No.400107

真(チェンジ)!!仮面ライダーディケイド~紅蓮の破壊者~【第15話:ジョーカー・片割れのW】

今回のラスト、次回は十河さんとこのISとのコラボです。

2012-03-30 15:09:52 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:726   閲覧ユーザー数:724

「仮面ライダー…ジョーカー!!」

 

 

翔子はWに似たライダー『仮面ライダージョーカー』に変身した…。しかし、左右の色は紫色に近い黒に統一されている。しかし、使用者のメモリは一本で銀色の2つに分けるラインもスカーフも無い…共通すると言えば赤い複眼と銀色の『W』を模した角だけだ…。

 

「ジョーカー…!?」

斗貴子も先程までメモリは使えないはずなのに変身した翔子の姿に驚く。

「フフ…彼女は『切り札』の資格者だからね…。当然かな?」

 

フィリップは口元に笑みを浮かべる。

「ど、どういう事ですか!?」

カズキもフィリップに問う。

 

「言ったよね?エターナルを倒すとしたら『メモリと武装錬金以外の力』で倒さなければいけない…。だけどこれは方法の一つに過ぎない…。」

「?」

「つまりまだ方法がある…ということさ。」

エターナルの力は確かにメモリの力を奪うことができる。しかし、それは同じ特殊なメモリ『T2ガイアメモリ』には通用はしない。

 

「翔子は『T2ジョーカーメモリ』、一発逆転の『切り札』を手に入れた訳さ。」

「な~るほど。」

「カズキ、意味わかってないだろ。」

 

フィリップのかなり抽象的な説明に形だけ頷くカズキ…。それに斗貴子はさりげなくツッコミを入れる。

 

「いくわよ!」

 

そんな3人を放置し戦い始めるジョーカー。

 

ドカッ、ボカボカ!!

 

キレのあるパンチやキックが次々とドーパント達を襲う。

 

『グルル…』

バシュ!!

マグマDも負けじと溶岩の弾丸を放つが…

「何の!!」

ジョーカーは紙一重でそれをかわし強烈な一撃を叩き込む!!

 

「決めるわよ。」

『ジョーカー!!マキシマムドライブ!!』

マグマDが怯んだ隙にベルトの右側のマキシマムスロットにT2ジョーカーメモリをスロットするジョーカー。

 

「ライダー…キック!!」

ジョーカーは一旦マグマDを蹴りとばし距離をとると右足に紫色の炎を纏わせる…。

「ハアア…!!」

 

 

そして勢いをつけ駆け出し…

 

ダッ!!

 

飛び上がると回転をかけたライダーキックをマグマDに決める。

『グギャア!?』

ドガガアアアン!!

そしてマグマDは断末魔を挙げると盛大な爆発を起こす…。

 

『グルル…』

 

T-レックスDも警戒する体勢をとる…。

 

「おおっと!俺を忘れてもらっちゃ困る…」

 

四季も加勢すべくブラックディケイドライバーを装着するが…

 

ズズ…

 

「なっ!?」

 

突如、出現した黒いオーロラに飲みこまれてしまった…。

 

 

 

「四季さん!?」

 

四季の消失に驚くジョーカー。

 

『グア!!』

 

「ちっ!!」

それを隙とみたT-レックスDは大顎で食らいつこうとする。

 

「邪魔よ!」

 

『ジョーカー!!マキシマムドライブ!!』

 

「ジョーカー…フィンガー!!」

 

ジョーカーは再びメモリをマキシマムスロットへスロット。今度は右手にエネルギーが集中し紫の炎が灯る…。

 

『グギャァァァ!!』

 

「はああァァァ!!」

 

そして両者、共に走りだし…

 

 

「はあ!」

 

ドカッ!!

 

『ギャ!?』

 

ジョーカーが一瞬の隙でT-レックスDの上顎を蹴りあげ…

 

「食らえ!!」

 

紫の炎を纏う右手をT-レックスDの口に突っ込んだ…。

 

 

「『…』」

 

両者…一瞬の沈黙を置き…

 

ドガアアアン!!

