No.404542

真(チェンジ)!!仮面ライダーディケイド~紅蓮の破壊者~【第31話:療養」】

新キャラ二人!!

なのはGODからあの姉妹。

2012-04-07 23:32:14 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1017   閲覧ユーザー数:1008

 

 

 

超時空商協会戦闘演習場…

 

 

 

 

無機質な鉄の空間に2人の影…

 

1人はブラック・ディケイドライバーを構える四季…

もう1人は赤い髪を三編みにした中学生か高校生の間くらいの青い服を着た少女…

彼女の腹部にはフォーゼドライバーに似たベルトが装着されている。しかし、その向かって右側のスイッチは無く設置されているスイッチの総数は3つ…。

 

「準備は良いか?」

「勿論です!」

少女は四季の問に答えると起動スイッチを押していく…

 

 

【3…2…1……】

 

 

「アミタ、行きます!!変・身!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

約1時間前…

 

病室…

「肩慣らし?」

四季は商から話をされていた…。

「ええ、新ライダーシステムのテストをリハビリがてらにしてもらおうかと…」

「怪我人をサンドバックにしてどうする気だ?俺に何の得がある?」

「もし協力なさって下さったら私の指示で協会の医療器具の使用を許可…これでは?」

 

商の出す条件にしばらく首を捻り、考えるとそれに答える四季。

「よし、良いだろう…。だが条件をつける。一護たちも治療をしろ。アイツらもそこそこの傷を負ってるし…。それに気になることもあるしな…」

「黒い……クウガですか…。まあ良いでしょう。」

商も四季の条件を飲み病室を去っていった…。

 

 

 

3分後…

 

ゴールドライナー内…

 

「…」

一護は気づけばそこにいた…。四季にとにかく怪我をとっとと直せる言いそのあと細かいことは気にするなと言われた直後には彼はここにいた…。

(どうなってんだコレ?)

彼の向かって右手のカウンターでは狭いスペースを駆使し七三わけのデブが料理をしていたり…

「ムフフ…」

右側奥の席で黒ずくめの男がカードキャプターさ○らを読んでいたり…

「…」

左側の手前の席では金色のタキシードを着た骸骨がノートパソコンを使っていたりとかした…。

「ま、細かいことは気にするな。」

「…」

絶対細かくないと思いつつも四季に肩を掴まれ渋々空いてる席に座る一護であった…。

(さて…どっからツッこむべきか…)

そう思いながら…

 

 

 

 

 

 

 

 

2分後…

超時空商協会本部…

 

「すげえ…」

一護の率直な感想はそれだった…。

彼は今、ゴールドライナーから降りて商協会のホームにいた…。そこは西洋式の建築であり中央の太い5本の柱はエレベーターになっている。そして、天井は太陽は無いが綺麗な青空だ。

それに所々にある売店や屋台からは人々の活気のある声が聞こえる…。

「黒崎様、行きますよ?」

「あ、ああ…」

商に促されそれについていく一護。かなりの人混みなので見失わないようにするのに必死だ。

 

 

 

それから四分後…

「私の部屋です。」

そのあと一行が通されたのはフローリングの広い部屋。窓は無いが家具類は一色あり白いふかふかのソファーには四季がくつろいでいる。

 

「中々の物でしょう?私の部屋?」

商も得意げな様子で喋る。

「まだ、自己紹介してませんでしたね…。商 喜助と申します。以後お見知り置きを…」

「それより商、治療はいつだ?」

半ば興奮気味の商に本来の目的である治療を促す四季。それに対し商はチッチッと指を立てる仕草をする。

「それなら準備は出来てます。アミタ!」

「はい!アミティエ・フローリアン只今参上いたしました!!」

 

商の呼び掛けに応じて現れたのは赤毛の三つ編みの少女…。歳は中学生から高校生といったところだろうか…

「初めまして!アミティエ・フローリアンと申します!!アミタとお呼び下さい!!」

「あ、ああ…」

少女はアミタと名乗り四季と一護に握手をする。

「それではアミタ、四季さんをドクターベアーの元に…」

「ベアー!?頼むからそれだけは勘弁してくれえええ!!」

商のベアーという言葉に反応し逃走を謀るがあっという間にアミタに捕えられ連行されてしまった…。

一護もベアーというものの正体が気になったがあえて聞かないことにした…。

 

