スクナを倒した次の日。正確にはその日の朝、アスカは仮眠から目を覚まし、そして身支度を整えた。
その間に原作通りに刹那が木乃香達の前から姿を消そうとしたが、原作を知っているアスカの妨害に合い拘束され、拘束から抜け出そうとしている間に、アスカが粗方の事を説明した木乃香に見つかり、原作通りの形で落ち着いた。
アスカはそれをサーチャーで見届けた後、守護騎士達と京の町に繰り出した。
「良かったのですか、主アスカ?」
「何がだ?」
「旅館の方に戻らなくて良かったのですか?」
「それなら身代わりを代わりに帰らせたから大丈夫だよ。」
「アスカ、アスカ!アレ食いたい!」
ヴィータは茶屋の餡蜜を指しながら言った。
「ネギ達が親父達の隠れ家に行くまでに暫く時間があるからそれまではゆっくりと京都を散策しよう。」
「「「「「はい。」」」」」
こうしてアスカ達はネギ達が別荘に着くまでゆっくりと京の街を散策していた。
一方ネギ達は原作通りに一度旅館に戻り、休憩の後、詠春の案内でナギの別荘に向かった。
「ここに父さんの隠れ家があるんですか?」
「そうですよ。ネギ君。」
詠春の言葉にネギは抑えきれない程ワクワクしていた。そんなネギを見て詠春もネギに着いてきた5班の人間も「仕方ないなぁ。」みたいな顔をしていた。
「そういえば、アスカ君はどうしたんですか?」
「それが、京都観光するからって言って観光に出かけてしまっていて。」
「ナギ達の別荘に行くことは伝えましたか?」
「伝える前に出て言ってしまって。」
そうネギが言うと、刹那が言った。
「それは私が伝えておきました長。」
「それでアスカ君は?」
「はい。観光が終わり次第行くから気にするなと。」
「アスカ君は別荘の場所を知っているのですか?」
「いえ、知らないと言っていました。」
「それではどうやって?」
「はい。私とアスカ先生は仮契約を結んでいるのでその繋がりを使って来るそうです。」
刹那は魔法を知らない者達に聞こえないような声で言った。
「刹那君はアスカ君と仮契約をしているのですか?」
「はい。お嬢様を守るには少しで力が必要なのでアスカ先生に協力してもらいました。」
「そうですか。」
暫くして、ネギ達は別荘に着いた。
「ここがナギの別荘です。」
「ここが、父さんの別荘。」
「そうですよ。」
そう言いながら中に入り、各自が好きに別荘の中を見て、本棚にある外国語で書かれた本を出しては中身をパラパラと見て、仕舞うを繰り返していた。
そんな中、アスカも遅れて別荘に来た。
「あ、アスカ。」
「ふーん、ここが。それじゃ、リイン達頼んだよ。」
「「「「「「御意。」」」」」
そう言って、守護騎士達は沢山ある本棚の本を漁り始めた。
「アスカ君何を?」
「あぁ、ここにある本の一部を貰おうと思って。」
「それは、ネギ君と相談を・・・。」
詠春はそう言ってネギの方を見た。
「えっと。」
「僕が欲しいのは歴史書だけだ。だからその他の魔法書とこの別荘の権利はネギに、兄さんにあげるってのでいいか?」
「歴史書?」
「どうしてアスカ君はそんなのが欲しんですか?」
「少し気になることがあって、その事を調べるためには、歴史書がいるんだ。」
「でもここにあるとは限らないでしょ?」
「無かったら無かったで良いよ。で、良いよね兄さん?」
「え、あ、うん。」
アスカはこうしてネギから了解を貰った。
アスカは探索魔法と捜し物をする為に創ったスキルを使い大量の本の中から目的の物を探した。
その後は大体原作通りだが、写真撮影では刹那やエヴァ達の居ないネギ達の写真と、アスカと守護騎士とネギの写真には入らなかった刹那達が一緒に取った二枚の写真が出来た。
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※初めて読む方は過度な期待はしないで下さい。(大変ガッカリする恐れがあります。)
基本駄文なので誤字などは受け付けますが、罵詈雑言の感想は受け付けません。