No.402226

死にたがりの第六十三話 久々にシャマルが出てくる回

シャマルはお姉さん属性

2012-04-03 19:43:45 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2557   閲覧ユーザー数:2455

あらすじ

 

 

もはやこのあらすじに需要があるのかないのか……

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

「はふぅ~」

 

 

「……いやいや、誰も居ないからって、流石にこれは無いでしょう、お姉ちゃん……」

 

 

シャマルと留守番なう。

どうしてこうなった。現在シャマルの膝の上に座っております。

 

 

「だって、アニス君ってばいっつもヴィータかはやてちゃんと一緒に居るじゃないですか。たまには私だってアニス君をお膝に乗せて癒されたいです!」

 

 

「オーケー、聞いた俺が馬鹿だったわ」

 

 

もう何か、ホント二めんどくさいキャラだねアンタ。

て言うか、久々の出番だから舞い上がってるだけ?もしかして。

 

 

「頭を撫で撫でしないで」

 

 

「良いじゃないですか~♪」

 

 

あー、鬱陶しい……。

夏が終わったと言っても、まだまだ暑い物は暑い。

だから、こうペタペタくっ付かれると暑いんだよね。

 

 

「お姉ちゃん……暑い……」

 

 

「私は平気です」

 

 

「いや、俺が平気じゃないから……」

 

 

あぢーよー……。

て言うか……汗で半袖がびちゃびちゃなんだけど……。

 

 

「アニス君、汗でびちゃびちゃですね」

 

 

「それは……暑いからに……決まってるじゃん……あづー……」

 

 

流石にのぼせそうだよ……。

しかもスパッツも蒸れて来たし……。

 

 

「ごめん……マジで離して……」

 

 

「そうですね。流石にアニス君が可愛そうですし、はい」

 

 

そう言って、シャマルは腕を退けてくれた、

俺はシャマルの膝から床に降りて、半袖の中に手を突っ込む。

 

 

「うっわ……汗だく……」

 

 

もう何か、ぐしょぐしょだね。

半袖もそうだけど、体も……。

 

 

全く、よくもここまで俺を膝の上に乗っけてたなシャマル……。

あー、気持ち悪い……下と上……。

 

 

「もうこのままで良いや、着替えるのめんどくさい……」

 

 

そのまま床に寝転がる。

いやぁ……何と言うか。

 

 

「まだまだ暑いなー……」

 

 

「そうですね。でも夜はだいぶ涼しくなりましたけど」

 

 

「夜はね……昼間暑いと意味ないよ……あー、溶ける……」

 

 

駄目だ、暑い……。

て言うか、汗かきすぎて少し半袖透けてる……。

 

 

「まぁいいや……あづー……」

 

 

着替える気力さえ起きない。

あー……涼しい所に行きたいな……。

 

 

「所で聞いてなかったけど。今日はどうしてシャマルしか居ないわけ?」

 

 

「はやてちゃんはアンクさんと一緒に病院に。ヴィータちゃんはおじいちゃん達とゲートボールに。ザフィーラを連れて行きました。シグナムは剣道の大会を見に行きました」

 

 

……みんな忙しいんだな。

て言うかヴィータ。お前もよくやるね。この炎天下の中でゲートボールって……。

俺なら絶対断るけどな。

 

 

「はぁ……そうなんだ……。それで、シャマルは何で今日はやてちゃんに付き添わなかったの?」

 

 

「アンクさんが、たまには変わろうって言って、変わってくれたんです」

 

 

へぇ……アンクにしちゃ珍しい。

何か明日、雪でも振ったりしてね。

 

 

「ふぅん……珍しいね」

 

 

「はい、私も驚いちゃいましたよ」

 

 

シャマルは苦笑しながら言う。

まぁ、あのアンクだしね。驚くのも無理ないよ。

 

 

「まぁ、あぁ見えてアンクも優しい所はあるからね。たまにはそう言った気持ちにはなるんだと思うよ」

 

 

「そうなんですか?」

 

 

「たぶんね」

 

 

アンクは良く分からない。

結構長い付き合いの俺でも、あんまり考えてる事は分からない。

まぁ、これで良いんだけどね。

 

 

「それにしても、静かだね……」

 

 

「はい、そうですね」

 

 

「……年内までには、終わらせないとね……」

 

 

「……そうですね……」

 

 

二期開始まで、残り3か月。


 
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