「――――それじゃあ改めて紹介するね。この子はリニスって言って、僕の使い魔になりました」
「葵さんの使い魔になりましたリニスと申します。これからよろしくお願いします」
「それで、こっちが僕の家族兼、デバイスの左から春香、ルナ、琴里、明日香だよ」
「こちらもよろしくお願いします」
「これからよろしくお願いします」
「よろしくーー!」
「よろしくね」
4人の自己紹介を終えると、リニスさんが驚いた顔をしていた。
「……えっ?あ、あの少し聞きたいんですが……」
「ん?なに?」
少し気まずそうにリニスさんが聞いてきた。
「この方たちはデバイスなのですか?とてもそうは思えないのですが……」
「4人とも正真正銘デバイスだよ。……まぁでも僕にとってはとっても大切な家族だけどね」
あの4人は僕の大切な家族。これは僕の思いだ。これからもずっと変わらない気持ち…。
「そうでしたか…。すみません、余計なことを聞いてしまって……」
「ううん、別にいいよ。リニスももう、僕たちの家族なんだから」
「……ありがとうございます」
「よし、自己紹介が終わったところだし晩ご飯作るからみんな待っててね」
ハンバーグを作るために僕はそう言い、キッチンに向かった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「よし、それじゃあいただきます。」
「「「「「いただきます」」」」」
ハンバーグの出来わっと……………うん、いつも通りおいしい。
これならみんなも喜んでくれるだろう。
「みんな、味はどう………ってみんなどうしたの!?」
なぜか目の前には琴里を除いた4人が落ち込んでいた。
「い、いえ。何でもありません。(また腕が上達しています。一体いつになったら越せれるのでしょうか………)」
「えぇ、なんでもないわ(女のプライドが……)」
「こ、これは…(なぜこんなにおいしく作れるんですか!?)」
「……………(勝てる気がしない)」
「ん~~~~おいし~~!」
琴里だけはうれしそうにご飯を食べているけど、他のみんなはそんな気配は無い。
………………これは。
「……そっか………そんなに僕の作ったご飯、おいしくないんだ……」
「「「「!?」」」」
「あ、葵さん、そんな事は無いです。とってもおいしいですよ!」
そんな事言って、本当はおいしくないとか思ってるんだ。
「ま、マスター。マスターの作った料理ならなんでもおいしいですって」
そんな事言って陰ではどうせうまく作れないとか思ってたんだ。って言うかいつから?まさか結構前?もしそうだったらもうみんなの前に顔向けできない。………旅に出て修行しようかな……はぁ」
「葵さん!考えている事が途中から洩れてますよ!」
そんなこたぁどぉでもいいんじゃ。僕はもう修行に出るって決めたんじゃ。」
「何か口調が変わってるわよ!?しっかりしなさい!!」
「お兄ちゃん、このハンバーグおいしいね!!!」
「そうかそうかそれはうれしいなぁ。作った甲斐があるよ」
「「「「立ち直るの早!!?」」」」
「馬鹿なこと言うなよ琴里は素直なんだぞ?つまり琴里の言った感想は正しいんだよ」
今までの中で琴里が嘘を言った試しがない。それ=琴里の言うことは信用できるのだ。
「私たちの信用って」
ちなみにみんなの信用度を数値で表すのなら
琴里‥‥‥119%
春香‥‥‥95%
ルナ‥‥‥97%
明日香‥‥‥94%
まぁこんなところかな?えっ?リニスさん?リニスさんはまだ会ったばかりだから分からないな。
それにしても今日はいろんな事が起きたなぁ。
使い魔に、召喚獣に、戦闘か(まぁ僕は戦っていないけど)
これからどうなるんでしょうね?
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他の作品のせいで!
すみません。