~回想~終わり
一刀「まぁ、そんなわけで母さんには陰陽術を卑弥呼と于吉には仙術や道術を、爺ちゃん
には北郷流を教えてもらい、自分でこの大陸に役に立つことを覚えてきたんだ。」
華琳「そう、よく頑張ったわね一刀。でも6年も時間が経っているようには見えないのだけど?」
于吉「それはそうですよ。我々、管理人がこの世界では体の成長を4分の1に抑えているの
ですから、貴方たちの成長も普通は4年分成長するところを1年分ぐらいしか見た目が
成長していませんからね。」
華・風・桂・季・流・人・地「「「「「「「なんですって!!!!」」」」」」
于吉「一刀殿、私はなにか問題を起こしてしまいましたかね?」
一刀「はっはっは俺の口から言えるわけないだろ?自分で考えろよ。」
及川「そうやで、胸がないm」
及川はその後に言葉を紡ぐことができなかった、そう・・・7人から私刑(死刑?)を受けて
そんなことを考えていると稟が話しかけてきた。
稟「一刀殿、あなたは管理人を倒せばまた消えるということは防げるのでしょうか?
確かに一刀殿の世界に行けても、また急に消えるなんてことはないですよね?」
一刀「あぁ~、そのことなんだけど実は管理人を倒す必要が無くなっちゃったんだよな。
なぁ、及川と于吉、それに左慈、あの二人を呼んでもいいかな?」
左慈「説明するのに必要ならばしょうがない、だがまずは呼ぶ前に心構えをもたせるといい。
いきなり見てしまったら、気を失う恐れがあるからな。」
一刀「それもそうか。みんな、一つだけ言っておく。見てもこれが現実なんだってことを
受け止めて欲しい。よし、お~い卑弥呼と貂蝉、入ってきてくれ。」
俺がそう呼ぶと、二つの筋肉だるまが扉を開けて突っ込んでくるのが見えた。
そして、俺はその二人避けて振り返ってみると、魏のトップたちが固まっているのが
見えた。だから俺は心から(諦めような、華琳たち)と呟いた
華琳「な、なんなのこの醜い筋肉だるまは!?」
春蘭「か、華琳さまは私が守る!」
秋蘭「そう言いながらも、体が震えているぞ、姉者?」
桂花「そ、そういう秋蘭だって、声がふるえてるじゃない。まぁ、みんな
震えているのは間違いないけど。」
一刀「だから、心構えをしとけって言ったのに。」
霞「そんなこと言ったって、一刀。これは誰でアカンって。」
貂蝉「ふふ、まあいいわ。私は貂蝉。花も恥らう漢女よ!」
卑弥呼「わしが卑弥呼じゃ。一応、この世界では邪馬台国の国王じゃな。」
風「へぇ~そういうことは国賓じゃありませんか~。」
一刀「まぁ、そうなんだけどね。それはそうとこの二人は管理人で肯定派なんだ。
そして、そこの3人と一緒に、俺を否定した管理人と剪定者たちを無力に変えたというか
助けてくれたから、俺は戦う必要がなくなったんだ。」
華琳「そう、卑弥呼といったかしら?貴方に”親魏倭王 ”の称号を与えるわ。
一刀を救ってくれたお礼だと思って、受け取ってくれないかしら?」
卑弥呼「うむ、ありがたく賜る。これからはわが国と貿易せぬか、曹操殿?」
華琳「そうね、今はk『一刀殿の好物もあるぞ?』稟、急いで手続きを。」
貂蝉「ご主人様の好物と聴いた瞬間に判断するだなんて、変わったわね曹操ちゃん♪」
華琳「変わったって、どういう意味かしら?私は変わっていないわよ?」
凪「いえ、昔の華琳さまはもう少し厳しかったような・・」
華琳「そう?そんなに言うなら証拠を見せなさい?」
貂蝉「どぅふふ、管理人の力で見せてあげるわ。」
貂蝉がそういうと玉座の上にスクリーンのようなものが浮かび上がり、昔のことが流れ出した。
そして、俺の知らない俺が流れ出したって・・・・おいいいいいい
華琳「へぇ、これが桃香のところに居た一刀ね。ただの甘ちゃんね。」
沙和「これは呉に居た隊長なの~。大して今と変わんない種馬なの~。」
桂花「これは袁紹と居た一刀ね。ちょっと、あの無能のせいで苦労する一刀なんて見たくない。」
