No.434951

【獣機特警K-9】団結する正義、そして忍び寄る影【交流】

古淵工機さん

正義が団結する一方、忍び寄る一つの影。
さあこの先どうなる!
◆K-9隊以外の出演:
アンバー(http://www.tinami.com/view/424395 )
クラリス(http://www.tinami.com/view/425236 )

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2012-06-09 23:45:25 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:818   閲覧ユーザー数:802

「さぁ、ここだぜ」

アンバーに言われるがまま、エルザ、イシス、クオンの三人がついて行った先にあったのは、

鉄道車両の廃車体だった。かつてFREXで活躍していたものと思われる。

ドアは完全に取り払われていて出入りが自由だ。

 

「よぉっ!今帰ったぜ!」

「…ただいま」

「あっ!アンバーお兄ちゃんにクラリスお姉ちゃんおっかえりー!あれ?その人たちは?」

アンバーたちを出迎えたのは、タヌキ形のファンガーから改造されたロボットの少女であった。

「ああ、警察官らしいが、今までとは違うタフな奴らだよ」

「アンバーくんだっけ?この子は?」

「ああ、この子はキララ・アグスタ。こないだ起きた連続誘拐事件の被害者で…俺が引き取って面倒見てるんだ」

「そーなの!キララはひょんなことから愛と正義のロボットガールにうまれかわったんでーす!実際強いよ!!」

目を輝かせて自慢げに話すキララを見て、クオンとイシスは思った。

 

(この子、あんな酷い目に会わされたっていうのに底抜けに明るいよね…)

(むしろ変身願望かなんかでもあったんじゃないですか?あるいは超人的な力に対する憧れとか)

「というわけだ!アンタ方のお仲間は全員揃ったぜ」

と、アンバーが叫ぶ。

奥の部屋から出てきたのは…なんと他のK-9隊隊員であった。

「なんだ、隊長もここに来てたんですか」

「アレク?それにリク…無事だったのか?」

「ボク達、ピンチになったところを助けられて…」

そう、実は他の隊員も3人ずつのチームに分かれて捜査をしていたのだが、

行く先々で危機的状況に陥り、そこを自警団に助けられてこの隠れ家に集結していたのである。

 

「ともかく、全員無事でよかった。自警団の諸君、本当に感謝する」

「例には及ばねえさ。だって俺たち…もう仲間だろ?」

そう言ってアンバーは、微笑みながら親指を立ててみせた。

そして、K-9隊もそれに応えるように、精一杯の笑顔を見せたのであった。

その頃、自警団の隠れ家の外には、怪しい影が忍び寄っていた。

「…へぇ、アレが無影と互角にやりあったっていうロボット警官隊か…」

それは忍者を模したオオヤマネコ形のロボットであったが、体躯は女性そのものであった。

そのロボットはしばらく隠れ家を見つめていたが、やがてニヤリと不敵な笑みを浮かべるや…

 

「ふふ、でもアンタらもここまでだ…我らがゴクセイカイのために消えてもらうよ…!」

と、一言発して音もなく跳び去っていった。

果たして彼女の目的とは一体!?そしてK-9隊と自警団の運命やいかに!!

 

 


 
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