No.445467

第7話 魔お…………高町なのはとの出会い(前編)

しのむんさん

初めての前後半です。

このごろ自分の文章力の無さに少し悲しくなってきます

2012-07-04 14:48:22 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2555   閲覧ユーザー数:2470

あのガラス玉のような物をもらって、早や1週間。あそこで訓練するようになって、1週間前とは比べ物にならないくらい強くなった。今の自分なら、魔力Fで魔力がA+の人形2体までなら倒せるようになった。

まぁそれはさておき、今僕は海鳴市を散歩している。…なぜかって?それはこの海鳴市の地形を把握しておきたいからだ。道知ってた方が便利だし。だから週に1回か2回、街を散歩しているって訳。それにしても結構広いな、海鳴市。レアスキルのサーチングが無かったら何回も迷ってたわ。いや~レアスキルめっちゃ便利。……それより今日はどこに行こうかな~………………よし!公園に決めた!早速行こう。そう思いつつ公園に向かった。

 

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「公園かぁ……思ったよりも広いな。…何があるか探してみよっと」

 

そして探検しようと思ったら、ベンチの上に女の子が悲しそうに座っていた。どうしたんだろう?

※この時主人公はこの子が高町なのはだと言う事を忘れています。

 

「……ねぇ、どうしたの?」

 

「…………ふぇ?……あなたは…誰?」

 

「…あぁ、僕は如月葵。宜しくね。……ところで君は?」

 

「………たかまち……なのは」

 

 ん?イマコノコナンテイッタ?タカマチナノハ?ホントニ?ボクノアタマガオカシクナッタンジャナクテ?

 

「…………それで、どうかしたの?」

 

「…………いや、なんでもないよ」

 

 そうだ、よくよく考えてみれば小3までは純粋な女の子じゃないか。何をおびえる必要がある、少しびびっちまったぜ。

 

「ところで君はここで何をしてたの?…悲しい顔をしてたけど」

 

「……別に…なんでも……ないよ」

 

「いや、そんな悲しい顔されて言われてもねぇ…………悩みでもあるの?よかったら聞くよ?」

 

 何を言ってるんだ僕は!?なぜ自分自身から魔王に近よっているんだ!?

 ………いや、だけどさ…目の前に泣いている子がいたらほおって置けないよね!?…そうだよ、悩みを聞くだけなら大丈夫なはずだ。

 

「……あのね…わたしのおとうさんが………おおケガ……しちゃって………それでみんな……いそがしいの………だから…めいわくをかけない……ように…してるの」

 

 なんか今にも泣きそうな顔してるよ。どうするよ、ぼく。頭の中で選択肢をいくつか出す

 

1 抱きしめる。

 

2 一発芸をして笑わす。

 

3 追い討ちをかける

 

 思い浮かんだのはこの3つ…………ってなんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁ!?何!?何でこんな選択肢が出てきたの!?特に3番、ひどすぎる!この状態から追い討ちを掛けるって、人間として最低じゃね?

 1は…………まぁ保留でっと、2は……無いな。他にないのか?なにかほかに…………………頭の中で新たに選択肢を出す。

 

4 告白する

 

5 ほおって置く

 

 だからなんでなんだよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!?!?!??

 なんで僕の頭の中ではこんな事しか思い浮かばないの!?馬鹿なの、僕!?

 もういい!1番が一番まともだ。僕は1番を選ぶ!!

 ※このときの主人公は少しおかしくなっています。

 僕はなのはを抱きしめた。

 

「ふぇ///!?」

 

「そんな事はないよ高町さん、迷惑をかけてもいいんだよ」

 

…………やって気ずいたけどめっちゃ恥ずかしいよこれ、顔がりんごのようになってるよきっと。

 

「なん…で」

 

「だってさ、僕達はまだ子供だよ?迷惑は掛けたくない?そんなのは大人のする事だよ。子供なんだから親に甘えったて別にいいんだよ」

 

「……………ほんとうに?」

 

「本当だよ、そうじゃなきゃおかしいよ」

 

「…ほんとうに……甘えてもいいの?」

 

「うん」

 

「う……うぅ…うわあぁぁぁぁぁん!!さびしかったよぅ!だれも…だれもなのはのことを見てくれなくてさびしかったよぅ!」

 

そう言って自分の、なのはは僕に抱きついてきた。………てかちょっと!苦しい!僕、ヒロイン達の中で1番背が低いから抱きつかれるとめっちゃ苦しいんですけど!?………………だけどこれでよかったのかな?

 

そしてなのはが泣き付いてきてしばらく経つとなのはが僕から離れた。なぜか顔が赤いが気のせいか?

 

「もう大丈夫なの?」

 

「うん……ありがとう!」

 

「そう………よかった」

 

 これで少しは気が軽くなったかな?そう思った矢先、なのはが爆弾発言………いや、この場合は核発言といってもいいだろう、核発言をしやがった。

 

「あの、よかったら今から家に来ない?」

 

 What?僕が?あの、戦闘民族の家に?何の冗談だよ!冗談だと言ってくれ、ブルーーターース!

 

「何で?」

 

 一応無難に答えとく。

 

「えっと、それは……悩みを聞いてくれたからじゃだめ?」

 

 くっ、なんて純粋なんだ!この子が将来、白い魔王と呼ばれるなんて………未来って分からないなぁ。

 

「いや、別にいいよ。……それじゃあつれてってくれるかな?高町さん」

 

もういい、行ける所まで行ってやるよこんちくしょう!!

 

「うん!それじゃあ行こう、葵ちゃん。…………それと私の事は、なのはって呼んでくれないかな?」

 

 なぜだ!なぜ友達フラグが立っているんだ!?…ここで名前を呼ぶと友達になってしまう。どうしよう?

 

「ええっと、なのは?」

 

「うん!これからよろしくね、葵ちゃん!」

 

「うん、よろ…し……く?」

 

 ちょっと待て、今この子は僕の事をなんて言った?葵ちゃん?これから導き出されるのは………………………………………この子、僕のこと女って勘違いしてるよ。どうしよう?男って言うべきか?……………………いや、待てよ。今、男とばらす⇒翠屋に行く⇒高町家の男たちと遭遇⇒処刑。

 

ガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガク。

 

「ど、どうしたの!?」

 

「い、いや…なんでもないよ。それよりも早く行こう」

 

 うん。僕が男って事は黙っておこう。僕の命のために。女が僕と言う一人称を使っても……まぁ、大丈夫だろう。そう思いながら翠屋に向かった。

 

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「こ…こ?」

 

「うん、ここが家のお店だよ」

 

 思ったことを言おう。………………自分の家とここ、翠屋がとっても近い。

 

 何で!?なぜ翠屋がこんなに近所にあったの!?やばいよ!魔王、もといなのはとのエンカウントが増えちゃう。僕はどうすればいいの!?なんてことを考えているとなのはが僕の手をひっぱて来た

 

「葵ちゃん、早く入ろうよ」

 

「ちょ、ちょっと待って」

 

 ふぅ、大丈夫だ、きっと大丈夫。男とばれなければいいんだ。…………………よし!!

 

「待たせちゃってごめん。それじゃあ行こう」

 

 死なないように頑張ろう。


 
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