No.400700

死にたがりの第四十四話 な、なんだってー!!?

タイトル通り、な、なんだっれー!!?っていうお話です

2012-03-31 21:22:08 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2661   閲覧ユーザー数:2556

あらすじ

 

 

アニスたんがアップを始めた様です

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

「……アニ……ス……?」

 

 

「ヤフーフェイトちゃん、ちょっちお邪魔させてもらってるお」

 

 

「……誰かしら?勝手に私の家に上がり込んでいる何て、礼儀がなってないわね」

 

 

「生憎と、自分の子供を痛めつけてる大人の家に何ぞ、礼儀も作法もあったもんじゃない故に」

 

 

「……貴女の友達かしら?」

 

 

「ごめん……なさい……着いてきちゃった……みたい……」

 

 

ふむぅ、ボロボロの体で俺を庇いますか……。

どんだけ優しんですかゴラァ!

 

 

って、何ムチ振るおうとしてんですかあんたわぁぁぁぁぁ!!

 

 

パシィン!

 

 

「!フェイトが、消えた……」

 

 

「ふぇ~、間一髪でしたねぇ」

 

 

「……えっ……?」

 

 

俺はフェイトを抱きかかえ立っている。

全く、酷い事するおばさんです事。

 

 

「何時の間にフェイトを抱えて移動したのかしら?」

 

 

「アンタに言う事なんて、何一つ無いんですけどねー」

 

 

「あ、あの……アニス……」

 

 

「ん、フェイトちゃんは少し黙っててねー」

 

 

はぁ、やっちまった。

瞬歩使っちまったよ……で、でも、魔法じゃないからセーフ何だよ!

 

 

「今のは……瞬歩かしら?実際に見るの初めてね」

 

 

「あら?瞬歩ご存じなんですか?」

 

 

「えぇ、知っているは。その歩法は、ある一族が編み出した特殊な歩法……クロイツベル一族が得意とする物よ。まさか、裏の人間が地球に居ただ何て……」

 

 

「良くご存じで、アニスたん花丸あげちゃう♪さってっと……その前に、フェイトちゃんは一端休もうか?アルフが廊下に居るから……歩ける?」

 

 

「う、ん……大丈夫……だよ……」

 

 

俺はフェイトを床におろし、手を離す。

フェイトはヨロヨロとして歩きで、何とかこの部屋から出ることが出来た。

 

 

「……さっ、これで腹を割って話すことが出来ますね。プレシアさん?」

 

 

「あら、名乗った覚えはないのだけれど?」

 

 

「貴女みたいな大魔導師を、知らないわけはないじゃないですか。大魔導師の、プレシア・テスタロッサさん?お初にお目にかかります、アニス・クロイツベルと申します。少し、お話しでもいかがですか?」

 

 

「断るわ!」

 

 

ビシャァ!!

 

 

突如、俺の上から雷が落ちてくる。

俺はそれは魔眼でレジストする。

 

 

「……ふぅ、やれやれ……これはとんだ野蛮な歓迎ですね……」

 

 

「……どうやって私の魔法を消したのかしら?」

 

 

「あら?俺との会話は嫌だと、今さっき俺にもうしたではありませんか……やれやれ、やはり大魔導師ともお方は、自己中なのでしょうか?」

 

 

「口の利き方には気を付けた方が良いわ。出ないと、私は子供だからって用容赦しないわよ?」

 

 

「勘違いされては困ります、手加減するのは貴女では無く、俺ですから……」

 

 

ビシャァ!

 

 

パキン!

 

 

おぉこわっ、また雷ですか。

当たったら、バリアジャケットを着てない俺だったら一たまりもないなこれ。

 

 

「あぁ野蛮野蛮、何たる野蛮さ。これが彼の大魔導師か……風情も、品格も、何もあった物じゃないですね」

 

 

「裏の人間に、風情や品格などと言われる筋合いわないわ!」

 

 

「やれやれ……まぁ、いいですけ、どぉ!?」

 

 

間髪入れずに攻撃ですかぁ!?

アンタは何処のビリビリ中学生ですか!?

……あれ?何だろう、俺の魔眼が今の発言で幻想殺しに見えてきた……でも幻想殺しよりも強力とはこれいかに……。

 

 

「少しは!話を!!聞けやゴラァァァァァ!!」

 

 

「しつこい!」

 

 

「あぁ!何だ何だよ何ですかこの状況は!」

 

 

話すら聞いてもらえないこの状況……。

あー、何か……めんどくさいやな……。

 

 

「あぁ、もう……ホントに……ふザケルなぁぁぁぁ!!」

 

 

バチバチバチ!!

