No.404328

死にたがりの第八十六話 言い争いからの喧嘩

なれない事はするな、痛い目見る、現在そう言った状態です

2012-04-07 19:27:38 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2473   閲覧ユーザー数:2377

あらすじ

 

 

腕が……

 

 

タイトルのまんまやんけwwwwさーせんwwww

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

……もう少しだ……。

 

 

もう少しで、我は復活できる……。

 

 

後は、小僧が闇の書を起動させ、管理人格をどうにかしてくれれば外に出られる……。

 

 

だが……今回は行けるのだろうか?

 

 

……この闇は……些か見飽きた、我は外に出たい……。

 

 

何としても、あの小僧にはやってもらわなくてはな……。

 

 

その為にも、殺さぬように魔力を搾り取らねば……。

 

 

何度やってもぬか喜びだけで、外に出られる気配は一向にない……。

 

 

早く……奴らに報復を……。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

~なのはサイド~

 

 

「ディバイィィン……バスター!!」

 

 

ドカァァン!!

 

 

「うわぁ……恐ろしいほどの威力だな……」

 

 

ただ今魔力を蒐集中。

ごめんなさいなの!て言うかヴィータちゃん、どうして引いてるんだろう?

 

 

「こんなの絶対に喰らいたくねぇ……」

 

 

「な、何で引いてるのかなヴィータちゃん?」

 

 

「よ、寄るな砲撃魔!」

 

 

「にゃっ!?わ、私砲撃魔じゃないもん!ねっ!?フェイトちゃん!」

 

 

「…………ごめんなのは……フォローできない……」

 

 

「フェイトちゃんまで!?」

 

 

私は砲撃魔なんかじゃないもん!

普通に魔法を使ってるだけだもん!

 

 

「だって……私と戦った時なんて、あれよりももっとデカかったし……」

 

 

「やっぱりあれだよ。こいつ日々のストレスを砲撃で発散してるんだよ……」

 

 

「だからあんな砲撃が……」

 

 

「怖いわ~」

 

 

「何で二人ともそんなに私から離れるの!?」

 

 

それにどうしてこんなに言われなきゃいけないの!?

 

 

「ごめんなのは……私、なのはとやって行けるかどうか心配になって来た……」

 

 

「待って!?どうして今の事でそんな事を思うわけ!?」

 

 

「怒らせたらきっと砲撃が飛んでくるって。もう止めとこう」

 

 

「そ、そうだね……」

 

 

「なのはそんな事しないよ!?」

 

 

私もやって行けるかどうか心配になって来た……。

主に精神的な意味で……。

 

 

「さて、蒐集も終わったし。次の場所に行くか」

 

 

「そうだね」

 

 

「あれ?そこはかとなく二人との距離が遠いような……」

 

 

これが心の距離なのかな……。

……これからは少し砲撃魔法は抑えよう……。

 

 

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~フェイトサイド~

 

 

《sonic move》

 

 

シュン!

 

 

「プラズマスマッシャー!」

 

 

すねちゃったなのはに代わって、今度は私が魔力の蒐集をしています

でも、仕方ないよね……なのはの収束魔法って、えげつないんだもん……。

 

 

「やっぱりお前速いな。えっと……ファイト」

 

 

「フェイトだよヴィータ」

 

 

「うっ、うっせえ!噛んだだけだ!」

 

 

……これって何て言ったっけ……。

えっと……ツ、ツンデレ?ツンギレ?

 

 

姉さんが言ってたような、言ってなかったような。

 

 

「それよりも、倒したよ?」

 

 

「そうだな。それじゃあ魔力を蒐集するか」

 

 

「それにしても、管理局がこんな違法行為……しても良いのかな……」

 

 

「やなら止めれば良いじゃん……よしっ、蒐集完了」

 

 

「そんな言い方は無いんじゃないかな?私だって、アニスを助けたいんだ」

 

 

「それは私ら守護騎士も同じだ。でも、管理局は信用してない。それも同じだ」

 

 

「あはは、手厳しいね……」

 

 

まぁ……闇の書の完成を目論んでたのも管理局員だったから、仕方ないと言えば仕方ないけども……。

でも、それは未然に防げたわけなんだし……。

 