一刀「これが卑弥呼や貂蝉が管理をしていた外史なんだよね?左慈たちが管理居ている原初の俺
の外史の映像はないの?」
左慈「あぁ、一応あるがみたいのか?」
一刀「ちょっと気になってね、劉備さんの居ない蜀をどう纏めてたのかな~って。」
左慈「そうか、見ても後悔するなよ?」
そう左慈が言うと嫌な予感がよぎったが、スクリーンにはもう流れていた。
華琳「なっ////私が一刀のことをご主人さまと呼んでいるですって!!」
春蘭「私も北郷のことをご、ごご主人様だとぉおぉぉぉぉぉおお」
秋蘭「落ちつけ、姉者。それにしても私もか。くっくく。」
霞「うちも一刀のことをご主人様って呼んでるなんてな~照れるわ~。」
桂花「私は私で、昔の私よりもデレてるなんて、どこか許せないわ。」
季衣「ボクはにいちゃんのことはそのまま呼んでるけど、抱いてもらってないんだね。」
など、照れたような声が少数で、他の多数は『なんで、私が居ないの!?』
と言ったのは言うまでもなかった。
そして、俺が睨まれる不条理・・・・なんで俺なんだろうね、ハッハッッハ・・・・ハァ。
一刀「そんなことよりさ、早く街に行ってみんなに挨拶したいんだけど、駄目かな?」
華琳「そうね、驚かせるために会った時に着ていた服を着ておきなさい、それなら街に着くまで
顔を見せることはないでしょう、それにしてもさっきから気になっているのだけれど、
腰に差している刀が日本刀かしら?」
一刀「わかった、じゃあローブを着なおして・・・と。そうだよ、まあこの刀は特別製なんだけど、
一応、日本刀だよ。特別製っていうのは、刀の造りがまず鋒両刃造って言って、総称して
小烏造りっていうんだ。そして、陰陽術でパワーアップ・・・鍛え上げたんだけど、
見てみるか?この刀は俺の意思で斬れるようにしているから、安心して?」
華琳「えぇ、見せてもらうわ。へぇ~、見事な波紋ね。これほどのモノは巨匠でないと造れないで
しょうね、これはどこで手に入れたの?」
一刀「あぁ、これは父さんが行った外史で手に入れたものらしい、それで俺がそれを受け継いだんだ。」
華琳「そう、貴方のお父様も外史に行っていたのね。運命を感じるわね、ふっふふ。」
桂花「華琳さま~、そろそろ街に向かいましょう。春蘭や季衣が待ちきれずにはしゃいでおります。」
華琳「そうね、これ以上はしゃがれたら、流石に民たちにも気づかれるわね、では行きましょうか。」
一刀「そうだな、俺も早く街のみんなに会いたいしね。」
風「華琳さま~、天和さんと地和さんと人和さんは別々行動が良いと思うのですが~。」
華琳「それもそうね、彼女たちは大陸のあいどるですものね、天和と地和、人和は私たちが行った
後に少し間を空けて出るか、先に出るかどちらでもかまわないわ、選びなさい。」
天和「え~、私も一刀と一緒に居たい~。」
地和「ちぃ~もそれがいい~、ねぇ華琳さま~。」
人和「華琳さまに迷惑をかけないでください、姉さんたち。私たちが先に出ます。
また後でね、一刀さん。」
一刀「あぁ、じゃまた後でね、天和と地和、それに人和。」
俺がそういうと3人は華琳に礼をして、去っていった。その後しばらくしてから
俺たちは城を後にした。
~洛陽~
街は先ほどのお祭りの雰囲気と違っていた、だがまだお祭りの外装は残っているから、
お祭りは終わっていないと思うんだけどどうしたんだろうな~、そう考えていると
華琳は立ち止まった。
華琳「聞けぃ、魏の民たちよ。今日は天の御使いが考えた夏祭りの日であり、めでたいことである。
そして、本日はさらにめでたいことが起こった。」
(さぁ、一刀。前に出て)と俺にだけ聞こえる声で伝えると俺は前に出た。
華琳「皆の者聞くがいい。今日、この日に帰ってきたのだ、天の御使い 北郷一刀が。
さぁ、一刀。貴方の顔を民に見せてあげなさい。」
一刀「あぁ。みんな~、ただいま~。もう、勝手に消えたりしないことをここで誓う。