 

 

「なっ、ウアァア!!」

 

 

あ……やっべ……今のなしでお願いしてもよろしいでしょうか?

何か間違ってザケル出しちゃいました……何でこんなガッシュの第一話みたいな感じで呪文出たし……。

もう、これ……死んだな……。

 

 

「……くっ……このっ!グッ、ゲホッゲホッ!」

 

 

あら……プレシアさん……。

もう、体がボロボロなのに無理しちゃいけんでしょうが!

プレシアはいきなり咳き込んだ、そして、口からかすかだが血が垂れてきている。

 

 

「大丈夫ですか!?」

 

 

「ゲホッ!……あ、貴方に……心配される……筋合いは……」

 

 

「ハァッ……親子ともども……頑固かいな……ウェッ、ゲホッゲホッ!!」

 

 

やっば……何か俺も副作用出てきちまった!?

うぇ、服の中が何かグショグショ……きっと腹から血が出てんだろうな~。

 

 

「ウェッ!ゲホッ!ゲホッ!……ガフッ……!」

 

 

あー、やっぱ魔法何て使うんじゃなかった……。

つか、瞬歩は良いとして、何で俺、うっかりで出ちまった魔法で死にかけてんだろう……。

 

 

「ちょっ……私よりも貴方の方が酷いじゃない!」

 

 

「……ふぇっ?……ゲホッ!……」

 

 

何か……プレシアさんが駆け寄って来たんですけど……。

何これ怖い……。

 

 

「どう……して……?」

 

 

「今は喋らない方が良いわ……ごめんなさい……。少しやり過ぎちゃったわ……」

 

 

……何だ……これ……。

訳が分からない……何で急にプレシアの……性格が……。

 

 

「ゲホッ!ゲホッ!……だ、大丈夫……です……ハァ……ジオル……グッ……ガハッ!」

 

 

俺は無理やりジオルグを唱える。

荒療治だ、この際ダメージ何て気にしてられないわ!

 

 

 

「血が……止まっていく……」

 

 

「ハァッ……ハァッ……すいません……お騒がせしました……ケホッケホッ……」

 

 

「これは……貴方の魔法なのかしら?」

 

 

「……はい、そうなります……。それよりも、どうして俺なんかを?はっきり言って、さっきの貴女と、今の貴女とでは……」

 

 

「性格が違う……って、言いたいんでしょ?」

 

 

「……はい……」

 

 

「……貴方は、私の事を何処まで調べたのかしら?」

 

 

「……貴女が大魔導師である事と、実験中に、実の娘さんを……アリシアちゃんを亡くしている所まで……」

 

 

「……そう……だったら話は早いわね……。私は、二重人格者よ」

 

 

「……はい?」

 

 

その言葉は、俺にとってあまりにも衝撃的だった。

……今、プレシアは何て言った?

……自分の事を、二重人格者……って……。

 

 

「私は、その実験で娘を亡くした時、新たな人格が生まれちゃったのよ。それがさっきの、フェイトを傷つけていた私……」

 

 

確かに、精神的ショックにより、新たな人格が生まれることは珍し事ではない。

彼の有名な多重人格者……ビリー・ミリガンと言う人が居る。

彼は身体的虐待や、性的虐待により、新たな人格が生まれてしまった。

 

 

それと同じ原理で、人は精神的ショックや、余りにも受け入れられない出来事が起こってしまった時になど、その新たな人格が生まれやすい。

 

 

だから、プレシアさんが言ってる事は、信憑性こそは無いけど、あながち嘘とも取れない事なのだ。

 

 

「……信じられないわよね?自分が作り出した娘を、痛めつける何て……親としてあるまじき行為だわ……そんな事をしても、アリシアは帰ってこないのに……もう一人の私は、頑なにアリシアを生き返らそうと何を言っても聞かない……」

 

 

「……いえ、今のプレシアさんは、とてもお優しい方です。雰囲気で分かります、ウチの母と同じ感じがします……。信じますよ、貴女が二重人格である事を……」

 

 

「……ありがとう、アニスちゃん」

 

 

「あ、いえ……俺男何で、君付けでお願いします……」

 

 

「……はい?」

 

 

……今度はプレシアさんが固まってしまいました……。

やはり俺では、シリアス(笑)になってしまう!!


 
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