No.426543

IS 世界を守る者 EP19 決意

ギアルさん

どうも、ギアルです。

今回は皆さん大好きなアイツが伏線を張ります。

それではゆっくりしていってね!

2012-05-22 16:38:02 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:2360   閲覧ユーザー数:2231

アリーナでの死闘の後、ラウラは自分の部屋に戻っていた。

 

「なんなんだアイツは…以前戦った時と比べて桁違いだ…」

 

すると、ラウラはポツリと呟いた。

 

「嫌だ…」

 

その言葉は続いていた。

 

「嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!負けたくない!私は出来損ないなんかじゃない!落ちこぼれなんかじゃない!!私は…私は……」

 

普段の彼女とは思えない程の悲しみを露にしていた。

 

すると、誰かが声を掛けてきた。

 

「お困りのようだな」

 

「?!誰だ!!」

 

ラウラは銃を取り出すと、そのまま声がした方に向けた。

 

そこには銀髪に赤い鎧を身に纏った男が居た。

 

「誰だ、貴様は…」

 

本来、このIS学園は女性しか居らず居るのは特例で一夏とジンヤ、ここの警備をしているラウ、用務員だけである。

 

「私は…君が憎む者を憎む者と言っておこう。これを渡そう」

 

鎧の男はラウラに手甲を渡した。

 

「何だ、これは?」

 

「お守りだ…君のISにつけておいたらどうだ?」

 

そう言うと、鎧の男は去っていった。

 

ラウラは部屋にあったスキャナーで手甲を調べてみた。

 

「どうやら、危険物じゃないらしいな…試しにレーゲンにつけておくか…」

 

ラウラの言葉に外に居る鎧の男は笑みを浮かべて言った。

 

しかも、黒い笑みを…

 

「愚かな人類よ…貴様は所詮踏み台だ……ロースペックと同じ声を制裁するのは良いものだ」

 

 

一方、ジンヤ達は保健室でアリス達の様子を見ていた。

 

「セシリア、アリス。大丈夫?」

 

「ええ、大丈夫ですわ…ジンヤさんが来てくれましたから…」

 

「だいじょーぶ!パパが助けに来てくれたからね♪」

 

セシリアとアリスはジンヤに笑顔でそう言った。

 

一方、一夏は鈴と話していた。

 

「鈴、腕とかは大丈夫か?」

 

「ちょっと、痛いわね…ご飯の時食べさせてくれる?一夏…」

 

「分かった、無理をするなよ。看病をちゃんとするからな!」

 

(…少しオーバーだったわね)

 

2人の光景を見たラウ、簪、シャルルは呆れていた。

 

そこに楯無が3人に話し掛けた。

 

「あの、何で彼女と戦う事になったのかお姉さんに聞かせて」

 

そう言うと、楯無は扇子を広げるとそこには『事情徴収』と描かれていた。

 

どうやら、アリスのISの訓練中にラウラがジンヤと一夏を誘き寄せる為に戦いを仕掛けてきたらしい。

 

「すいませんけど、彼女については僕に任せてくれませんか?」

 

その言葉に最初に簪が最初に反応した。

 

「あ、あの…神崎君。あの時と同じ様な事は止めてね…」

 

「大丈夫だよ、最初は彼女はからっぽのかわいいお人形さんと思っていたけど今は寂しがりやの黒ウサギいや、ダダをこねる子供だよ。彼女は泣いているよ、だから僕が止める」

 

楯無が頷くと、真耶が入ってきた。

 

「あの…お2人のISの状態を確認しましたけど、ダメージレベルはCを超えています。当分は修理に専念しないと、後々重大な欠陥が発生しますよ」

 

その言葉を聞いたセシリアと鈴は今度の学年別トーナメントに参加できないことに悔やんでいた。

 

「そういえば、一夏、ジンヤ、コーヒーを飲むか?」

 

「ラウ兄ありがとう」

 

「じゃあ、いだきまーす」

 

「……塩(死を)たっぷりのな…」

 

飲んだ瞬間、2人は吹いた。

 

「ラウ兄!とんでもない物入れるなよ!!」

 

「兄さんのろくでなし!!一夏、反撃だ!!」

 

「OK、ラウ兄の弱点、暴露するぜ!」

 

一夏の言葉にラウは言った。

 

「ほう、オレの弱点を知っているのか?」

 

「ラウ兄の机の引き出しの二重底に聖書がある!」

 

一夏の言葉にラウはフリーズした。

 

「な、な、ななな見たのか?!」

 

「プレデターを借りる時にな…しかも、背が低く、胸がデカイ人がお好みでしょ?」

 

その言葉に全員が真耶を見た。

 

「ラ、ラウさん!そ、そんないけない関係なんて……いやんいやん……だ、駄目ですよ!」

 

真耶がもの凄くテンパッていると、女子の軍勢が雪崩れ込んできた。

 

「織斑くん!」

 

「神崎くん!」

 

「デュノアくん!」

 

女子の軍勢が手を伸ばしてきた。

 

「一体、なんなんだよ…」

 

「「「これ!」」」

 

すると、女子の軍勢が出したのは学内の緊急告知文が書かれた申込書だった。

 

「なになに…『今月開催する学年別トーナメントでは、より実戦的な模擬戦闘を行なうため、2人1組での参加を必須とする』つまり、ペア?」

 

「そうだよ、とにかくっ!」

 

そう言うと、再び女子達はジンヤ達に手を伸ばした。

 

「「「私と組もう!」」」

 

「あの~悪いけど、一夏はシャルと組み、僕は簪と組むから…」

 

その言葉に女子はショックを受けた。

 

「ガーン!もう遅かった!!」

 

「男同士って絵になるね…ハァハァ」

 

「ジンにゃんペロペロしたかった…」

 

「おい最後の2人、O☆HA☆NA☆SHIしないか?」

 

すると、楯無が扇子を開くと、そこには『御後がよろしいようで♪』と描かれていた。

 

 


 
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