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真(チェンジ)!!仮面ライダーディケイド~紅蓮の破壊者~【第19話:華麗なる女騎士】

クライマックス直前の19話です。
それとオリジナルライダー登場です。

2012-03-31 22:52:30 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:772   閲覧ユーザー数:772

「変身!!」

斗貴子は反射的にそう叫び核鉄カクガネのついた六角形のベルトにイクサナックルを接続した。

 

すると徐々に細かい粒のようなモノがパーツを形成していき鎧となる…。

「なっ!…あれは…」

 

驚くディケイドB…

 

西洋の騎士を思わせる鎧…

顔の鎧の淡い青色の十字架…

 

仮面ライダーイクサに似たその姿は肩アーマーが無い、淡い青色のラインが入っているなど違いがあり全体的にシャープに見えとても凛々しい…。

 

「ハラワタをぶちまけろ!!」

彼女が叫ぶと同時に太ももあたりのパーツからアームが伸び、枝分かれすると鋭い刃を形成する…。

 

ブゥゥン!!

 

「!」

 

彼女の変身が終わると同時にディケイドBのライドブッカーからカードが一枚飛び出す。

 

「ほう…『ヴァリキュリア』か…。」

 

それは彼女の変身した姿のカード…。その名はヴァリキュリア…『女戦士』と刻まれていた…。

 

「あれが新しいライダー…」

『セリフが野蛮すぎない…?』

 

ヴァリキュリアの姿に驚くクロガネ…。

『シャアァァァァァァ!!』

「あ!やべ!?」

 

その一瞬の隙からクロガネとゴールド電王の包囲から抜けヴァリキュリアに飛び掛かるダークキバ・ビースト。

「はっ!!」

 

しかしヴァリキュリアはアーム巧みに操作するとその刃できりつける。

『シャアァァ!!』

『『こんなもの!!』』

 

なぎはらおうとするダークキバ・ビーストだが…

 

ジャキ!!

 

アームはかつてのバルキリースカートのように脆くはなく折れることは無い。

 

 

 

「はあああ!!」

さらに仕返しと言わんばかりにアームできりつけるヴァリキュリア…。徐々にダークキバ・ビーストの随所がボロボロになっていく…。

 

「はあ!」

ザシュ!!

 

更に刃を精製し右手で持つとダークキバ・ビーストの右側の翼を切り飛ばすヴァリキュリア。

 

『『ギャアァァァァァァァァァァァァァァ!!』』

 

悲鳴をあげながら転がるダークキバ・ビースト…。

そこに…

 

「おいさ。」

ザシュ!!

 

『ギャア!?』

 

 

ゴールド電王が尾にデンガッシャー・ソードモードを差し…

「はあ!」

ズバッ!!

 

『『ぐう!?』』

 

クロガネが左側の翼を大剣で切り取った…。

 

『よし、今だ!!ガブッ!!』

身動きの取れないダークキバ・ビーストの千切れた翼に噛みつくキルバット…。

 

『『!、ギャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!』』

 

「うわあァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

3人の悲鳴を発しながら身体がボロボロとくずれていくダークキバ・ビースト…。その中から1人の気絶した少年とキルバットと色違いの赤いコウモリが現れる…。

『ふん…私の力に同類でも無い奴らが耐えられる訳も無い…。』

 

キルバットは誇らしげに周りを飛ぶ…。

しかし…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『『まだ終わりだと思うなァァァァァァ!!』』

 

 

 

 

 

 

 

「「「!」」」

 

剥がれ落ちた黒いそれは翼などを取り込むとスライムのようになり建物の中に姿を消した…。

「あ!待ちやがれ!?」

それを追おうとするディケイドBの前に大量のホムンクルスが立ち塞がる…。

「くそ!こんな時に…!?」

身構えるディケイドBだったが…

 

 

 

 

 

 

 

 

「チェェンジ!!ブラックフォーゼ!!」

 

『ガトリング♪ランチャー♪』

『リミットブレイク』

 

『セルバースト』

 

 

ズカァァァァァァン!!

 

「!!」

一瞬にしてそれは焼き払われた…。

 

「四季!先に行け!!」

「ここは私達に任せて!」

そしてディケイドBの前に降り立つ竜馬の声の黒いライダーとバース…。

 

「悪い!!ここは任しておくぜ!!」

 

そう言って建物の中へ入るディケイドB…。

 

「おい!商!!ここは手伝えよ!!」

『クロガネ!!マキシマムドライブ!!』

「全く…雑魚は鑑定する価値も無いというのに…」

『Full cherge』

 

またクロガネとゴールド電王もそれぞれ武器を構えホムンクルスをなぎ払っていった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃…

建物内…

早乙女研究所実験室…

 

 

「待っておれミチル…もうすぐ…」

愛娘の入るフラスコに手をあてるエターナル…。その周りには囲むように核鉄が設置されコードが伸びている…。

 

「さあ…今こそ悲願が成就を迎える時!!」

 

 

 

「ちょっと待ったァァァァァァァァァァ!!ジョーカァァァァブランディング!!」

 

『ジョーカー!!マキシマムドライブ!!』

 

ズガン!!

