No.427014

大地を司る再生のコンボ

十河さん

将軍と共闘。

ブラカワニ参上!

2012-05-23 17:50:55 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:1532   閲覧ユーザー数:1482

箒サイド

 

鈴はIS学園に戻り、束のラボに向かう。

途中でフラついている愛琉を見かけ手を貸す。

 

「はぁはぁ、鈴・・。私はもうダメみたい・・。」

「愛琉さん一体何を・・?」

「唯に伝えて、私たちの所に・・私たちの様になってはダメよって・・。」

 

愛琉は目を閉じ、力尽きる。

そして愛琉はセルメダルになってしまう。

 

「・・え?」

 

鈴は呆然となり、その中で割れたシャチコアを見つける。

 

(愛琉さん、必ず唯を助ける・・!)

 

鈴はそれを握りしめ、唯を必ず人間に戻すことを誓う。

ラボに入ると束はいなかった。

手紙が置いてあったので読んでみる。

 

だれかこれを見てくれると信じてこの手紙を書いておくね。

一連の出来事の首謀者はドロシー。

ゆいにゃんの体を弄った生体コンピューター。

ドロシーは人の欲望を使って世界を逆行させてる。

もしすべての・・

 

束の手紙はそこで途切れていた。

もう一枚あったので読んでみる。

 

篠ノ乃束は預かった/Dr.レムと世界を支配する神になる創造主・ドロシー

 

「束さんはマッシュルームタワーにいる・・?これはあとで伝えましょう。とにかく、あれがあったはず・・。」

 

鈴は目的の物を見つけて箒たちの場所へと戻る。

 

マッシュルームタワー

 

「全く束さんだけならまだしも、ちーちゃんまで巻き込むなんて!」

「お黙り!」

 

束の言葉にドロシーが怒る。

そこへレムがドロシーにこう言った。

 

「奴はあなたと戦う事を望んでいます。それを利用すれば人間を一掃できますよ。」

「なるほど。」

「貴様、唯に何をするつもりだ!」

「答える答えを持ち合わせていない。」

 

そして取り込まれている奏は唯に必死にSOSを送る。

 

(助けて、唯くん・・またあなたに会いたい・・お話したいよ・・。)

 

チリン・・

 

唯サイド

 

江戸時代は朝を向かえ、どうするか考えていると・・。

 

「鈴の音?・・しつこいぞ!」

「キキキ、今日こそは貰うぞ!」

 

ナイト兵を連れた鵺が現れ、唯は戦いの体勢に入る。

そこへ・・。

 

「唯!これ!」

 

シャルロットが投げ渡したのはタカコアだった。

 

「これは・・どこにあった!?」

「靴に挟まってたよ。全く。」

「・・わるい。」

 

唯はドライバーを装着、メダルをセットしてスキャン。

 

「変身!」

 

(タカ!・トラ!・バッタ!)

(タ・ト・バ♪ タトバ♪ タ・ト・バ♪)

 

唯はオーズに変身。

メダジャリバーを手に集団に突っ込む。

箒サイド

 

「はぁはぁ、次だ!」

「うん・・!」

 

箒たちの服があちこち破れ、箒に至ってはブラが見えていたが気にも止めず立ち上がる。

簪はポットにメダルを装填、箒に渡す。

 

(セルバースト!)

 

唯サイド

 

「はぁ!くそっ数が多すぎる!」

 

ナイト兵を切り伏せるが数が多すぎ、オーズは不利な状況に陥っていた。

 

「メダル貰うぞ・・!キ?」

「あれは・・。」

 

オーズは鵺が見ている方向を見ると馬に乗った徳田がやって来た。

そのまま鵺とナイト兵を弾き飛ばす。

徳田は馬から降りてオーズに声をかける。

 

「大丈夫か?」

「・・はい!」

 

オーズはメダジャリバー、徳田は刀を抜いて構える。

襲ってきたナイト兵を斬り倒し刀の先端を近くのナイト兵に向け威圧感を与える。

その姿はまさに暴れん坊将軍。

 

「はあ!」

 

オーズもナイト兵を斬り伏せ、左手で刀を持って威圧感を与える。

一夏もバスターでナイト兵を攻撃、しかしメダルが切れてしまう。

取りに行こうにもタンクが離れた場所にあり、取りに行けない。

 

「来ないで!」

 

一夏はシャルロットたちを守るように立つがナイト兵に効果はない。

絶体絶命と思われたその時、現地人と現代人が協力してナイト兵に立ち向かう。

 

「女子だけに任せたら男の恥だ!」

「みんな・・!」

 

それを見ていたオーズと徳田。

オーズはその光景を見て感動した。

 

「すげぇ、時代を越えて人と人が手を取り合ってる・・!」

「町の者はみな味方だ、存分に戦え!」

「はい!」

 

ナイト兵を現地人と現代人が協力して撃退、オーズと徳田も最後のナイト兵を斬り倒す。

「キキ、逃げる!」

 

不利を悟った鵺は飛び跳ねて逃げる。

オーズはライドベンダー、徳田は馬に乗って追跡。

それを全ての人たちは応援。

 

「逃がすか、このやろう!」

「ぐえ!」

 

オーズのライドベンダーが鵺を先回りして車体で攻撃、徳田の馬と挟み込む形になった。

徳田は小さい箱を取りだし、中身をオーズに投げる。

 

「唯、これを!」

「うわっと。・・これって。」

 

オーズはそれをキャッチして手に取った物を見るとオレンジのコアメダルだった。

 

「徳川家に献上された物だ。」

 

徳田は着物の間にあるセルメダルをオーズに見せる。

 

「これを見て、もしやと思ってな。」

「ありがとうございます!早速使ってみます!」

 

オーズはライドベンダーから降りてタトバのメダルを全て外し、オレンジのコアメダル・・コブラ・カメ・ワニをセットしてスキャン。

 

(コブラ!・カメ!・ワニ!)

