第10話~平和を護る為に・・・~
~森の中~
???「ハァ、ハァ、ハァ・・・しんど~」
???「ハッ、ハッ、つ、疲れたの~」
???「ふぅぅ、はぁぁぁ・・・大丈夫か?二人とも?」
森の中ので三人の少女が居た・・・
少女達の周りは、まるで荒れ果てた荒野のように少女達を囲むように広がっていた・・・
???「なんとかな・・・」
???「もう身体が限界なの~」
???「・・・それにしても、二人とも強くなったな」
どうやら鍛練をしていたようだ・・・
???「当たり前や!ほぼ毎日ぶっ倒れるまでやってれば強くもなるわ!」
少女の言葉に反発するように応えたのは大きな胸が特徴の真桜こと李典曼成である。
???「そうなの!それに・・・三人で決めた事だからこそ頑張れるの~」
真桜の言葉に賛同して応えたのは眼鏡を掛け、独特な話し方が特徴の沙和こと干禁文則である。
???「ふっ、そうだな」
二人の言葉に応えたのは全身に傷があるのが特徴の凪こと楽進文謙である。
真桜「・・・けど、ウチらほんまに強くなったんかな?」
沙和「そうなの~、いっつも三人で鍛練してるからわからないの~」
凪「たしかにな・・・、前の三国の武闘大会は辞退したからな・・・」
三国での武闘大会とは、一年に一度三国同盟が成された日に行われる催し物の一つである。
そして、三人は前回の武闘大会は辞退していた・・・なぜなら・・・
真桜「せや。ウチらは今年の為に武を磨いてきたんや!・・・磨いてきたんはええんやけど・・・」
沙和「正直・・・不安なの~」
凪「・・・・・・」
そう、三人は自身の武を高める為、密かに鍛練をしていたのだ・・・
そして、その真意は・・・
凪「・・・初めは・・・隊長が居なくなった事を・・・、気を紛らす為に始めたんだったな・・・」
真桜「せやな・・・」
沙和「・・・・・・」
三人は始め、寂しさを紛らわす為に行っていたのだ・・・
凪「けど、今は隊長の分まで・・・魏の・・・いや、三国を護る為に!」
沙和「そうなの~」
真桜「せや!その為にやってきたんや!」
三人の眼には決意という名の炎が宿っていた・・・
沙和「けど、このまま不安を残したまま、武闘大会本番を迎えたくは無いの~・・・」
真桜「確かに・・・」
凪「・・・よし!」
真桜「なんや凪、なんかええ方法があるんか?」
凪「あぁ、けど実行するには華琳様に許可を貰わないといけないな」
沙和「何なの?凪ちゃん」
凪「あぁ、魏国での武闘大会を行って貰おうと思う」
真桜「成る程な~、前に庭を壊して華琳様に皆途中で止められた時みたいなヤツかいな」
凪「そんな感じだな、それに前回の武闘大会・・・魏は出場者全員が一回戦もしくは二回戦で負けたから、今年こそは何がなんでも勝たなきゃいけない・・・だから・・・」
沙和「わかったの~!だから今の皆の力の確認も兼ねて行ってもらうってことなの!」
凪「そういうことだ」
真桜「よっしゃ!なら善は急げや!早速大将に頼みに行こうや!」
沙和「賛成なの!」
凪「よし!行こう!」
三人は走り出す・・・
己が主の元に向かって・・・
凪(隊長・・・待ってます。この平和を護りながら・・・だから)
真桜(隊長、はよ帰って来てな。また四人で警邏しようや・・・だから)
沙和(三人で待ってるの・・・。沙和、皆に護れるくらい強くなったの・・・だから)
三人の気持ちは同じ・・・
また、会えると信じて・・・
三人(待って(ます)(るで)(るの~))
想いを決意に変えて・・・
大切な人が帰ってくる場所を護りながら・・・
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遅くなりました
第10話です
改めて思います・・・文才無いな・・・