No.447428

IS<インフィニット・ストラトス>with LN<リリカルなのは>第五話

カルマさん

もし、一夏が管理局最強魔導師と呼ばれていたらのifの物語。

2012-07-06 20:11:17 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:6160   閲覧ユーザー数:5807

第五話 代表決定戦.....前日

 

あのあと簪とかなり仲良くなった織斑一夏です。

今では朝食を一緒に食べているくらい。

ちなみに箒も一緒に食べている。

互いに箒、簪と呼ぶくらい仲良くなった。

名前を呼べば友達とはこの事だと思う。

あと簪の性格が明るくなったとのほほんさん(布仏本音が本名)に聞いた。(やはり思った通り魔法関係者だった。簪とは昔からの付き合いで仲がいいらしい。布仏の家は代々更識の家に使えている家らしい)

 

 

『なんか、かんちゃん変わったんだよね~、これは

あれなのかな~?恋なのかな~』

 

 

なんて言うから訂正しておいた。

 

 

『簪とはただの友達だって』

 

 

そう言った瞬間、両サイド(簪と箒)に千冬姉もびっくり肘鉄エルボーを喰らった。

ほんと死ぬかと思ったし。

てか肘鉄エルボーなんだし。日本語に直すと肘鉄肘だし。英語に直すとエルボーアイアンエルボー意味が分からん。

余談だが箒は『ただの友達だって』と言っとき複雑な表情をしていた。

 

 

とまあ、こんなことがあって今俺は

朝食を食べている。

もちろん俺と箒と簪、さらにはのほほんさんなどを含めた六人で食べている。

更に余談だが俺と簪が一緒の部屋に住んでいるのがばれ箒が暴走したり、俺と箒が幼なじみと言うのがばれ簪が泣きそうになったりと

 

 

ほんといろんなことがあった。

 

 

今ではいい思い出だ。

「そう言えば一夏明日の代表決定戦は大丈夫なのか?まったく練習してるようには見えなかったのだが?」

箒が朝食の和食セットを食べながら聞いてくる。

「ああ、その件か、それがさ、俺の専用機まだ届かないらしい」

俺は世界初の男性IS操縦者と言うことで専用機を貰えることになったらしい。

「そうなんだ..........私のISのデータ役に立つと思ったのに..........」

簪はちょっと残念そうに言う。

簪は専用機持ちだそうだ。

確か『打鉄弐式』と言うらしい。

「まあ、俺の専用機が来たら頼むよ」

「うん、分かった///」

簪は嬉しそうに頬を赤らめる。

熱でもあるのか?

「ムッ」

その様子を箒が不機嫌そうに見ていた。

「おりむー、ISの整備なら私も手伝うよ~」

のほほんさんいや、本音がそう言った。

「ありがとな、"本音'」

「ふぇっ///」

本音は頬を赤くしていた。

その姿がなのはにそっくり立ったので微笑ましくなった。

「い、今おりむー、名前で..........」

「ああ、友達だからな。本音も名前で呼んでくれると嬉しいんだが」

俺がそう言うと本音は

「..........い、一..........呼べないよ~!」

そう言って本音は食べていた朝食を片付けて走り去っていった。

普段の言動から想像できない速さだった。

「ま、待ってよー!」

そう言って本音の友達も走り去っていく。

「どうしたんだ?なぁ、ふたりと.....痛っ!」

箒と簪に両サイド肘鉄攻撃を喰らう。

いきなりなんなんだ!?

「一夏って無自覚でやるからたち悪いよね」

「ああ、まったくだ」

二人は不機嫌そうに言った。

なんで不機嫌なんだろうと考えていると突然手を叩く音が響いた。

「いつまで食べている!食事は迅速かつ効率よく食べろ!授業に遅れたらグラウンド十周させるぞ!」

案の定千冬姉だった。

てか、グラウンド十周って。

たしか一周五キロくらいなかったっけ?

つまり五〇キロ!?

無理無理!

朝からキツすぎ!

流石に俺でも大変だって!

「おい、箒!簪!って..........』

 

 

「いない!」

 

 

まさかの裏切りかよ!

俺は食事を片付け全速力で教室に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ISの授業といっても俺の場合、あのうさぎから全ての知識を授かった俺にって退屈なものだった。

ちなみに簪は別のクラス。

たしか四組だったはず。

同じクラスだったらよかったのにな。

そう思っているとどこからか視線を感じる。

その方向を見ると本音がちらちらと顔を赤くしてこちらを見ていた。

俺はそんな本音にウインクをする。

すると本音は更に顔を赤くしてうずくまる。

どうしたんだ?と思っている矢先。

 

 

スッ

 

 

殺気混じりの視線、いや死線を双方から感じる。

1つは箒。

こちらを射殺せそうな目で見てくる。

 

そしてもうひとつ。

 

 

「授業中に何をやっているか馬鹿者!」

 

 

我が姉の出席簿が音速を越えて放たれる。

かわそうと思えば回避できたはずなのだが二人の死線のせいで動くことができず。

 

バシィィン!

 

直撃するわけで

「痛ああっ!!」

後頭部に激痛が走った。

細胞が軽く一万は死んだな

「授業を再開する」

そう言って千冬姉は授業の再開した。

箒はいい気味だと言わんばかりの顔をしていた。

(一体なんなんだよ~)

[(はあ~、マスターはしょうがない人だ.....)]