(ブラカ~ワニ♪)

 

「あれがオレンジのコンボ・・。」

「オレンジは爬虫類のコンボみたいだね。」

 

感知力に優れたコブラヘッド、防御に優れたカメアーム、キックと移動に優れたワニレッグ。

これが大地を司る再生のコンボ・仮面ライダーオーズ・ブラカワニコンボ。

 

「(このコンボ、コンボを使ってるのに疲れを感じない・・寧ろ疲れが取れる・・!)ふぅぅ・・。」

「キキ、そんなコンボで俺に勝てるか!」

「はっ、ぬん・・!」

 

鵺の攻撃を受け止めてパンチを叩き込む。

 

(このコンボは高い防御で守りを固め、隙を見つけて強烈な一撃を叩き込むカウンタースタイル・・!)

 

横走りでオーズと鵺は向かい合う。

 

「ケケッ。これでどうだ!」

「くっ、・・させるか!」

 

そして立て掛けている木材を倒しその隙に攻撃を仕掛けるがゴウラガードナーで防御、鵺はよろける。

ラインドライブからワニレッグへエネルギーが供給、右と左の鋭い回し蹴りを叩き込む。

 

「たっ!はっ!」

「う、うぐ・・。」

「うおらぁー!」

 

最後に強烈な飛び回し蹴りを叩き込む。

 

「があぁ!」

「ふっ!邪魔だぁ!」

 

鵺は骸骨を飛ばすがオーズは両腕を合わせて発動するエナジーシールド・ゴーラシールデュオを展開、骸骨を完璧にガード。

鵺も負けじと攻撃を加えオーズは吹き飛ぶ。

その時セシリアが笛・ブラーンギーを発見、オーズに投げ渡す。

 

「唯さん、これを!」

「これは・・サンキュー!セシル!」

 

オーズは受け取ったブラーンギーを吹き始める。

 

~~♪~~♪

 

ブラーンギーを吹くと後頭部の弁髪がコブラに実体化、鵺に襲い掛かる。

 

「すご~い!」

「ヘビ使いだ~。」

 

コブラヘッドの特殊技・カぺロブラッシュを発動、鵺に襲いかかり膝をつく。

徳田は勝機到来と判断、オーズに言う。

 

「・・成敗!」

 

オーズはブラーンギーを投げ捨て、オースキャナーでドライバーをスキャン。

 

(スキャニングチャージ!)

 

「っは!」

「させるか!がう!」

 

オーズは両足蹴りの体勢でスライディング、鵺の放つ火炎を避けながら目の前の3つの橙色のオーリングを潜り抜ける。

 

「おおお・・!セイヤァー!」

「ぐおお!」

 

鵺の目前で飛び上がり、巨大なワニの頭部を模したエフェクトが発生、噛み砕くような強烈な挟み蹴りを叩き込むスライディング型ライダーキックの必殺技・ワーニングライドを食らわせ鵺は爆散、000の文字が浮かぶ。

町の人たちや現代人は喜びの声を上げ、徳田は頷いた。

そして別れの時がきた。

 

「色々ありがとうございました。」

「お主はまだ戦うのだろう?」

「はい、まだ俺の中の戦いは終わってません。」

「この国を任せたぞ!」

「・・はい!頑張ります!」

 

徳田は馬を走らせてその場を去っていった。

唯たちも見えなくなるまで頭を下げていた。

 

「まさか徳川吉宗と共闘するなんてな。」

「だね。こんな体験もうできないから嬉しかったな。」

「え!?」

「で、ではあの方が・・。」

 

唯と一夏は徳田の正体に気づき、シャルロットとセシリアは驚きの声を上げる。

そこへベルの音が響き渡り、少女の声が響く。

 

「織斑唯様、この時代にお越しの織斑唯様、あなた様にチャンスタイムです♪」

「・・?すいません。」

 

唯は前に出る。

少女は唯に問いかける。

 

「あなた様に質問です♪あなただけ現代にお帰りになれます♪ただし、それ以外の方は全員消えてしまいます♪」

 

それを聞き、唯は少女が誰かを悟った。

 

(・・!ドロシーの使い魔か!俺は確かに奴とケリを着けたい・・。その心を利用して人間を一掃するつもりか・・!)

 

唯は質問の裏に隠された思惑を知り、歯軋りをする。

唯の後ろにいた人たちからはざわめきが起こる。

 

「唯、どうするの!?」

「・・・。」

 

見捨てて現代に帰り決着を着けるか、人を守るために江戸時代に残るか・・。

唯の決断は・・。

愛琉基メズールがお亡くなりになりました。

 

そして将軍と共闘とブラカワニ。

 

唯の下した決断は・・。

 

感想待ってます!

 


 
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