No.449822

B★RIS――ブラック★ロックインフィニット・ストラトス――転生して一夏の兄になった一人の男の娘の物語

さん

第三話です。
そろそろ移転作業も飽きてきました。

2012-07-09 17:02:26 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:4441   閲覧ユーザー数:4251

第三話 入学したけども・・・

 

春です。

 

僕、織斑千夏はIS学園に入学しました。

・・・うん。キツイねこれは・・・。

よくアニメや漫画でクラスメート全員女子って設定あるけどキツイだけじゃないか!いやここもアニメの世界だけど。あ、先生着た。

 

「皆さん入学おめでとう!私は副担任の山田 真耶です。」

 

「・・・・・・。」

 

山田 真耶・・・やまだ まや・・・あ、どっちから読んでもやまだまやになる。面白いね。

そしてクラスの皆さん、無視するのはやめてあげて?いくら一夏や僕が珍しいっていっても・・・先生涙目ですよ?

 

「えっと・・・今日から皆さんはこのIS学園の生徒です。この学園は全寮制。学校でも、放課後も友達と一緒です。仲良く助け合って、楽しい3年間にしましょうね!」

 

「・・・・・・。」

 

また無視された山田先生・・・。っとよくみたらみんなの目線は一夏に集中してる・・・。あぁ、僕が男に見えないからか。顔的な意味で。

 

「じゃ・・・じゃあ自己紹介をお願いします・・・。えっと・・・出席番号順で・・・。」

 

っと毎年恒例自己紹介タイムが始まった。 一夏が(幼馴染)に助けを求めてるけど・・・あ、無視された(笑)でも箒、それが6年ぶりに再会した想いを寄せる幼馴染に対する態度?もうちょっとやさしくしてあげても・・・

 

「織斑君!織斑一夏君!」

 

「一夏ー、呼ばれてるよー。」

 

「は、はい!」

 

あ、声裏返ってる。またなんか変なこと考えてたな。

ちなみに一夏は幼少期、一緒に風呂に入った時に鼻血出して倒れたことがある。理由?僕の容姿が原因です。僕は悪くありません。悪いのは僕を此処に転生させたあの神様です。

まぁあの時みたいにまた変なこと考えてたのかな・・・。

クラスの人みんな笑ってるし・・・

 

「あの~、大声出しちゃってごめんなさい。でも、『あ』から始まって今『お』なんだよねぇ。自己紹介してくれるかなぁ、だめかなぁ。」

 

先生、学校で自己紹介を拒否する人は居ないと思います!

 

「いや、あの、その~、そんなに誤らなくても・・・。」

 

一夏、君が謝らせるようにしたんだよ。

 

「えー・・・えっと・・・。織斑一夏です。よろしくお願いします。」

 

・・・え!?なんか怖い!クラスのみんなの目が光ってる!一夏なんとかして!このままじゃ暗い奴のレッテル貼られちゃうよ!

 

その想いが届いたのか。一夏は何かを決心するように深呼吸をする・・・

 

「以上です!」

 

ガタッ

お~やっぱ原作どおり、皆ずっこけた。意外とこのクラスノリいいかもね。

 

「え?あれ?駄目でしt{ゴン!}痛!殴ったな!親父にもぶたれたこt{ゴン!}いって~!」

 

一夏が殴られた。大事なことなので2回殴られました。というか一夏、何故その台詞を知っている?

 

「一夏、大丈夫?」

 

「あ、あぁ・・・なんとか。ゲッ!千冬姉!」{ゴン!}

 

また殴られた。一夏からお寺の鐘のような音が聞こえるんだけど・・・一夏は石頭ならぬ鐘頭だったのか。

 

「学校では織斑先生だ。」

 

「先生、もう会議は終わられたんですか?」

 

「あぁ、山田君、クラスへの挨拶を押し付けて、すまなかったな。」

 

一夏が「何で千冬姉がここにいるんだ?」見たいな顔してる。僕の席は一夏の後ろだから顔は良く見えないけど。そんな顔してる気がする。まぁ驚いても無理は無いよね。月に1~2回しか家に帰ってこないもん。

 

「諸君!私が担任の織斑千冬だ。君達新人を1年で使い物にするのが仕事だ。」

 

「キャァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

「っーーーーーーー!」

 

五月蝿い!この黄色い歓声異常に五月蝿い!耳塞いでも五月蝿く聞こえる!

そして千冬n・・・織斑先生、教師が生徒を物扱いしてもいいんですか?

 

「千冬様!本物の千冬様よ!」

 

「私、お姉様に憧れて北九州からこの学校に来たんです!」

 

こら二番目の人、人の姉を勝手に自分の姉にしない!あとこの学校海外からも入学してる人居るから・・・北九州って遠いよアピールは止めなさい。

 

「ハァ・・・毎年よくこれだけ馬鹿者が集まるものだ。私のクラスだけ集中させてるのか?」

 

おそらくその通りです。織斑先生。

 

「お姉様!」

 

「もっと叱って罵って!でも時にはやさしくして!」

 

最後の人・・・君M?

 

「で、挨拶も満足に出来んのか?お前は。」

 

「いや~、千冬姉・・・俺は・・・。」

 

あ、また一夏が自分で地雷踏んだ。また殴られそう・・・{ゴスッ!}うわ・・・机に頭押し付けられてるよ・・・

 

「学校では織斑先生だ。」

 

「はい・・・織斑先生・・・。」

 

またクラスがざわつき始める。

 

「静かに!この馬鹿はほっといて。千夏、お前も自己紹介しろ。」

 

「え・・・あ・・・はい。織斑先生。」

 

どうしよう、何もいうこと考えてない・・・。でも一夏の二の舞にはならない様にしよう。脳細胞がどれだけ天に召されるか・・・。

 

「えー・・・織斑千夏です。こんな容姿ですが男です。ついでにこの馬鹿の兄です。趣味は読書と音楽鑑賞です。えっと・・・よろしくお願いします。」

 

何とか二の舞だけは避けられたかな?まぁ一夏のよりはマシでしょ。

 

「え?あの娘、男?」

 

「そこら辺に居る女の子より可愛いわよ?」

 

「天は私達を見放した!」

 

「この世界に神はいない!」

 

やっぱ女だと思われてたんだ・・・。ショック・・・。

それと何故最後の君がその台詞を知っている!

 

「静かに!諸君らには、これからISの基礎知識を半年で覚えてもらう。その後実習だが、基本動作は半月で体に染みこませろ。いいか?いいなら返事をしろ。よくなくても返事をしろ。」

 

 

 

こうして、僕のIS学園での生活が始まった。


 
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