あらすじ
アニスが風邪を引いたザマス
そのザマス口調は何時まで引っ張るの?(アニス代打ち)
……さぁ、分からない
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「アニスたん復活!!」
熱も完全に引いたし、体も軽いし。
うむ、言う事なしだねこりゃ!!
「あー、それにしても……寝すぎて腰が痛い……」
腰が痛い……どうして寝すぎると腰が痛くなるのだろうか?
分からんでござる。
「さて、起きますか」
俺はベッドから降りて、リビングを目指す。
そして途中でシャマルに出会った。
「あ、アニス君おはようございます」
「おはよー!」
「元気ですね。風邪はもう治りましたか?」
「うん!もう完璧に治ったよ!」
「良かったですね」
「うん!」
シャマルは笑顔で俺を見ている。
うむ、そんなに嬉しいのかね?俺の完全回復は……。
まぁ、それよりも今は飯だ。
流石に二食抜くとお腹が減るもんだね……。
「おっはよー!やぁやぁアニスたんの完全復活だよー!!」
「おー、アニス君おはようさんやね。テンション高いなー」
「そりゃあんだけ暇だったらテンションも高くなるのよなー」
だってさぁ……ただ眠るだけの簡単な作業だったんだし。
やっおぱり俺としては体を動かして汗いっぱいかいて遊びたいのよなー。
え?表現がエロイって?すんまそーん。
「主、おはようございます。お体の調子はどうでしょうか?」
「あ、シグナムおはよー。うん、すこぶる元気だよ」
「そうですか。くれぐれも無茶はしないようにしてください」
「分かってるって。安心しなさいな」
全く、シグナムは心配性だねぇ……。
それにしても、アンクはどうしたんだろうか?
「はやてちゃん、アンクは?」
「アンクさんなら、今日は翠屋で正式に従業員として雇われたって言っとったから、仕込みとか手伝う言うてたよ?」
……あれ?そんなの初耳なんですけど……。
何で正式に雇われてんのあいつ?……まぁいいや。
「んじゃ、ご飯食べちゃおうか」
「そやね、それじゃあ今ご飯並べるから待っとってな」
「手伝うぞ八神」
「ありがとう、シグナムさん」
……うむ、ここら辺が違和感あり過ぎだね。
本編では主はやてと呼び、はやてはシグナムと呼び捨てしてたのに……。
何か慣れないな……。
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「いやぁ、食った食った」
「おっさんみたいやなアニス君」
あはは、なまじ否定できない自分が居る……。
それにしても、今日はヴィータもいないな……どうしたんだろ?
「ねぇはやてちゃん、ヴィータは?」
「ヴィータなら朝早くにお爺さん達とゲートボールに行ったで?」
ゲボ子ェ……。
もう馴染んでるのかよ……とかデバイスでやってんだろうか?
……気になるけども、まぁ、また今度にしよう。
「んじゃ、俺も少し出かけようかしらねぇ」
「それは駄目ですよ?アニス君はまだ病み上がりです。最低でも今日だけは家で一日安静です」
「……なん……だと……」
マジか……。
まぁ、シャマルに言われたら強よく言えないしね……。
しゃーない。
「まぁ、シャマルが言うんだったら……仕方ないか……」
「やけに聞き分けが良いですね、主」
「え?何か酷くない?俺だってたまには素直に言う事聞くよ?」
「す……すいません……」
「いやいや、まぁ俺も日頃の行いが悪いからね~」
「自分で自覚あるんやったら直いな……」
「ウェヒヒ……さーせん。そんじゃ、療養でもしようかね」
俺は椅子から降りて、自分の部屋に戻る。
それにしても、療養っつっても、やる事ないし暇だな……。
……あっ、そうだ……ムッツリーニ達が作った服が溜まってるんだった……。
あぁ、少し着て写真撮ってあいつらに送らないとうるさいんだよね~。
仕方ない……少し消化するか。
そんな事を考えながら、俺は自室に戻って行く……。
………………………
「……はぁ……これどうやって着るんだ?……おぉ、こうか……んで、これがこうで……ソックスほ穿いて……できた!フィアのコス!後はカツラを被って……完成!」
うむ、我ながら恐ろしいほどの似合い具合だ……。
背はフィアより小さいけど……まぁ似合ってるので問題ない。
「それにしても、制服バージョンのフィアか……スカートみじかっ……」
女の子って何でミニスカとかはきたがるんだろ?
俺には理解できないよ……。
「ケケケ、恐ロシイ程似合ッテルジャネェカ」
「そうだケロ」
「うわー、マスター可愛いです」
「うむ、余り可愛いとか言うな。呪うぞ」
まぁ、やっぱりこれは言っとかないとね……。
え?いつも言ってる?堅い事言うなよ、たかが台詞だろ。
「さて、写真写真」
俺は予めムッツリーニに借りていたデジカメで写真を撮る。
……こんなもんかな?
パシャッ……。
……うし、良い角度で取れた。
さて、次は何を着ようかな……おっ、これは……。
「……何で幼稚園児の服……しかも何かどっかの保育園の指定服みたいな感じの……」
もしかしてひまわり幼稚園のコス?
……まぁ、流石にこれはサイズが合わないでしょうに……。
何て思っていた時期が、俺にもありました。
「……ピッタリだよ……無駄に……」
着れちゃいました。
いや、マジでかよ……何時もロリ体系だショタ体系だとか思ってたけど……まさかここまでだとは思わなかったよ……。
「……これは流石に……写真には納めないでおこう……」
これは駄目だろう……ポルノ的な意味で……。
それにしても、こうも女装が多いと……たまには普通の男子の格好がしたくなるよね……。
まぁ、諸君は普段コスプレなどとは無縁だろうけども……。
そんな事を考えながら衣装を漁ってたら……見つけました。
「……燕尾……服?」
これは、何のコスだろうか?
