No.446774 テイルズオブエクシリア~転生者はイレギュラー~レイフォンさん 2012-07-05 22:06:27 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:1815 閲覧ユーザー数:1737 |
~レオンSIDE~
俺達はクレインや住民達を救出するためにクラマ間道に出ると魔物が待ち伏せしていた。
「先を急いでいます。どいていただきますよ!」
「こっちは親友の命や住民達のいのとが懸かっているんだ!てめえらにかまっている時間は無いんだよ!」
そういい、俺達は戦闘を始めた。
戦闘が始まると俺達はローエンの指示に従い、戦いを始める。さすが指揮官(コンダクター)の異名を持つ人だ。
そして、
「脈動する大地」
「全てを押し砕く」
俺とローエンの共鳴(リンク)アーツを発動させる。
「「アースクエイク!」」
俺とローエンで発動したアースクエイクは地面を次々に割り、魔物達を巻き込み、殲滅させた。
「爺には少し疲れますな」
「まだまだ現役だろ?」
セリフも決めて、戦闘は終わった。
それから何回か魔物達と戦い、ようやく、バーミア峡谷へ到着した。
そこはかなりの高さを誇る峡谷であった。
「もしかして、ここ登るのー?疲れちゃうよー」
ティポが峡谷を見てそういった。
そして、俺達を狙う影を俺は発見した。
即座に俺は行動し、撃ってきた矢を剣で弾き、撃った兵士を斬り倒した。
ザン!
ドタ!
カチャン
「ふぅ……」
「お見事」
ローエンが俺の鮮やかな剣使いを見て、そういった。
「あの兵士、ミラを狙っていたからな。すぐに倒してやったぜ」
矢の先にはミラがいたので、いつも以上のスピードで兵士のところまで跳躍し、切り倒したのだ。
そして、俺とミラはふっと何か異常な力を感じ、その方を見ると……紫色に光る洞窟を発見した。
「これは……イル・ファンで感じた気配……?」
「なになに?お化け?」
「まさか……ここにもあの装置が?」
ジュードもイル・ファンにあった装置のことを言う。
「急ぐぞ」
ミラに言われ、俺達は洞窟の中へ。
洞窟の中に入ると入口に術式が展開され、中では強制的にマナを吸収する装置が……。
中にはカラハ・シャールの住民やクレインの姿があった。
「ぐうう……」
苦しんでいるクレインを発見し、声を上げるローエン。
「クレイン様!……やはり人体実験を行っていましたか」
ローエンが何かショックを受けた表情をしているが、今はそんなときではない。クレインの命がかかっているんだ!
ミラは術式に手を触れようとするが、俺が止めた。
「それに触るなミラ。手が吹き飛ぶぞ」
ピク
俺に言われたミラは触れる寸前で手を止める。
ミラ達はどうしたらここに入れるかを話しているが、俺は剣を構える。
「レオン?」
それに気づいたミラが俺の名を呼ぶ。みなも、そんなミラにつられ俺を見る。
「邪魔な術式だな……人の親友の命をなんだと思っていやがる!剣よ!真の姿を現せ!」
俺はマテリアルブレードの二振り……ヴォーパルソードとフランベルジュを1つに合わせ……エターナルソードにした。
その光景に驚くミラ達。
「そんな術式……この一振りで消し去ってくれる!月牙……天衝!」
エターナルソードの刃先から超高密度のマナを巨大化させた斬撃そのものを放出し、術式と激突。
土煙が舞う中、術式にヒビが入る。
「何と!?あの頑丈な術式を力技でヒビを入れるとは!」
「レオン……凄い……です!」
「レオン君すごーいー!」
「なんて奴だ」
「す、すごいよレオン!」
皆が驚く中、ミラだけは驚いていなかった。その理由は、
「(あの二振りの剣が合体する時、一瞬だが強力なマナを感じた。それにあの剣、何か力を秘めているな。レオン……お前……何故そんな剣を?)」