 

エターナルが行動しようとした刹那…

天井をつき破りジョーカーFFがエターナルにメタルシャフトで殴りかかる。

 

「!」

 

『ユートピア!!カクガネドライブ!!』

 

すかさずメモリをスロットした核鉄で受け止めるエターナル…。

「むぐぐ…」

しかし徐々に押されていく…。

 

「爺さん?いい加減観念したら?」

「年寄りを甘く見るな!!」

すると後ろにあった核鉄を手にとるエターナル…。

 

『ユニコーン!!カクガネドライブ!!』

 

それは西洋式の槍に変化するとジョーカーFFを勢いよく突く。

「がはあ!」

突かれたジョーカーFFは宙を舞うと壁に叩きつけられ変身が解けてしまう…。

「ぐっ…まだまだ…」

もう一度変身しようとする翔子…。T2ジョーカーメモリを再度構えるが…

「ふん!!」

エターナルはそれを奪いとり翔子を蹴り飛ばす…。

 

「愚かな奴よ…。黙っていればあと少し長生きできたモノを…」

 

エターナルはそう呟くとT2ジョーカーメモリを核鉄にスロットする…。

 

『ジョーカー!!カクガネドライブ!!』

 

その核鉄を台座に置くと他の核鉄を取り出し他のメモリをスロットする…。

 

「さあ…成就する…。」

 

『ゾーン!!マキシマムドライブ!!』

 

『アクセル!!バード!!サイクロン!!ダミー!!インベーダー!!ジーン!!ヒート!!インベーダー!!ジョーカー!!インベーダー!!ルナ!!メタル!!ナスカ!!オーシャン!!インベーダー!!クイーン!!インベーダー!!スカル!!トリガー!!ユートピア!!インベーダー!!エクストリーム!!インベーダー!!マキシマムカクガネドライブ!!』

他の核鉄にスロットされたメモリの出力が上がりそれらの核鉄はエターナルに取り込まれる…。

「はあ…はあ…」

『エターナル!!マキシマムカクガネドライブ!!』

 

最後にエターナルエッジにエターナルメモリをスロットするエターナル…。

 

「フハハ…!!残念だったな仮面ライダー!!計画はここに成就した!!冥土の土産に教えてやろう!!」

高らかに勝ち誇った声をあげるエターナル…。

「T2コア計画…。これはワシの武装錬金の力で錬金術とT2ガイアメモリを融合させた力で最強のホムンクルス…『T2ホムンクルス』を作ることが目的なのだ!!そして器には生身の人間が必要…。ワシはそれを目覚めぬミチルを選んだ!!こうすればミチルも目覚め計画も実行できる。まさに一石二鳥じゃ!!アーハッ!!ハッ!!ハッ!!ハッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あなたそれで良いのか!!」

 

「!」

 

突如、エターナルの声を遮る声…。

その声の主はカズキであった。それと同時に彼はサンライト・ハート+を構えジョーカーの開けた降りてくる…。

 

「あなたはそれで良いのか!!娘を化け物にして…色んな信じてきた人達の思いを無駄にして!!」

「ふん…ワシを信じる者など…」

「いるよ!あの大学の大学生の人とか!!」

「!」

 

昨日、カズキが隼人の見舞いにあった青年がいた…。それはスティンガーとコーウェンにアイスエイジDに変えられたあの大学生だった…。

 

「あの人はアナタの無実を信じてた!!利用されているだけだと信じてアナタを助けてほしいと言っていた!!その思いを裏切るのか!!」

「黙れ…」

 

「それだけじゃない…娘さんもこんなことを望む訳もないじゃないか!!罪の十字架をさらに背負うアナタを見て娘さんだって泣いて…」

 

 

「黙れええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

 

カズキの言葉にエターナルエッジを振り上げた…

が…

 

バチン!!

 

「!?」

 

同時に一本のメモリがエターナルから飛び出す。それは翔子から奪いとったT2ジョーカーメモリであった…。

『ジョーカー…ァァ…ジョジョ…ジョーカー…ジョーカー…』

 

バキン!!

 

それは狂った電子音声を出すと砕けてしまった…。

「あら?案外気付かないモンね…。」

得意げな笑みをする翔子…。

「本物のT2はこっち。そっちは私が前から使ったて方よ。」

そう言って取り出したのは奪われたはずのT2ジョーカーメモリ…。現存しているライダーの使う純正のメモリとT2メモリは外見的には接続する箇所の色しか違わないので翔子は自分のメモリを塗装しそれを利用したのだ…。

「お、おのれぇぇ!!」

再度T2メモリを強奪しようとするエターナル…。しかし翔子は動かずフラスコを指差す…。

「もう止めなさいよ…。あんたの娘さんが泣いてるわよ…。」

 

「ほざけ…!?」

 

エターナルは無視して斬ろうとした…

だが彼は見た…

フラスコの中で自分の愛娘が目元にはうっすらと涙を浮かべているのを…

「ミ、ミチル…!?」

思わずエターナルエッジを落とし狼狽するエターナル…。

「さあ…お前の罪を数えろ…。」

翔子はエターナルの前に立ち告げた…。

 

「ああ…ァァ…」

 

そのままエターナルは戦意を喪失してしまった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『『ここで終われるかァァァァァァァァァァ!!』』

 

 

 

 

 

「!」

 

しかし、そこへ黒い異形が現れエターナルの体内へ侵入する。

「が!?ああ…」

『エターナル・ビーストモード!!』

 

「アアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

悲鳴をあげるエターナル…。

「な、何!?」

「なんだこれ!?」

 

思わず距離をとる翔子とカズキ…。

数秒後…

『ここで終われるか…』

『我らが悲願は潰えてはならぬ…』

 

エターナルから響くのは早乙女の声ではなくコーウェンとスティンガーの声…。

 

『『仮面ライダー!!錬金の戦士!!ここで始末してくれる!!』』

 

 

『インベーダー!!マキシマムドライブ!!』

 

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