……はやてのごとく?黒執事?まよチキ?
……う~む、どうだろうか……。
分かんないや。
まぁ、着てみよう。
~男の娘お着替え中~
「……ほぉ……こうなるか……」
俺は鏡に写った分の格好を見ながら声を漏らす。
やっぱこれまよチキだわ……まぁ、良いか……。
「まぁ、あいつらが作る衣装はどうしてこう本格的なんだろうか?」
才能の無駄使いだな……いやマジで……。
さて、服片づけるか……。
「……いや、その前に少し寝よ……眠たい……」
何か一々服をとっかえとっかえしてたから疲れた……。
そして良い感じに眠気が来たね……。
「さて……寝よう……」
俺は燕尾服のまま布団に入り、そのまま眠ってしまった……。
……まぁ、許してください……眠気には勝てないって……。
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《生存戦略!生存戦略!生存戦略!せいz》ピッ……!
「……ふぁい……アニス……です……好きな物は……スパッツです……5歳でしゅ……」
(退化してるよアニス君!?)
「……スピー……」
(眠っちゃ駄目なの!)
俺は携帯の着信音で起こされてしまった……。
しかも……この声はなのはか……。
結構前にこれと似た事あったよね……。
まぁ、昼寝してる俺が悪いよね……。
「……それで、何用ですか?」
(あ、そうだった。アニス君、今日アリサちゃんの家に行ったんだ。そしたらね、アルフさんが……怪我だらけで保護されてたの……)
……アルフが……。
あぁ、フェイトを助けようとして突貫した挙句、返り討ちにあったと……。
はぁ、あの人は……それともも一人の方か?
「……そうですか……それで?どうでした、アルフさん……」
(……うん……フェイトちゃんを……助けてほしいって……)
「……そうですか……」
(……私……フェイトちゃんを助けたい!)
……その答えは、決して間違いじゃない。
その気持ちは、決して行き違いな物なんかじゃない……。
純粋に、ただ純粋に……目の前に女の子(フェイト)を救いたいよ思う気持ち……。
そう……それに違いは無いんだ……。
「……じゃあ、何を迷ってるの?」
(えっ……私……迷って何か……)
「はいダウト。なのはちゃんは今、迷ってるはずだ」
(そんな事……ない……よ……)
ドンドン声のトーンが下がって行くなのは。
はぁ……間違いじゃないんだから、胸を張ればいいのに……。
「……フェイトちゃんに拒まれるのが怖い?フェイトちゃんに拒絶されるのが怖い?フェイトちゃんに無視されるのが怖い?」
(違う……そんなんじゃ……)
「じゃあ、どうしてそんなに、元気がないのかな?」
(……それは……)
「……あのね……なのはちゃん。その答えに間違いは無いんだ。フェイトちゃんを救いたい。それは立派な答えだよ。でも、その他の理由で迷ってたら、救える物も救えないよ?」
(………………)
「……ある魔法少女は言いました。同じ時間を何度も巡り、たった一つの出口を探る。あなたを、絶望の運命から救い出す道をってね」
(…………絶望の運命から……救い出す道……)
「なのはちゃんとフェイトちゃんとは違う境遇だけどね……その子は、何度も自分の大切な子を助けようとしたんだ。同じ時間を巡って……何度も何度も……」
(……でも……それって……)
「うん、フィクション。いかになのはちゃんが魔導師でも、流石に過去には戻れない……だから、一回きりなんだよ?フェイトちゃんを救えるチャンスは……だから、なのはちゃんが迷っていてどうするのさ?」
まどマギよりも、救いがあるこの世界で。
なのはが迷っていたら、ホントにフェイト何て救えない……。
それこそが、俺の恐れていた一番の原作崩壊……。
そんな事が起きないように、俺が背中を押してやるよ。
「なのはちゃんは、まだスタート地点に立ったままなんだ。始まってないんだよ?フェイトちゃんも、まだ始まってない。だったら、二人で一緒にスタートしちゃおうよ?フェイトちゃんと一緒に、なのはちゃんがしたいように、二人で一緒に」
(……フェイトちゃんと……一緒に……)
「……なのはちゃん……覚悟は出来てるかい?俺はとっくに出来ている」
(……アニス君……ありがとう!!私、絶対にフェイトちゃんを助けて見せる!!)
「……えへへ。それでこそなのはちゃんだ。もう、俺の後押しは要らないね?」
(うん!もう大丈夫。例え、フェイトちゃんが話を聞いてくれなくても、私は私らしい話し方でフェイトちゃんと向き合うよ!)
それがO☆HA☆NA☆SHI何ですね、分かります。
「そう、分かった。それじゃあ、もう切るよ?」
(うん、ありがとうねアニス君)
「いえいえ、友人の背中を押すのも、友人の務めでしょ?そいじゃね~」
俺は軽い返事で電話を切った。
……ふぅ……そういや、俺なんでまどマギの名言何て言ったんだろう……。
まぁいいや。リビング行こう。
そしてアニスは、燕尾服を着たままだと言う事を忘れて、リビングに向かうのであった……。
しまらんなぁ……。
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かわした約束忘れないよ、目を閉じ確かめる……
あ、これ違う魔法少女だったwww
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