スノウは何故かあきれていた。

なんなんだよスノウも!

 

 

そんなこんなで一時間目の授業は終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

続いて二時間目。

今回はISのコアについての授業だった。

俺は同じ過ちを繰り返さぬよう真面目にしていた。

なんてことはせずただぼーっとしてた。

だって暇だし!

すると授業が進んだのか1人の生徒が

「先生、もしかして篠ノ之さんって篠ノ之博士と関係があるんですか?」

「そうだ篠ノ之はアイツの妹だ」

クラスがざわめき始める。

それはそうだろうISの開発者の妹がいるのだから。

 

 

 

「えええええ!ほんと!?」

「クラスに有名人の身内が二人もいる!」

「今度ISの操縦教えてよ!」

 

 

 

 

わらわらと女子が箒の周りに集まる。

おい、今は授業中だぞ。

(てか、箒ってIS使ったことあったか?)

そんなことを考えていると

 

 

 

 

「あの人は関係ない!」

 

 

 

 

突然の大声に周りの女子達はびっくりしていた、

「..........私はあの人じゃない、教えられることはなにもない」

箒はそう言って窓の方を向いた。

うん、ここは何とかしないと。

「ほら、皆!誰だって聞かれたくないことのひとつやふたつあるだろ?そりゃいきなり大声出した箒も箒だけど箒だって嫌なことはあるんだからさ」

なっ?と最後につけて言った。

皆は「そうだよね、困ったゃうよね」とか言いながら席に戻って行った。

ふぅ~どうにか収まった。

俺は千冬姉の方を向いて

「(千冬姉、勝手に人の個人情報をばらすな。それで嫌な気持ちになる人だっているんだぞ)」

「(わ、悪かった。以後気を付ける)」

「(俺じゃなくて箒に謝れ。分かったか千冬姉 ?)」

「(あ、あぁ。分かった。篠ノ之には後で謝っておく)」

「(それでよろしい。千冬姉ならわかってくれると思ったよ)」

そう言って念話を切る。

「さて、授業を再開する」

千冬姉は何事もなかったのかのように授業を再開する。

流石、千冬姉だな。

 

 

しかし一方でそのブラコンは

 

(一夏に怒られてしまった!これでは姉としての威厳が!いや、一夏に怒られるのもいいかもしれん。うぅ、どうすれば....................)

 

ちょっと危ない思考になっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間は変わって放課後。

俺と箒は剣道場にいる。

簪や本音はギャラリーとして周りにいた。

ちなみに見た限り十人以上はいる。

何故こうなったかというとあのあと俺が箒に剣道の試合を申し込んだからだ。

少しでも箒の気をまぎらわすため。

(箒は剣道が好きだから機嫌は良くなるだろうと思うが)

「一夏、全力でいくぞ!」

箒はテンション高めで言った。

(うん、機嫌直ってるみたいだな)

作戦は成功。

あとは試合をするだけ

「ああ、全力で来てくれ!」

そして剣道の試合は始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「全力で来てくれ!」

一夏がそう言った。

私は素直に嬉しかった。

姉さんのことを言われ落ち込んでいた私を気遣ってくれたのだろうが関係ない。

なにより

 

 

(こうして一夏ともう一度ど戦えるなんて)

 

 

実に六年振りだった。

私は一夏のことが好きだ。

しかし一夏は鈍感、いや唐変木と言っていい。

だから、今の一夏に私の全力をぶつける。

私の思いも含めて。

 

 

「いくぞ!」

 

 

私は持てる最大の速度で踏み込む。

そして一夏めがけて降り下ろす。

 

 

しかし

 

 

『えっ?』

 

 

その場にいた全員は驚愕していた。

なぜなら

 

 

 

 

箒の竹刀が真っ二つに折れていたからだ。

 

 

 

 

「迷いのない踏み込み、力強い一撃」

 

 

 

一夏は竹刀を横につきだしていた。

これは意味もなくつきだしているのではない。

これはその動作が終了した証。

 

 

 

そう、一夏は私の竹刀の一撃を降り下ろされる前に竹刀で切り裂いたと言う事だ。

 

 

 

 

「強くなったな、箒」

 

 

 

 

一夏は満足そうに私を見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「強くなったな、箒」

俺はそう言って箒を見る。

周りのギャラリーは唖然していた。

そりゃそうだ。

竹刀を音速以上の速度で振ったのだ。

それに竹刀で竹刀を真っ二つにしているのだ。

びっくりするのも当然だろう。

「..........」

箒は下を見て黙り込んでいた。

「ほ、箒?」

まさか、怒ってる!?

しかし俺を襲ったのは予想外の事だった。

「一夏!」

「はい!」

すると箒は近づいてきて

「もう一度勝負してくれ!」

「えっ」

「だからもう一度勝負してくれ!」

箒は目を輝かせていた。

その目は子供のようにキラキラしていた。

「..........ああ、分かった。もう一度勝負しようぜ」

「ああ!」

そう言ってまた試合が始まる。

その試合は一方的なものだったが何故か人を惹き付ける試合で剣道場の使用時間ギリギリまで何回も続き大量の人が押し寄せたという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして翌日

セシリア・オルコットとの対決の日になった。

 

 

 

 

 


 
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