第二次ライダー大戦、勃発。

相互確証破壊による核抑止…。

膨大な軍事予算に支えられた仮初めの平和がミッドチルダとその管理世界の財政難を引き起こし、新たな平和秩序が模索されていた時代。

JS事件以降、疲弊した管理局のパワーバランスを立て直すべくありとあらゆる次元世界を侵略する時空管理局。

そして、管理局のトップである最高評議会はその次元世界の中のとある管理外世界に目を付ける。

それは、この世から忘れ去られしモノたちが行き着く楽園…幻想郷だった。

「あれ…僕は部屋で寝ていたはずだよな？」

「何なんだ…ここは？」

ある日、悠二と霊夢は別の風都から幻想入りしたという謎の青年、白宮光輝とダンテ、バージルと出逢う。

だが、時を同じくして幻想郷を付け狙うかのように、時空管理局所属の「機動六課」が陸空12個師団の大軍勢を引き連れ武力侵攻を開始した。

果たして機動六課の目的は…軍事展開の目的とは一体何なのだろうか？

抑止力を持たない幻想郷の危機に立ち上がったのは、その幻想郷に暮らす仮面の戦士達だった。

そしてこの大異変が、後にとあるミッドチルダとその管理世界を震撼させた幻想郷の仮面ライダーたちで構成されたテロ組織「アウターヘブン」を結成する発端を作ることになるとは、この時は誰も知るよしがなかった…。

「総員戦闘配置や!!幻想郷の野蛮人共を皆殺しにしい!!!」

常識と非常識を隔てる境界が崩壊した時、時空管理局が幻想郷に牙を向く。

「行くわよ貴方達…覚悟を決めなさい!変っ、身!!」

「「ああ!!」」

「「はい!!」」

−SKULL!−

−PHANTOM!−

−CROSS!−

−Henshin−

−SLASH!BLAST!−

紫と麻衣の号令のもと、幻想郷のライダーたちは時空管理局を排除すべく立ち上がり、徹底抗戦の意志を構える。

「ふん、揃いも揃ってバカばっかなの。仮面ライダーの力は我々時空管理局が管理されることで正しく使えるの。みんな、幻想郷の野蛮人共を皆殺しにするため、全力全壊で行くよ!変身!!」

『変身!!!!!』

−KAMENRIDE:TRANS!−

−OPEN UP−

−Henshin−

−MEY-O Form−

『かぷりっ!ですぅ〜!』

「さぁ、AI兵器部隊、出撃や!!」

幻想郷のライダーたちの前に「痛みを感じないプログラム」と、機動六課の変身する偽りの仮面ライダーが立ちはだかる!!

幻想郷対時空管理局、この戦争の行方を見届けるのは…貴方たちだ。

「お前が言う正義とはその程度のものか?」

「あんたたちみたいな奴は力の限り叩き潰してやるわ!」

仮面ライダークロス×東方双骸骨 　−PROJECT Peacewalker−

抑止力とは…そして、真の平和とは……。