俺は、高町家を飛び出して俺の家まで全速力でダッシュしている。
俺の家はすぐそこにあるマンションの一室で俺はそこで一人暮らしをしているんだけど如何せん部屋が広いため俺一人だと持て余すんだよな
まあそんなことは置いといて、もうマンションに着いたんだが、ものすごく嫌な予感がするんだよな、具体的にいうと阿澄佳奈ヴォイスの金髪幼女が中にスタンバイしてる状態でヴィータとキャロが入ってきたような、そんな感じがする。てかそうなってたら真尋君か小鳥遊君の所にいって愚痴をこぼさなくてはいけなくなるんだけど
俺はそんなことを考えながらマンションを上がっていき、自分の部屋の前まで来た。
もうここまできたら腹を括るしかない、とりあえず深呼吸をして……いざっ!!
ガチャ
「ただいまー」
「おお!?やっと帰ってきたんですか海斗さん、さあ早速私にお帰りなさいのちゅーを「ふんっ!!(ドスッ)」…ブケファラス!」
予想どうり阿澄佳奈ヴォイスの変態金髪幼女が湧いてきたため、一発どついたら、どこぞの征服王の愛馬の名前をなんか言って倒れた。
「やっぱり居たか"ユーリ”、キャロとヴィータはどうした、あいつらはもう着いてるはずだが?」
「あの赤毛エターナルロリータとピンク髪ですか、あの二人なら海人さんが帰ってくるの遅いからってエターナルロリータがピンク髪つれて海鳴市の名所めぐりしてますよ。ということはこの部屋にいるのは必然的に私一人、さあ私と愛を育みまsy「どうやらお前は愉快なオブジェになりたいようだな(ガシッ、メキメキメキ)」ぎゃあぁぁ!!ちょっとアイアンクローは勘弁してくださいよ!! タップタップ!!」
またユーリが変態発言をしようとしたんで今度は俺の伝家の宝刀アイアンクローをかましたら、ユーリがタップしてきた、ならそういう発言するんじゃねえよと言いたい。この旅行行く前に本当に真尋君の所か小鳥遊君の所にいって愚痴でも言い合おうかな、よしっメール送るか内容は『SAN値がガリガリ削れて来てるんでお前らのどっちか今週空いてる日ある?』で送信っと
♪~~~♪~~~
もう返信来たのか、早いなえっと真尋君からか、えーと内容は『別に構わないけど何かあったのか?』、うんバリバリありました、しかも現在進行形で、返信内容はこれ『真尋君の所の阿澄佳奈ヴォイスの邪神的存在が現れた、こっちは金髪幼女、しかも声は阿澄佳奈ヴォイス、何の因果なんだろうね』、送信、数分後
♪~~~♪~~~
っあ届いた、内容は『あぁ……ニャル子的存在か、まあドンマイ、たぶんそのうちいいことあるよ、あと今週末なら空いてるから』 真尋君の優しさが身に染みる、そんな時であった
「ぐふふ、隙を見せてはダメじゃないですか、か・い・と・さ・ん♪」
「なんだと!?」
「いやぁ、これを海斗さんにばれないように設置するのに時間がかかるかと思ったんですが、その肝心の海斗さんはメールのやり取りをしてるではありませんか、罠を仕掛けるには絶好のチャンスでしたよ」
いつの間にやら俺の体に縄が巻き付いていた。もしかしなくても俺、ピンチじゃね(貞操的な意味で)
「それでは、いっただきまーす!」
ユーリはル○ンジャンプでこっちにダイブしてくる、クソッ!逃げられない!ここまでなのか……俺がそう思ったとき救世主が現れた。
「なにをやっておるかー(るんや!)!このドアホー!」
俺を襲ってきた(もちろん性的な意味で)ユーリをはやてと”ディアーチェ”が 飛び蹴りを喰らわせていた。ふう、助かったー
「いきなりエルトリアからいなくなったと思ってこっちの世界に来てみれば何をやっとるか!!あれほど自重しろと言ったであろうが!!」
「まったく、この子は油断するとすぐ海斗さんの貞操狙うんやから困ったもんや、なあ王様この子の性格どうにかならへんの?」
「生憎だが小鴉よ、何があったのかわからんがあの後からずっと、ユーリの性格がこのようになってしまったのだ、余には対処できん……それに魔法を使おうとしても海斗は魔法を知らんのだろう?魔法を知らない人間がいるのに魔法を使うと貴様の場合色々とまずいのではないか?」
「うッ!それもそうやな、でもそんなことよりユーリを何とかせなあかんよな、このままだとまた暴走するやろうし」
「暴走だなんて失敬な、ただ私は海斗さんの【ピーー】を【ピーー】して【ピーー】したいだけで「それを暴走って言うのだろうが(言うんやろが!!)!! 」…エヌマエリシュ!」
ユーリの放送禁止用語発言の連発についに堪忍袋の緒が切れたらしくはやてとディアーチェが最初に俺がユーリにやったように一発かまして気絶させた
「小鴉に海斗よ、ユーリは余が責任を持って連れて帰る、それではな、海斗よまた会おう」
そう言ってディアーチェは去って行った。本当に危なかった、今まではちゃんと迎撃してたんだけどやはり士郎さんとやりあった時の疲労が抜けきらなかったのだろう、そのせいでユーリに喰われそうになった(性的な意味で)、前に一度だけあった真尋くんちのニャル子ちゃんみたいなテンションだからなぁ
「海斗帰ってきたかー」
ちょうどヴィータがキャロを連れて帰ってきた。どうせならユーリに襲われてる時に帰ってきてほしかったよ。
「さあ、海斗さんこれからどうするのか私に教えてくれへんか?」
「どうするって、普通にいろんな世界を旅しようかと思ってね」
「ふーん……まあええわ、旅行に行くのはええけど事故とかに巻き込まれて死んだなんてことにはならないように、さすがにシャレにならんからな」
「事故とかに巻き込まれるだろうけど死ぬなんてことはないと思うよ、はやても知ってるだろ?俺の強さ」
「まあ、アイアンクローはシャレにならへんくらい強いしな、海斗さん知っとる? 海斗さんのアイアンクローって一回喰らうと走馬灯が頭を過ぎるんよ?」
「いやいやそんな馬鹿なことがあるわけないだろう、俺はただの普通の人間より強いだけだし」
「……海斗さんって誰を基準に一般人かどうか決めとるん?」
「そりゃあ、まず士郎さんだろ?、それに恭也さんだろ?美由希にシグナムだろ?、主にさっき上げた人物に勝てないと一般人だと思う、よって美由紀にしか勝てない俺は一般人だろ?」
「海斗さん、比べる人たちがおかしすぎるで」
「なん……だと……!?」
どうやら俺の一般人の基準がおかしいようだ
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海斗は高町家を出てからまっすぐ家に向かっていった。そこで海斗を待ち受けてたのは、全く予想外な人物だった……