そしてこの場に残っているのは一護と商のみになった…。

 

 

 

 

はずだった…。

 

 

 

 

 

 

「そこにいるのはわかってますよ。出てきなさいキリエ!!」

 

突然、商は叫ぶと懐から扇子を取りだし部屋に置いてあるパソコンの近くに投げつける。

「ひぐう!?」

そこは何もないはずであるに関わらず扇子は何かにぶつかったかのように落ち、少女の悲鳴らしきものが聞こえる。数秒後、何も無かったはずの空間からアミタと同年代と思われるロングのピンク髪の少女が現れた。

「あ、商さん…この娘は?」

「彼女はキリエ・フロリーアン。先程の彼女の妹です。」

恐る恐る少女について訊ねる一護…。商は半ば呆れたように答えながら少女を見据える。

「キリエ…。あれほど勝手に私の部屋に入るなと…」

「…」

キリエと呼ばれた少女は商から顔を背ける。

「まあ…何かよくわかんねえけど、許してやったらどうだ?」

一護も状況はあまり理解できていないもののキリエを許すように商に頼む。

「まあ良いです。そこまで追及する気もありませんしまた入るなと言ってもどうせまたやるんですから…。それに『グラヴィスドライバー』の試験もありますしね…。」

「ねえ、『グラヴィスドライバー』って新しいライダーシステムでしょ?それ私にテストやらせて!」

 

新しいライダーシステムのテストを自らをとかってでるキリエ…。しかし…

 

 

 

 

 

 

 

 

「ダメです。テストはアミタにやって貰います。」

 

 

商はそう冷たく言い放つとじたばたするキリエを部屋からつまみ出した…。

「そんな!ちょっと待って…ねえ…」

彼女も部屋のドアに食い下がるように叩いたが徐々に力を失っていきドアの前に崩れ落ちる…。

「私…もっと強くならなきゃいけないのに…。これじゃ故郷エルトリアも…皆の仇も…うう…」

 

 

 

 

 

場所は戻り商の部屋…

 

「良いのか?あんな追い出し方して?」

「あれくらいしないと効き目がありませんからね彼女キリエは…。あの娘は力を振るう理由を失っていますからね。」

「?」

商は特に気にする素振りはなくパソコンをいじりだし、一護は彼の言葉に首を傾ける。

(最も、今自分の闇に萎縮して思いが揺らいでいる貴方にはわかりませんか…)

パソコンのキーボードを叩きながら彼はそう思うと『グラヴィスドライバー』と書かれたファイルを開いた。

 

 

 

 

 

その頃…

 

病院屋上…

ディロウガの襲撃により亡骸となった2人を涙しながら見つめる生き残った白い衣服の女性…。

「フェイトちゃん…はやてちゃん…。」

やがて亡骸は薄く赤い光を放ちながら溶けるように消えていった…。

「なのはさん、わかってたでしょ?ダーリンの近くにいけば必ず奴は来るって…。これはあなたの責任でもあるのよ。」

その隣で危機を救った銀髪の少女は女性に言った…。

「2人を取り戻すには奴を倒すしか…」

「出来ないよ!!また(・・)殺すなんて…」

女性は泣きながら手をつくと銀色のオーロラに呑まれその姿を消した…。

 

 

 

 

 

 

そして女性が出たのは雨がどしゃ降りの世界…

 

 

「ごめんなさい!!ごめんなさい!!フェイトちゃん!!はやてちゃん!!…四季くん!!……うわああああ!!」

 

女性はただ1人…そこで1人、泣き崩れていた…。

 

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人物紹介

 

 

アミティエ=フローリアン

 

赤毛の三つ編み、熱血、気合が特徴の少女。愛称はアミタ。商の手伝いをしている。

 

 

キリエ=フローリアン

 

アミタの妹。姉とは対照的にクール系。ピンクのロングヘアと花の髪飾りが印象的。

ある事件で故郷を姉と共に追われる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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