No.448497

現象起こしの転生者第二十五話

notrinkさん

神様と転生した主人公が
めだかで原作に入るお話

※注意※
めだかボックスの二次創作です

続きを表示

2012-07-07 22:33:42 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:815   閲覧ユーザー数:796

三人称SIDE

 

此処は生徒会室

そこは生徒会面子からすれば日常の

非生徒会面子からすれば異常な光景になっている

 

カリカリカリ

 

生徒会メンバーのシャープペンの音が聞こえる

しかし、そこにはいるはずの四人がいない

入り口近くの二つのソファーにいるのだが・・・・

 

「にーいーさん☆」

「零・・・ぎゅー」

 

「お前ら、ちょ・・・くっつきすぎ」

 

「いやか?」

「いやですか?」

 

「嫌じゃないけどさ・・・」

 

という両手に花な神谷零と

 

「痒いところなーい?」

 

「ないよ、きもちいいよねーちゃん」

 

「そう、よかった」

 

と耳かき中の終姉弟

 

生徒会補佐以外全員が

仕事をしている中

扉を開ければ目に入るところで

補佐と部外者一人がイチャイチャしている(仕事は能力でこなして)

 

それが生徒会のいつもの日常風景になっていた

そしてそれの原因は・・・

 

零SIDE

 

「・・・・あれ?」

 

朝飯が違う

具体的に言うと人の頭数が

基本はいつも姫ちゃんと二人で食べる

 

「ああ、そういえば冥加も入ったんだっけ」

 

戦挙の副会長戦前から

冥加も家でご飯食うようになったんだったけ

最初は反対したんだが

「だめ?」なんて言われたら断れねーだろ!

 

「兄さん?」

 

「零、手が止まってるぞ」

 

「ああ、悪い」

 

冥加料理もやったらしいな

うん美味い努力の味だなこれは

 

「美味いよ」

 

「そうか」

「良かったです」

 

二人とも顔が赤く見えるのはなんでだろう?

 

「(褒めてもらえた、嬉しい)」

「(褒められました、よかったです)」

 

~~食堂~~

 

今回は冥加も姫ちゃんも用事があるんだって

俺一人でご飯とか寂し

 

「・・・寂し」

 

神姫SIDE

 

屋上です

ちょっと冥加さんとお話がありましてここにいます

まぁ予想はついてるんですけどね

 

「何時かはって思ってたんですけどやっぱりですよね?」

 

「うん、私は零が好き、姫にも負けない」

 

そうですよね、わかってました

一応はこれで確認ですね

 

「私だって負けません、兄さんを好きなのは冥加さんだけじゃないです」

 

兄さんは渡しません!

私だって女の子なんです。

そりゃあ兄さんが冥加さんがいいって言うなら仕方ないですけど

それでも、兄さんがまだ答えないなら私の方を向いてもらいます!

 

「冥加さんには渡しませんよ」

 

「私の台詞」

 

ぜーったい渡しません!

いつもは強く出れない性格ですけど

兄さんのためなら・・・!

 

「「だから」」

 

「「勝負|(です)」」

 

三人称SIDE

 

以上のことで零は両手に花状態になっているのだ

 

「すりすり」

「すりすり」

 

「・・・?」

 

零は二人の好意に気づかない

神姫には撫でたりもする

最近は冥加にも

女の子として見てもやっぱり何かが違うのか

神姫へのは極度の親愛なのか恋愛の愛なのか

 

「(わかってるんでしょうか)」

「(わかってるのか)」

 

自分の気持ちが伝わってないんじゃないかと思った二人は

正面からぶつかっていくことにした

 

――――――――――――――――

~~屋上~~

 

珍しく創と零だけがそこにいる

 

「なぁ零」

 

「どうしたよ?」

 

二人でグラウンドを見ながら話す

はたから見ればただの仲のいい親友同士なのだが

本人たちはそうは思っていないらしい

 

「俺、さ」

 

「なんだよ」

 

さっさと言えといった表情で

零が促す

 

「めぐねぇに告白しようと思うんだ」

 

「ふーん」

 

意外と薄い零の反応に

創は不満そうにする

 

「なんだよ、衝撃発言だろ?」

 

「どこがだよ、つーかお前らまだ付き合ってなかったのか

逆に驚くわ」

 

あれだけイチャイチャしてんだからと零は続ける

 

「迷うことねぇだろ、さっさと言えボケ野郎」

 

「ボケ言うな馬鹿

んなことより、お前はどうなんだよ?」

 

「俺ぇ?」

 

何で俺が?といった表情である

創ははぁ、とため息をついて

 

「神姫と冥加とどっちが本命なんだよ?」

 

「・・・?本命?・・・・えええ!?」

 

バッとのけぞって驚く零に創はまたも

ため息をつく

 

「あの子らお前にベタ惚れだぞ?」

 

「んなバカな!俺一度もモテたことなんかないのに!

モテキなんてものは幻想だろ!?」

 

「その幻想が来てんだよ」

 

なんだってー!?っと驚く零に

屋上で三回目のため息を創がつく

 

「それに二人に好かれてるからモテるとは言わねぇ」

 

「そうなの!?」

 

「どうでもいいからさっさと決めてやれよ?」

 

「ああ、・・・おう」

 

――――――――――――――――――――

零SIDE

 

さてどうするかな

・・・正直に言えばどっちも嬉しい

嬉しすぎて涙が出るね。

でも・・・俺だぜ?

普通すぎて泣ける男だぜ?

イケメンでもない、いい男でもない

転生前は本ばっか読んでたような男だぜ?

 

「まじかよ・・・・」

 

しかも創に言われて気づくとか最悪

 

「でも、ちゃんとしなきゃなー」

 

そうは思った。しかし、

マジで本当か?

 

「姫ちゃんと冥加が俺に?」

 

いやいや、本当か?

まぁ懐かれてはいるだろうがなぁ?

 

「恋まではいかねーだろ」

 

ははは大丈夫大丈夫

・・・・大丈夫だよな?

 

―――――――――――――――――――

~~次の日屋上~~

 

姫ちゃんと冥加から呼び出しがあったんだ

急だな二人とも

 

「おいーっす」

 

「兄さん」

「零」

 

何この雰囲気?

なんかこの後の言葉が予想できるんだが?

しかも嫌な予感しかしないんだが?

 

「「あなたが好きです」」

 

・・・・・昨日の今日でここまでビンゴとは思わなかったね!


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
0
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択