「何やってんだ?」
みんなのとこに行くとお互い包帯を腕に巻き合っているところだった。
ケガって訳じゃなさそうだが…
「あ、ヤマトさん!ヤマトさんもこれ!」
そう言ってビビが包帯を渡してくる。何で包帯?俺ドコもケガしてないんだけど。
「ゾロがな、あのオカマ対策をしようって。はい、はさみ」
チョッパーがはさみを渡してくれる。
「あんがと」
「ゾロが?おい、もうそいつがオカマ野郎なんじゃないか?」
「てんめ…!いい度胸してんじゃねェか…!」
「ははは!Just a joke(冗談だよ)」
腕に結んで縛る。サンジもいつの間にか呼び出されていてウソップからそのMr.2について聞いていた。
ルフィが左腕を前に突き出す。他のみんなもそれにあわせて突き出す。
「よし、とにかくこれから何が起こっても、これが仲間の印だ!」
「ああ」
「上陸するぞ!!飯屋へ!!!…あ、あとアラバスタ」
「アラバスタはオマケかよ!」
すかさずツッコミが飛ぶ。
船が岸に近づいたとたんルフィは飯屋へ目がけていってしまった。俺も画材買いてーなー。でも俺もその前に飯だな。
「いつドコにくれば?」
「私とかビビ、ウソップとかはたぶん大体ここにいるわ。ゾロは使いに出すから時々いないかもしんないけど」
「ておい!俺使い決定かよ!」
「なーによー。あんたローグタウンでの借金まだあるんだからそれ返済してから言ってよね」
「は!?それはウイスキーピークんときとかで返しただろ!?」
「|半分ね(・・・)。それがまだ残ってるわ」
「こんにゃろ…」
「んナーミすゎゎぁーん!俺が買い出し行ってきまっす!」
「あらほんとー!?じゃあサンジ君には洋服類頼もうかしら」
「了解しました!」
その後ハリケーンのごとく買い出しに行ったサンジ。ゾロも渋々行く。なにやら俺が仲間に加わる前いろいろあったらしい。
「という訳で。ヤマトも行ってきていいわよ。ここから船も見えるから留守番もいらないしね」
それじゃあということでありがたくおことばに甘える。
「飯屋飯屋…意外にないものだな。香水屋ばっか」
周りを見渡して言う。すると道のいっち番奥に飯屋と思われる建物が見える。
やっとだ〜。数日食っていなかったから早く行きたくて草になって飛ぶ。端から見たら気味悪そうだがみんな各々の買い物に夢中だ。
「着いたぁ。おじさーん!飯!三人前!…ん?」
何か妙に静かだ。ん。前にいんのだれ?手前にいるのが十手を背負っていて背中に『正義』と書かれたジャケットを来ている。んで葉巻を吸っている。厳つい顔で何か迫力負けしそう。
それに比べておくのカウンターに座っている男は気さくそうな顔でそばかすがあり、上半身はだか。何で訴えられないんだろ…。いかんいかん、話がそれた。黒い膝までのズボンをはいていて頭にはオレンジの帽子。丸い顔みたいなモチーフが二つ付いていて一つは笑ってる顔、もう一つはなんか…よくわかんない変な顔。なんかホントにどう説明したらいいかわかんない。
そんでその二人がなんか問題があるらしく、客がみんなさけている。なんで?
「すいませーん。あの、カウンターの席空いてますよ?」
葉巻の人をツンツン突っついて言う。
「ああ?」
うわっこっわー。
「すんません。なんでもないです」
一礼してカウンター席に着く。
「おじさん!飯!三人前!」
「え…あ、ああ、少々お待ちを…」
店主もどうしたらいいか分かんないという顔。しばらくしたら飯が出てきた。
「おお〜ひさっびさの飯ィ!んおぐ、んむんむ、うんめぇぇぇー!おじさん最高!」
「あ、ありがとよ…」
「プハハハ!まさか海軍の前でこんなににぎやかに飯を食う奴がいるなんてな!」
右に座ってたそばかすの男が笑う。海軍?
「お前が海軍なのか?」
「あ?いやいや俺ぁ海賊だよ。海軍はこっちだ。」
そう言い葉巻野郎を指差す。まじでー。
「それはそれはお仕事ご苦労様です。」
そう言い座りながら一礼してまた食べ始める。
「プハハハハハ!!海軍としってもその態度か!気に入った!名前は?」
「ヤマトだ」
「何やってんだ?」
「海賊兼画家」
「「「「海賊!?こんな奴が!?」」」」
周りの客が驚く。こんな奴がッてひどくね?
すると知った声が聞こえてきた。
「…ムゴムのぉぉロォケットォォーーー!!」
ルフィが店内に飛び込んできたのだ。
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にじファンからの転載です。