裏の闇の仕事をして妹と仲良く暮らせるようにがんばって仕事をして、安全で平和な世の中を作る努力をすると言った物語。原作キャラ達との絡みもばっちりあり、いろんな敵と戦う羽目になっていきます。

2012-07-13 13:36:36 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1390   閲覧ユーザー数:1355

 

『私はここから始まるのだぁ!!ははは!!』

 

 

 

 ということで、今回は主人公の姉『夢村 楓』ではなくてですね、私、通称『つばきちゃん』こと 夢村 椿 が主役でーす!

 

 ほんとぉは、お姉ちゃんが主人公だけどこの枠だけは私が主人公ってことでいいよねっ!

 

 ゴホン、ではでは、ひょんなことで死んでしまい神様に転生させてもらいました。それもなんと『緋弾のアリア』の世界にですよ!嬉しすぎます!

 

 それも、大好きなお姉ちゃんと一緒だなんてもっと嬉しいです。

 お姉ちゃんとは前世でものすご~くお世話っていうか、迷惑をかけてしまったんですけどね、そもそも、私がちゃんとしていればお姉ちゃんまで死ぬ事はなかったんですけど……。

 

 お姉ちゃんは前世では真面目に勉強して一生懸命に努力して、いろんな人から応援してもらって、大学まで行って首席で卒業して超有名な高校の教師にまでなって、料理も家事も何でも出来て、いっつも笑顔で笑っていて、何でも見えていそうな綺麗な目をしていて…………兎に角、完璧超人だったんです。

 

 それで、私といったらお姉ちゃんの真逆で何にもできない。出来そこないの妹でした。

 

 でも、お姉ちゃんはそんな私にもいっつも話しかけてきてくれて、両親と喧嘩した時もいつだって私の味方でいてくれて、学校で虐められてた私を救ってくれて……。

 

 いっつも、私の事を気にしてくれていた。

 私は、そんなお姉ちゃんがカッコよくて自慢のお姉ちゃんだって思った。

 

 仕事で忙しい筈なのに、無理をして私を外に連れ出してたくさんの事を教えてくれた。お姉ちゃんなら彼氏の一人は出来ていて可笑しくもないのにそんな事を聞かなくて、それで私はわかったんだ。

 

 お姉ちゃんは、自分なんかより私の事を一番に思っているって。

 

 それが嬉しくて、いっつも一人で布団に入った時はうれし泣きをしていた。

 それを見たお姉ちゃんは、勘違いをしてると思うけど毎日ずっと夜は私と一緒に寝てくれた。

 

 そんなお姉ちゃんに憧れて、私は人生をやり直そうと決心した。

 真面目に勉強して、わからないところはお姉ちゃんに教えてもらって、もう一人で何でも出来るようになってお姉ちゃんに迷惑をかけまいと努力した。

 

 そんなある日に、お姉ちゃんがお見合いをすることになった。

 

 最初は嘘だと思ってた。いや、そう信じていた。

 だけど、お姉ちゃんはそのお見合いを許可して一度会うことになった。

 

 その時、お姉ちゃんがどこか遠くに行くんじゃないかって思って嫌だった、怖かった、まだ一緒にいて欲しい。そう思った。

 

 だから、私はお姉ちゃんに言ってみた。

 

「嫌だよ、遠くに行かないでよ……お姉ちゃん」

 

 今でもはっきり覚えてる。顔を涙と鼻水とかでグシャグシャにして大泣きしながらお姉ちゃんの着物に抱きついて引き止めていたことを。

 

 でも、お姉ちゃんはこう言った。

 

「私は何処にも行かないよ。私は、いつだって椿のお姉ちゃんで居たいんだもん」

 

 結果、お姉ちゃんはお見合いの場で男性とのお付き合いを断り、いつもどおりに私の元に戻ってきてくれた。

 

 また、迷惑をかけたんだなって思った。

 

 でも、嬉しくてまた泣きながらお姉ちゃんに抱きついた。

 

 お姉ちゃんが私の本当のママだったら、超マザコンになってただろうな。

 

 

 

 いろいろあって、それで転生して今もこうして仲良く姉妹二人で生きています。

 

 私についてですが、お願い事はいたって簡単な物ですよ。

 

一つは、HSS状態のカナ(金一)と同等かそれ以上の戦闘力。二つ、原作主要キャラと同い年。三つ、銃とかの詳しい知識。

 

 まぁ、これだけあれば充分でしょ。

 私は別にチートとかにあまり興味ないし。あれ、今思ったんだけど金一さんたちより強いってそれってチートじゃ……?

