川神市のとある路上
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・!!!」
「逃ーげーんーなーよーぉー」
一人の少年が、美少女に追われている。其れを見ている町の人々は「あぁ、またか」と何時もの光景らしく、誰も止めようとしない
「お前・・・・いいかげん戦ってくれよー、そしてお前のはじめてをよこせ」
「ぜっっっっっっっっっっっっっっっっっっっったいに断る!!」
少年は其の言葉を聞くや否や走る速さをあげた。100mを6秒で走れるほどの速度で在りながらも其れについていく少女も少女だが・・・
さて、ここで唐突だが話を11年前に巻き戻そう。なぜかって?少年を語る上で必要な事だからだ
━━━━━今から11年前 7月23日
「ん~~~・・・・今日も天気がいいなぁ・・・」
少年の名前は篠塚ミノル。ここ川神市に住まう小学1年生だ。縁側に座りながら背筋を伸ばしつつ空を見ていた。今の時期は夏真っ盛りである
「さ~~~~て、今日は何しようかなぁ・・・宿題は終わらせちゃったからあと残ってるのは朝顔の観察日記だしなぁ・・・・父さんは仕事で朝からいないし、母さんは町内会の旅行だから・・・・」
ミノルの両親はどちらも今は不在のようだ。ミノルはもう一度背伸びをしつつ家の中に入って行った
其れから30分後
「こんな天気の時は・・・遊びに行くに限る!」
ミノルはそういうと靴を履いて外に出た。何処に行くかも決まっていない。何処に行きたいかもない。風の向くまま気の向くまま、ミノルは歩き始めた
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模倣―――――――其れは他者の行動を真似るという事だ。この物語は武神とよばれる美少女やその仲間から逃げながらも多種多様な技を模倣していく少年の物語である
――――――――――――――注意!作者はマジコイを未プレイです。シナリオなどは攻略サイトで見てきています