No.449780

IS 世界を守る者 EP25 親友

ギアルさん

今回のタイトルは「しんゆう」と呼ぶ他に「おやとも」と呼びます。

それでは、ゆっくりしていってね!

2012-07-09 14:39:27 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2341   閲覧ユーザー数:2169

ジンヤはアリス達を連れて、五反田食堂へ向かった。

 

「ここだよ、僕が知る良いお店はすいませ~ん」

 

ジンヤは店に入ると、長い赤髪とバンダナがトレードマークの少年、五反田弾がジンヤに話し掛けた。

 

「いらっしゃいって、常連客か…」

 

「ん、ジンヤか?」

 

何と、食堂には一夏が居た。

 

「一夏、何でここに?今日は確か鈴とデートしていたんじゃないか?」

 

「ああ…昼は鈴が手料理を作るってここの食堂のキッチンを借りてな…」

 

すると、食堂のキッチンから2人の子供(?)が現れた。

 

「あ、ジンちゃんだ~♪」

 

「もうすぐごはんできるから待っていてね♪」

 

ジンヤは2人を見ると、ため息をした。

 

ラウラがジンヤに聞いた。

 

「ジンヤ、あの2人を知っているのか?」

 

「…あの2人の名は神崎龍吉、神崎真理子。僕の父さん、母さんだよ」

 

ジンヤの言葉に全員が驚いた。

 

「ジ、ジンヤさんのお父様、お母様ですって?!年齢や見た目が全然合っていませんわ!?」

 

「なんであんな姿なの神崎君?!」

 

「こっちが聞きたいよ…なんでオヤジとオフクロが居るんだ?」

 

ジンヤがそう言うと、2人は一夏に涙目で喋り始めた。

 

「一夏くん、一夏くん!ジンちゃんがラウちゃんと同じ様にオヤジ、オフクロって呼んだよ!!」

 

「僕達のジンちゃんがあんな風に…一夏くんどうすればいいの?!」

 

「知りませんよ!」

 

ジンヤは頭を抑えながら2人に聞いた。

 

「そう言えば、何で父さんや母さんが居るの?」

 

「ああ、小沢さんが今度の臨海学校に一夏くんとジンちゃんのIS、ジャンナイン、ジャンボットの専用パッケージを持ってくるって…」

 

龍吉がそう言うと、キッチンから鈴が顔を出して言った。

 

「龍吉さん、真理子さん。ご飯できましたから運ぶのを手伝ってください」

 

そして、龍吉、真理子がテーブルに鈴が作った中華料理をのせた。

 

「さてと、じゃあ皆でイスに座って食べよ♪」

 

真理子がそう言うので、ジンヤはイスに座るとアリスとラウラはジンヤの膝の上に座り、セシリアと簪はジンヤの両脇にすわった。

 

「…なんでアリスとラウラは僕の膝の上に座るんだ」

 

「だって、それは子供の特権だもん♪」

 

「良いではないか、お前は私の嫁だろ?」

 

「ジンちゃん、モテモテだね~♪」

 

龍吉はそうせかすと、真理子は鈴に言った。

 

「ねえ、鈴ちゃん。一夏くんの赤ちゃんは何時抱けるの?」

 

その爆弾発言に一夏は飲んでいた水を弾に顔に噴いてしまった。

 

「汚ねっ!」

 

「ちょ、ちょっと!真理子さん、何でそんな事言うんですか?!」

 

鈴は顔を真っ赤にして言うと、龍吉と真理子は笑いながら言った。

 

「だって、一夏くんと鈴ちゃんのお部屋は同室でしょ?」

 

「そりゃあ、2人は何時でも夜の体操はできるじゃない」

 

その後、2人は龍吉と真理子の爆弾発言を何とかスルーして食事を終えた。

 

そして、ジンヤ達はIS学園に戻って、ジンヤはジャンボットを使い天ノ川学園高校の賢吾と通信をしていた。

 

「新しい仮面ライダーメテオと新入部員朔田流星、ホロスコープス、キャンサーの覚醒か…」

 

『ああ、キャンサーのスイッチャーは鬼島夏児。キャンサーの実力はかなり実力が有るからもし遭遇したら気を付けろ』

 