 

 まぁ、いいか。

 

 それより、お姉ちゃんは何をお願いしたのかな?

 お姉ちゃんも一応だけど私が『緋弾のアリア』について2時間くらい語ったからある程度は知っていると思うけど。

 

 たぶん、お姉ちゃんは見た目とは違って偶にヤンチャなところもあるから、私より凄いお願とかしてそうで怖い。

 

 あまりやりすぎると『イ・ウー』のあの人からコンタクトされて連れ攫われちゃったりするかもしれないし、まぁ、それはある意味で好都合なんだけど、私はキンジやアリアに白雪に可愛いレキちゃん達の味方でいたいからイ・ウーは無理かな?

 

 あぁ、でもお姉ちゃんなら行きそう。

 

 ほんと、お姉ちゃんは何てお願いしたのかな?

 今のところお姉ちゃんの力を使っているところとか見たこと無いんだけど、もしかすると平穏な日常を求めているのかもしれない。

 

 だって、今現在は15歳なのにお姉ちゃん曰く、セールスマンをやっているらしい。それでいつも黒いスーツを着て私が小学校に言っている間は働いているみたい。

 

 もしかして、武装検事とかしてるんじゃないよね?

 

 いやいや、そんな筈がない。たったの15歳で学校にも行ってなくて、尚且つ、あまり凄い力とか持っていそうに無さそうだし。

 

 唯一あるとすれば、物凄く美人さんになったと思うよ。髪は綺麗だし、かっこいいし、とにかく何か凄い。

 

良くあれで男の人に襲われないものなんだな。

いや、そんな事を聞いたら絶対に私がその男を殺しに行くけど……。

 

 それはそうと、思えないんだよね、お姉ちゃんが強いかどうか。

 今度試しにお姉ちゃんと模擬戦してみようかな?うん、そうしよう。

 

 私の実力とお姉ちゃんの実力を試させてもらおう。

 

 よーし、そうと決まれば技の特訓でもしようかな。キンジが編み出した技はほとんど出来るようになったし、金一の不可視の銃弾も完璧になったし。

 

 え?どこで銃を手に入れたって?

 暴力団のアジトの人達とOHANASHIして譲ってくれたんだよ。

 

 じゃあ、早速がんばろー!!

 

 

「夢村さん、授業中は静かにしてください」

「…………すいません」

 

 

 今は授業中でした。放課後やりたいと思います。

 

 

 

 で、いろいろ訓練してから家に帰って来ました。

 玄関を開けて廊下を歩き、リビングに入るとそこにいたのは、スーツの上着をテーブルの椅子にかけて長袖の白いワイシャツにボタンを上から二つ外してブラが見えそうで見えない感じでネクタイが解かれている。後はスーツのズボンを履いているお姉ちゃんがソファで寝ていた。

 

 うん、一言で言うと、エロい。特に服の乱れ方が可笑しい。

 

 

「お姉ちゃん、だらしないよ」

 

 

 お姉ちゃんの肩を揺すって起こしてみる。

 お姉ちゃんは、ムニャムニャいいながら起きた。

 

 なに、この生き物。

 

 

「んあ、あぁ、お帰り~椿~」

 

 

 まだ眠いのか寝ぼけている声がお姉ちゃんから聞こえた。

 

 

「ほら、しっかり。仕事そんなに辛いの?」

 

 

 ちょっと心配になってきた。

 また、私の為に無理をしているんじゃないかって思ってきた。

 