そして、もうみんなを悲しませないことも誓うよ。」
俺はそう言うと、街の皆は戦場で兵士が勝ち鬨あげる時以上の声をだして、
叫び、『おかえりなさいませ、北郷さま』と言ってくれた。
桂花「流石は一刀ね、一瞬にして民たちが昔の笑顔に取り戻したわ。」
華琳「えぇ、桂花の言う通りね。私たちにできないことを一瞬でするなんて、
天の御使いの異名は伊達じゃないわね。もしくは、魏の種馬かしら?ふふ。」
秋蘭「それより、北郷よ。この後はどうするのだ?」
流琉「そうですよ、兄さま。・・・・・・もしよかったらなんですけど、一緒に街を周りませんか?」
季衣「流琉、抜け駆けはずるいよ~。ねぇ、兄ちゃん、ボクと一緒に周ろう?」
春蘭「なぁ!?北郷、お前がどうしてもというなら一緒に周ってやってもいいぞ!」
霞「春蘭、ウチかて一緒に周りたいから譲らんで~。」
真桜「姐さんでも、今日は譲りまへん。」
沙和「真桜ちゃん、沙和だって一緒に周りたいの。」
凪「ここは間を取って、私が一緒に隊長と周る。」
風「いえいえ、ここは風が一緒に。」
稟「一刀殿、私と一緒に周りませんか?いろいろ積もる話もありますし。」
秋蘭「私も北郷とは話があるのでな、ここは譲らん。」
華琳「秋蘭が冷静さを欠いているなんて珍しいけど、一刀は私のモノなんだから当然私よ!」
桂花「ここは華琳さまでも譲りません、だってこの作品は私が主役なんですから。」
一刀「桂花が意味が分からないことを言ったけど、なんかすいませんo」
天和「ふぅ~、やっと来れた~。一刀、なに謝ってるの?それより、一緒に周ろうよ~♪」
地和「天和姉さん、ずるいわよ。一刀は私と一緒に周るのよね、ね?
人和「ちぃ姉さん、ふぁんに見つかったらどうするの?姉の不始末は私が・・・ってことで
変装するから、駄目ですか?」
(わぁ~、女の子に囲まれてるのはとても嬉しいんだけど、街の皆は〈流石は魏の種馬〉って
思っているんだろうな~。まぁ~、種馬って言われるのが慣れた俺もどうかしてるけど。)
と思っていたら、男の声で呼ばれた気がした。
甑「隊長~、ってすいません、すいません。間が悪く出て来てすいません。」
一刀「みんな、睨んでやるなよ。用事が有ったんだろ、甑」
甑「はい、実は隊長が帰ってきたことを事前に民たちに話してしまって、宴の準備をしてくれており、
隊長に、と街中の針子さんたちが張遼将軍が着けている羽織みたいなもの白色に隊長のして
牙門旗の印を入れたものを渡されました。よければ、着けては戴けないでしょうか?」
一刀「皆の好意を受け取らないわけないよ、でも俺には似合わないと思うんだけどな~。」
華琳「それを着けて、皆で宴に参加すれば先程の問題も解消されるし、一石二鳥じゃない。」
一刀「わかった、それじゃあちょっと待ってて。」
そうして、俺は皆と一緒に宴に向かった。華琳たちが来るとは思わなくて腰を抜かしたおっちゃんや
それを見て笑ってるおばちゃんたちを見ると(あぁ、平和だな。)と思った。
それにこの4年間の間にすっかり兵と民が打ち解けられるようになってて嬉しかった。
あとがき ゴールデンウィークは墓参りばっかりだったma0です。
さて、次は呉か蜀のどちらかの話を書こうか迷い中だったりします。
そこで、1、呉 2、蜀 のどちらかアンケートを取ります。
アンケートにご協力ください
羽織みたいなものって、なんやねんorz
名前がわからんかったwww
で、話は少し変わりますが、思春・焔耶・音々音・詠のツン子4人の内
焔耶を除く3人はデレさせるプロットは出来てるんですが、焔耶だけ
思いつかないorz
追記 アンケートは土曜日に締め切りにさしてもらいます
誤字脱字または感想、そしてアンケートがあればお願いします
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タイトルが思いつかぬ