 

「それにしても、フェルトは長距離砲撃とかは使わないんだな」

 

 

「だからフェイトだってば。私はそう言うのは苦手かな?出来て、さっき使った中距離系の砲撃しか撃てないよ」

 

 

チラッ……。

 

 

「何で二人してなのはを見るの!?」

 

 

「……何でもないよ、なのは」

 

 

「ドンマイ、にゃのは」

 

 

「私はなのは!て言うかドンマイってどういう事かな!?」

 

 

「さぁ、次の奴の魔力蒐集するぞー」

 

 

「そうだね」

 

 

「えっ、二人とも無視!?」

 

 

ごめんねなのは……。

私、フォローできない……。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

~ヴィータサイド~

 

 

「ぶっ潰れろぉ!!」

 

 

ズガァン!!

 

 

よし、これで三十ページ目だ。

って……おい……。

 

 

「何で今度は私に引いてんだよ」

 

 

「ぼ、撲殺……」

 

 

「ぶっ潰れろ……」

 

 

「んだよ、文句あんのかよ!砲撃魔よりはましだろ!」

 

 

「いや……私はどっちもどっちかなと……」

 

 

「絶対ヴィータちゃんの方が酷い!」

 

 

「んだとぉ!!お前の砲撃の方が酷い!」

 

 

「違うもん!なのはの砲撃は酷くないもん!」

 

 

「やんのかおら!」

 

 

「上等なの!!」

 

 

「ス、ストーップ!ふ、二人とも喧嘩は……」

 

 

「フェイトちゃんは少し黙っててなの」

 

 

「そうだこのスピード魔」

 

 

これは私とこいつの喧嘩だ。

 

 

「なっ、わ、私はスピード魔なんかじゃないよ!?」

 

 

「だって、その薄いバリアジャケットはスピードを出す為に薄くしてるんだろ?」

 

 

「そ、そうだけど……」

 

 

「ほら、スピード魔だ。そんでお前は砲撃魔」

 

 

「だからなのはは砲撃魔じゃないの!だったらヴィータちゃんは破壊魔なの!そんなに大きいハンマーを武器にしてるんだし!」

 

 

「んな……私のハンマーは破壊目的じゃねぇ!主を守るための立派な武器だ!」

 

 

勘違いすんなこの野郎!

絶対許さねぇ!!

 

 

「ふ、二人とも落ち着いてぇぇぇぇ!!」

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

~ザフィーラサイド~

 

 

「むっ……遅かったな三人t……どうしてそんなにボロボロなのだ……」

 

 

魔力の蒐集を任せていた三人がようやく戻って来たかと思えば。

三ともフラフラのボロボロで戻ってきた。

 

 

「いや……ちょっとこの砲撃魔とスピード魔と喧嘩してた……」

 

 

「だから砲撃魔なんかじゃないの!」

 

 

「もうスピード魔で良いよ……」

 

 

……テスタロッサがもうあきらめた顔になっているな……。

一体何があったんだ……。

そんな事より主にモフモフされたい……。

 

 

「それで、どれだけ集まったんだ?」

 

 

「大体三十ページ分。そっちは?」

 

 

「こっちは二十ページ分だ。今回はこれ位で良いだろう。主の元に戻るぞ」

 

 

「だな」

 

 

「う~。次こそは砲撃魔なんて言わせないの!」

 

 

「いや、なのは……なのはの魔法って砲撃か魔力弾しかないからね……」

 

 

「じゃ、じゃあ!近距離系の魔法を練習するもん!!」

 

 

高町が何か興奮気味に言う。

……大変なんだな、今どきの若人は……。

 

 

そんな事より主を抱っこしたい……。

 

 

「では、戻るぞヴィータ。高町、テスタロッサ。明日も頼む。明日はシグナムとシャマルが来る、宜しくしてやってくれ」

 

 

「分かりました!」

 

 

「分かったよザフィーラ」

 

 

素直で良い子たちだな……。

どうしてこんな子供が管理局など……。

 

 

そんな事より主にすりすりされたい……。

 

 

そう思いながら、管理外世界を後にする……。


 
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