 

「いや~、そうじゃなくてね。職場の先輩さんや上司さんたちの話が長くってね、退屈で退屈で睡魔も襲ってくるし、精神で何とか耐えてきたから家に帰ってくると一気に疲れがでてきてね、ひと眠りしてたところ~」

 

 

 お姉ちゃんは目を擦りながら言った。

 結構、セールスマンも大変だって事がわかった。

 

 

「それは大変だったね。でも、無理はしちゃダメだよ、お姉ちゃん」

「まっかせなさい!」

 

 

 何だか、こっちの世界に来てからはお姉ちゃんの印象がちょっと変わった気がする。何だか仕事熱心に。

 

 いや、前世でもそうだったけど。あの時は私のこともあったから、仕事を優先するのは無理だったと思うし、今は私も元気でやっているから安心して仕事が出来ているからなのかな?

 

 それって、少しは迷惑をかけずに済んでいる事でいいのかな?

 

 何だか、嬉しくなってきた。

 

 そうだ、あの事を話してみようかな。

 

 

「ねぇ、お姉ちゃん」

「ん~、なぁに?」

「お姉ちゃんってさ、この世界に来る前に神様に何てお願いしたの?」

「えーと、この世界って危ない世界だって聞いたから死なない程度の力が欲しいといろんな職業の知識と最後は……」

 

 

 お姉ちゃんは三つ目のお願の前に深呼吸して私に目を合わせて言った。

 

 

「大好きな妹と、ずっと一緒に暮らせる平和な世の中!!」

 

 

 その言葉を聞いた瞬間、私の身体に電撃が走った。

 嬉しかったのだ。

 

 

「私も大好きだよ!!」

 

 

 私はお姉ちゃんに抱きついて、お姉ちゃんの匂い嗅ぎながらワイシャツに頬ずりする。

 うん、やっぱりお姉ちゃんはお姉ちゃんでした。

 

 何も変わらない、今も昔もこれからも変わらない、私の大好きなお姉ちゃんでした。

 

 あ、でも、死なない程度の力って、良く考えると凄い力を持ってるんじゃないの?

 もしかすると、私以上の戦闘力を持ってるのかも?

 

 じゃあ、次は模擬戦の話をしてみようか。

 

 

「ねぇ、お姉ちゃんも戦えるんでしょ?」

「ん、そうだけど、あんまり詳しくないよ。いろいろ勉強している最中だから」

「勉強って武術?」

「うん、仕事の先輩で空手とか柔道や少林寺拳法とかの凄腕の人達がいてね、ちょっとだけ教えて貰ってるんだ」

 

 

 どんな仕事場だよ、そこは!!

 

 セールスマンだよね!?普通のセールスマンはそんな人いないでしょ!

 

 

「あ、付けたすと、格闘技を教える本のセールスマンやってる人達だよ」

 

 

あ、はい。さいですかぁ。

 

 

「じゃあさ、今度模擬戦やってみようよ!!」

「んー、まぁいっか。今度の日曜日でいい?」

「うん!!その日まで、ばっちり訓練する!!お姉ちゃんも訓練しとかないとすぐに負けちゃうよー」

「わ、わかった。努力するよ」

 

 

 よーし、頑張るぞぉ。

 ふふふ、お姉ちゃんに勝てば危ない目にあっても助けは要らないって証明できる。

 

 それに、私自身の実力が把握できるし、暴力団の人達をボコった時は相手がアレすぎて話にならなかったけど、お姉ちゃんなら良い感じで戦えそうだ。

 

 ふふーん、でも、その前に星伽神社に行って白雪ちゃんと一緒に遊ぼう。白雪ちゃんを先に攻略していれば後は勝手に他のヒロインたちと普通に逢えるはずだ。

 

 あぁ、何だかいろいろと楽しみになってきたー。

 

 よし、打倒お姉ちゃん!!

 

 まってろよー、私のハレームたちよぉ!!!!!

 

 

 
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