No.402064 とある烈火の龍使い 事件解決:クロイリュウノフッカツ2012-04-03 13:47:44 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:1780 閲覧ユーザー数:1746 |
「うわぁ、やっぱりたくさんお店があるなぁ。」
そういって、初春、佐天、城戸、御坂の4人がやってきたのはセブンスミストに来ていた。
「ここは食品から衣類、家具まで揃ってるんですよ!」
初春が何も知らない城戸と御坂に簡単な説明をする。
「へぇー、すごいなぁ。
でも、その前にトイレに行かせて。
さっきから我慢してるんだ。」
と、城戸が両手をお腹に添えている。
「あぁ、だったらあそこの階段を上る途中にありますよ。」
と、佐天が指をトイレがある階段に指す。
「ありがとっ!」
と、城戸はすぐさまお礼を言うとトイレの方面に駆ける。
「行っちゃったわね。」
御坂が言うと、初春が返す。
「まぁ、私たちも行きましょうよ。」
そういい、3人は衣類が置いてあるコーナーに進んだ。
数分後
「ふぅ、間に合った。」
トイレから城戸が出てくる。
だが、彼は油断しきっていた。
階段があるのも忘れて…。
「えっ!うわぁぁぁあああああ!!!」
案の定、こけた。
階段は一応少ないほうだが、彼を気絶させるのには十分だったようで…。
しかし、彼は悪運に強いらいく、その横は、ガラスになっていた。
(ったく、しょうがない。)
そういって、リュウガは城戸と精神を入れ替える。
「まったく…。」
そうぼやきながらも立つ。
すると、その先に今にも泣きそうな女の子がいた。
彼も子供を無視するようなことはあまりしない。
「どうかしたのか?」
女の子にそう問うと、
「ママと、はぐ…、はぐれちゃったあああああああ!!!」
耐え切れなかったのだろうか、彼女は泣いてしまった。
少し考えた後、リュウガは言った。
「…わかった。
俺も一緒に探す。
だが、少し待たせている人がいるからな。」
そう言いながら、女の子の手をつなぎ、歩く。
その数秒後、あっさりと近かったので見つけた。
「待たせたな。」
その目の前には鏡と向かい合っている御坂がいた。
「ふぇっ!あわわわわわって、城戸さんですか。」
「ああ、そうだが何か不満でもあるのか?」
「そんなことないですよ、あ、あははは。」
と、こんなやり取りをして愛想笑いをしている御坂だったが内心ではこの城戸を疑っていた。
(またこの感じ。
まるで、城戸さんの偽者みたいだ。)
そう思っていた時、リュウガの左にいた女の子に気づく。
「どうしたんですか?その子。」
リュウガは、返答する。
「迷子になっていたのでな。
見捨てちゃ悪いと思い、今、この子の親を探している。」
「そうなんですか。」
そのとき、初春と佐天が走ってくる。
「ここで、重力子の劇的な増加が始まっています!
一般人を非難させますので協力してください!」
3人は同時に、返答する。
「わかった/了解/わかったわ!!!」
避難させている途中、リュウガは女の子とはぐれてしまう。
「一体どこに…!」
そのとき、少年が女の子にぬいぐるみを渡しているのを見る。
「…一応変身しておくか。」
そういい、変身する。
数分後には、セブンスミストには4人を除いて誰もいなくなった。
「あ、御坂さん!!!
佐天さんは避難できたみたいです!」
「ここら辺に、女の子見なかった!?」
「えっ?
知りませんけど…。」
そうしていると、女の子がぬいぐるみを抱いて御坂たちの方に駆け寄る。
「これ、お兄ちゃんが渡してくれって!」
初春は、ぬいぐるみを受け取ると、
異変に気づいたのか、それを投げ飛ばし女の子を守るように庇う。
御坂も、それに気づきコインを出そうとするが、
手が滑り、ポケットにあったコインすべてを落としてしまう。
(また、守れない…!!!)
と、思ったそのとき、くぐもった電子音が2度響く。
《ADVENT》
《STRIKEVENT》
すると、黒い龍と、黒い龍騎が現れる。
黒い龍…ドラグブラッガーは頭は黒い龍騎…リュウガに向けているが、体は初春と女の子、御坂を守るようにとぐろを巻く。
リュウガは、ドラグクローファイヤーを放つべく力を溜める。
「ハアアアアァァァァァ…ハアッ!!!」
そして、放つ。
ぬいぐるみも、爆発するが、ドラグクローファイヤーの威力により、相殺。
その威力の余波で建物の一部が爆発する。
だが、御坂たちは、ドラグブラッカーに守られていたので、無傷だった。
いつの間にか、ドラグブラッカーも消え、リュウガは近くにある鏡に身を隠そうとしていると、御坂が後ろに現れた。
「ちょっと、あんた一体誰よ!!!
なんで、いきなり私たちを守ったの!!!
なんで!!!」
すると、歩きながら後ろを振り向き言う。
「友達を大切にしろよ。」
そう言い、鏡の中に戻っていく。
(一体あいつは!?)
この後、事件の犯人も見つけ、みんなは大いに喜んだ。
だが、御坂は腑に落ちないことがある。
あの黒い龍騎は何だったのかだ。
その疑問も時とともに頭から消えることになる。
しかし、これはまだ物語の序章に過ぎなかった。
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もといた世界で城戸 真司はオーディンとの決着をつける前に死んだ。
だが、それは別の世界での物語の序章でしかなかった。
戦わなければ、生き残れない!
part7