と、レオンの持つ剣を不思議そうに見ていた。
そして……
「出力……全・開!」
巨大化した斬撃の大きさが増し、術式を破壊した。
「よし!行くぜ皆!」
俺はエターナルソードをヴォーパルソードとフランベルジュに戻し、鞘に納めると皆にそういって中に入った。皆も俺に続いて中に入り、アルヴィンはコアを破壊した。他の皆は閉じ込められてマナを強制的に吸収される人達を解放した。
「旦那さま!」
クレインは自力でドアを開け、外に出てきたのはいいがマナを吸収されていた影響で足元がおぼつかない。
倒れかかるクレインをローエンは受けとめた。
しかし、受けとめられたクレインは気を失っていた。
少ししてクレインが目を覚ました。
「……うう」
「気がついた?」
エリーゼは心配そうにクレインを見て言う。
クレインは何か申し訳ないような表情でローエンに言う。
「すまない。忠告を聞かずに突っ走った結果が、これだ……」
「ご無事でなによりです」
主人の無事なことに安堵するローエン。そこへ、ミラはクレインに聞いた。
「ナハティガルは、ここに来ているのか?」
「僕も、あの男を問い詰める気で来たのですが、親衛隊に捕えられてしまって……」
「そうか」
残念そうな表情をするミラ。
「もーこんなとこ、早く外に出よーよー!」
「だな。長居は無用だ」
ティポの言うことに賛成するアルヴィン。
だが、
ポォォォン!
コアがあったところの部分が光を発し、
【フォオォォォォォォォ!!】
虫のような……謎の魔物が誕生した。
「な、何こいつ……!?」
「来るぞ、構えろ!」
ミラの言葉と共に魔物は俺達へ向かって突っ込んできた。
「くぅ!こうも宙に浮く敵が厄介だとはな!」
ミラは剣を構えて切りかかるが魔物は当たる瞬間、宙に浮かんで避ける。ジュードとアルヴィンの攻撃も避ける。……あれ?何か強くなってないか?
「ジュード、アルヴィン!俺・ミラ・エリーゼ・ローエンの精霊術で魔物を地面に叩きつける!そこへ攻撃を入れてくれ!」
『わかった!』
2人は離れ、俺達は精霊術を使う。
「ネガティブゲイト!」
エリーゼの精霊術が魔物の足元中範囲に無数の手のようなものが出て来て魔物を引きずりこもうとする。そこへ、
「エアプレッシャー!」
ローエンの地属性で強力な圧力で魔物を地面に落とし、ミラと俺でアーツを使った。
「「こいつで地に落ちろ!!グラビティ!!」」
強力な重力の精霊術で魔物の羽を潰し、飛べなくした。
「今だ!ジュード!アルヴィン!」
「いくよ、アルヴィン!」
「いつでもいいぜ!」
「「転留追刃穿!!」」
水を纏った蹴りで蹴り倒し、アルヴィンの銃で追撃をした。
そして、魔物は……
【キュウゥゥゥゥゥ】
完全に動かなくなった魔物にミラが止めを刺そうとするが俺が止めた。
「レオン。何故止める!」
俺は魔物を見ながらミラに言う。
「ミラ、あいつをよく感じてみろ」
「何?」
俺にそう言われ、ミラは魔物を見る。
すると、
魔物の体から光が出始め、光の粒子のようになっていく。
そう、これは……
「微精霊だね」
「ああ」
ジュード呟きに俺は頷いた。
すると、ミラが俺に言う。
「レオン。ありがとう。私は危うく微精霊を滅してしまうところだった」
「ふぅ、気にするな。俺は気にしていない」
俺とミラは見つめ合い、
「「……//////」」
恥ずかしくなったのか顔を逸らす。
「さぁ、カラハ・シャールに戻りましょう。みな、大量にマナを吸い取られて相当弱っています」
ローエンに言われた俺達は急いでカラハ・シャールへ戻って行った。
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第15話 バーミア峡谷での戦い