なのはとの出会いから数年…俺は私立聖祥大学付属小学校無事入学した…したんだけどさ
「何だよコレ!!」
周りを見渡してみてもすべてが、男男男である…いやまぁ、女の子いなくはないんだが…少なすぎる、ここは理系くらすかよ!!
なのはのTSで一度絶望したのになんで小学校入って早々にまた絶望を感じなきゃいけないんだよ!!
なのはとは、奇跡的に別のクラスになったので女の子と仲良くなろうと(すずか達に会えないのは痛いが)したのになんだよコレ!!
てか、なのはがTSしてるってことは他の面々も…?ブルブル、やめよう嫌なことを考えるのは、もしフェイトが原作のバリアジャケットなのに男だったら…うぇっ
「大丈夫?波風君」
隣の男子が話しかけてくるが…俺に話しかけんな!!話しかけていいのはかわいい女の子だけだ!!
てか、なのはもなのはでなんだよあいつは!!男なのにいつも俺の後ろをついてくるし、公園で遊んでいた時に女の子誘うとすんごく嫌そうな顔するんだぞ!?
マジで、どうなってるんだよこの世界は!!
「え~、皆さん席についてください」
入ってきたのは女の先生だ…こうなったら、先生を落とすか?いや、しかし…
「では、皆さんのこれからを楽しみましょう」
あ、考え事していたら話が終わっていた。今日はこれで終わりだからさっさと帰るか…
「春真君!!」
先生が出て行ったと同時になのはが教室へと駆け込んできた…お前、運動音痴じゃないっけ?めちゃくちゃ早かったぞ今
「終わったよね?帰ろう!!」
だから、手を握ってくるな!嬉しそうな顔をするな!!頬を赤らめるな!!そして、周り!なんで羨ましそうな顔をしてるんだよ!!
女子も女子でいいなぁ、とか言うなら入ってこいってんだ!!
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兎に角、男子が多い聖祥に入ってから少し立った。現在の俺の状況は何故か男子によく話しかけられ(まぁ、友人に話しかけたがる年代だもんな)女子からはなにやら陰口っぽいことを言われる日々を過ごしている
もう、色々と疲れたので教室の机で不貞寝していたら
「おい、誰かが喧嘩しているぞ!!」
そんな、声が聞こえてきたので顔を上げてみると
「なんか、春真君といつも一緒の子もいるみたいだぞ」
そんな、話が聞こえてきた…あー、アリサとすずかとの絡みか…よし!フラグをたてに行きますか!!
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「絶望した!!」
「なんだよ、お前。行き成り変なことを言ってんなよ」
「アリサ君!!春真君を悪く言うと許さないよ!!」
「え、えっと、やめなよ」
現場に到着したところにいたのはウェーブがかった金髪を肩口くらいまで伸ばしたやつと、紫がかった黒髪を何故かヘアピンで留めている男子になのは…
うん、予想していたよ?アリサとすずかがTSしてるって…
だけどな?
納得できるかどうかは別だよコンチクチョオォォォォォォォッ!!!!
とりあえず、事情を聞く前に全員に拳骨して止めてから事情聴取を開始
理由は原作準拠ですずかが男なのに髪留めしているのが気に入らなかったアリサがからかい、奪ったところをなのが目撃し仲裁しようとしたら喧嘩に発展したとか
「まぁ、とりあえず誤れ俺に」
「なんで、お前に謝らなきゃいけないんだよ!!」
原作のアリサはツンデレで気が強い感じだったがこっちでは悪がきって感じだな
「ノリで言っただけだ気にすんなよ」
「ざっけんなよ!!」
「ハハハ、止まって見えるわ!!」
「あの二人、仲いいね」
「春真君、僕といる時いつも苦笑いなのにアリサ君といる時あんな笑顔なんて…」
「えっと、怖いよなのは君」
アリサを絶賛からかい中の春真を見てすずかは素直に感想を漏らすが、なのはは何処と無く瞳のハイライトを消していた
「ッ!?」
なんだ、今すげえ悪寒がしたんだが…
「貰った!!」
「プゲラッ!?」
しまった、よそ見した瞬間にいい右を貰ってしまい、俺は吹き飛んだそこには…
「キャッ!?」
すずかがいたんだが…男がキャッとか言ってるなよ!!
「いてて…ムグッ!?」
「「へ?」」
すずかを巻き込みながら吹き飛んだんだが、突如として唇に軟らかい感触が…
恐る恐る目を開けてみるとそこにはすずかのドアップの顔が…
「「「「……」」」」
静寂が当たりを支配している…
「!!?」
慌てて、距離を取る俺とポカーンとしているすずか達
「ま、まさか…」
視線でなのはを見てみると、なにやら顔を真っ赤にしているなのはとアリサ
ついで、すずかを見てみると未だにポカーンとしているすずか
「えっと、別に大丈夫だよな?なにもなってないよね?」
最後の確認としてなのはに聞いてみたら
「そ、そんな…春真君の始めては僕が…」
何を言っているのこの子ぉぉぉぉぉぉっ!?てか、決定したよぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!
俺の初めてのキスをすずかとしちゃったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!
「な、なななななななな、何をやってるんだお前ぇぇぇぇぇぇっ!!!」
「あべしっ!?」
顔を真っ赤にしたアリサの右ストレートが再び俺の顔面に入り吹き飛ぶ、そんな中視線がたまたますずかにいったのだがそこに映ったのは
嬉しそうに顔を真っ赤にしたすずかが唇をなぞっていた…
チクショオォォォォォォォォォッ!!!!!
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第2話 初めて…なのになんで、だよぉっ!!