恋をしてはいけない相手に恋した人魚姫は、海の泡となって消えた。
ならば恋をしたのが王子様ではなく魔物（キメラ）でも、この恋は泡になったりするだろうか。


疲れ切った脳内にふと舞い降りた光景と台詞。

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うちのロンは永遠の二番手であるパターンが多いので（どうしても一番はカイトに持って行かれる）それが人魚姫の物語を彷彿とさせたのかなと。
でもロンは自ら泡になって消える子ではないので、必死に藻掻き続ける。
叶わないだなんて絶対に思わない。叶えさせる為に行動する。そんな子。
ちょっと性格がツンデレ入ってる為にきっついので相手に辛辣な言葉投げかけたり、意地悪もするけれど、でも本人はそれでも願いを叶えるためにとにかく必死で。
テッドを捕まえるには正攻法で戦っても無理だというのはわかっているから。
……少しテッドの色に染まってきたなぁ、うちのロンは。
でも優しい子なので良心と叶えたい願いとの板挟みでまた悩んだりするんだろうなぁ。
けれどそうやって、必死になって足掻くロンのキモチを知っててただ見てるだけ（そして時折煽る）なテッドが一番性格悪いと思います。
そしてそんな男と一緒にいるから、染まりやすいうちのロンはどんどん性格悪くなっていったんだと思います。
ごめん、ロンロン。