「ああ…しかし、例のへびつかい座のゾディアーツ、オヒュカス・ゾディアーツだっけ?ソイツについては?」

 

『全くもって不明だ…現在ホロスコープスについて分かっているのはスイッチをばら撒いているのがやつ等で自らを十二星座の使徒と名乗っているから数は12人のはずなのに何故オヒュカスが現れたんだ…』

 

オヒュカス・ゾディアーツ。

 

へびつかい座のゾディアーツで自らを『十二星座の十三番目の使徒』と自称する謎のゾディアーツ。

 

本来、へびつかい座は黄道十二星座から外された星座なのだがお願いいたしますはホロスコープスが黒いクロークを纏っている。

 

行動理由は全くもって不明で他のホロスコープスの邪魔をしたかと思えば、フォーゼの邪魔をするなど不明である。

 

武器は蛇が巻きついている杖で他にはかつてスーパー1に滅ぼされたジンドグマの首領、悪魔元帥が使っていた稲妻電光剣を使用していた。

 

「取り合えず、しばらく僕等は臨海学校だから頼む」

 

『分かった、IS学園の方でもスイッチャーが出ないか注意してくれ』

 

そう言うと、通信をきった。

 

すると、箒が隠れながら誰かに連絡を取っていた。

 

(篠ノ之か…まさかコマンドの言っていた事をやっているのか?取り合えず遠まわしに説得か…)

 

「はい、ありがとうございます。それでは臨海学校で…」

 

そう言うと、箒は携帯の通話を終えた。

 

「これで私にも…」

 

「おーい、篠ノ之」

 

「っ!」

 

すると、箒は何所からか木刀を取り出すとジンヤに突きつけた。

 

「わ、ちょっ!危ないって!」

 

「神崎か…何のようだ?」

 

箒は木刀を下ろすと、ジンヤは遠まわしに言った。

 

「いいか…篠ノ之、人の努力を踏みにじり、楽な事をしちゃいけないんだよ。特に身内の肩書きを利用して良い物を手に入れるのは絶対ダメなんだよ」

 

一瞬、箒は動揺するがジンヤに言った。

 

「何が言いたいんだ、神崎」

 

「…じゃあ、はっきり言うよ。キミは篠ノ之束にISが欲しいと頼んだんでしょ?」

 

「っ!何故、それを…」

 

先ほどと違い、箒は完全に動揺する。

 

「はっきり言うよ、今すぐキャンセルしろ」

 

「待て、私がISを持つ事が悪いのか!!」

 

「悪いね、ちゃんと努力していないのに身内のコネでISを貰うなんて間違えているね。それにISを持ちたい理由は多分2つ…一夏の隣に居たい事、ロボゴーグとかいう怪人対策かな?」

 

ジンヤがそう言うと箒は黙り込み、少しして喋り始めた。

 

「ああ、そうだ。両方だ…」

 

「1つ言うけど、ロボゴーグとかいう怪人はISは通用しないんだよ。それに一夏の隣に居たいだけで苦労もせずにISを手に入れる事は他の皆からブーイングされるよ。くだらない理由と言われるよ、絶対」

 

「そ、それは確かに…」

 

「今すぐ、キャンセルしておけ…ちゃんと実力がついてからISが欲しいと電話するんだよ、いいね?」

 

ジンヤはそう言うと、その場から離れ右腕のジャンボットの通信機能を使い、SPEC OPSコマンドに連絡を入れた。

 

「コマンド、直接言う事に言っちゃいましたが一応考えを改めました」

 

『ご苦労、一応彼女の監視等を頼む』

 

「了解」

 

一方、箒はジンヤを憎しみを込めて見ていた。

 

(神崎ジンヤ…何故、貴様が一夏の隣に居るんだ…)

 

すると、箒の心には憎しみが溢れ始めた。

 

(貴様さえ…貴様さえ居なければ…)

 

そう思った、箒は携帯である所に連絡を入れた。

 

「もしもし、すいませんけど1つリクエストが有ります。絶対防御を貫く武器を私のISに装備してください」

 

 


 
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