 

T-レックスDは爆発しながら弾き飛ばされた…。

 

 

「ふう…」

 

敵がいなくなり頭だけ変身を解除するジョーカー…。すると解放されたかのように翔子の髪が舞う…。

 

「翔子さん!!」

 

安全と判断したのかカズキ達も翔子に駆け寄ってくる…。

「皆、ケガない?」

翔子は余裕の笑みを浮かべながら聞く…しかしその顔はフィリップと共に曇る…。

 

「マズイことになったわね…。」

 

ジョーカーの出現で戦力増強を期待したのもつかの間…

四季が姿を消したことに危ぶみを感じる翔子であった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃…

 

 

四季は黒いオーロラに飲まれ妙な世界に飛ばされてしまった…。

「くそ…鳴滝の仕業か…?」

 

この事態の犯人と思われる人物の名前を予想する四季。

辺りを見ると一見、ビルの廃校された学校の校庭のようだ…。

 

「さて…誰が出てくる…。」

 

ブラックディケイドライバーを装着する四季…。同時に目の前に黒いオーロラが現れそこからコートを着たホームレスのような中年の男が現れた…。それは斗貴子の悪夢に現れた男と同じであった…。

「よう…これはこれは鳴滝さん。今回はどんなご用件で?」

明らかにバカにした喋り方をする四季。『鳴滝』と言われた男は歪んだ笑みを浮かべる…。

「フフ…今日はお祝いに来たのさ…。貴様の旅が今ここで終わるということにな…。」

「そう言って何回目だ?」

「フン…まあ良い。貴様も先程の戦いで消耗しているだろう…今度こそ貴様は終わ…!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

『嫌いじゃないわァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!』

 

 

 

 

ドカッ

 

 

「グフ!?」

「!?」

 

突如、鳴滝の出てきたオーロラから黒に赤いラインの入ったジャケットを着た巨漢のオカマ出てきた。鳴滝はテンションが上がり過ぎたためかオカマに気づかず弾き飛ばされた…。

 

 

「!、反応キテる…イケメンセンサーに反応キテるキテるキテるキテる…!!」

 

オカマは両手の人差し指を前に出し何かを探知するかのような態勢をとり…

 

 

四季を見ると…

 

 

「イケメン発見!!」

 

ゾクッ

 

その途端、四季に寒気が走る…。

 

 

「うんうん!!写真どおり良い男!!嫌いじゃないわ!!」

(マズイ…色んな意味でマズイ…。)

 

四季は本能的に生命と貞操の危機を感じた…。

 

「私が抱き締めてあげる!」

『ルナ!!』

 

オカマは懐から黄色い『L』と書かれたガイアメモリを取りだし放り投げる。

するとメモリはオカマの額に刺さり、

 

『キタ…キタキタキタキタキタキタキター!!』

 

体内に浸入するとオカマを金色と長い鞭のような二本の腕を持ったルナドーパントに変えた。

 

「やっぱりか!!」

 

『KAMEN RIDE DECADE BLOOD』

 

四季もディケイド・ブラットに変身し応戦の態勢をとる。

 

『いくわよぉぉ~!』

 

早速突っ込もうとするルナDだが…

 

 

 

 

 

 

 

 

「京水ィィィィィィィィ!!」

 

 

ドカッ!!

 

『痛い!!』

 

突如、後ろから蹴られ転倒する。

 

「な、なんだ…?」

ディケイドBも状況を掴めないようだ…。

 

『く、クイント!!』

蹴ったのはルナDだったオカマが来ていた同様のジャケットを着たクイントと呼ばれた女性…。髪は淡い紫で外見は一応若く見えるが…恐らく相当歳くってる…ディケイドBはそう感じた…。

 

「おい、なんか今凄い失礼なこと考えたでしょ。」

「ウウン…ソンナコトナイデス…。」

完全に棒読みのディケイドB。

 

「それより京水!!とっとと行くわよ!!」

 

『あ!待って!!イケメンイケメンイケメンイケメンイケメンイケメンイケメン!!』

無理矢理ルナDを引きずっていこうとするクイント…。ディケイドBは一安心かと思ったが…

 

 

「ま、待ってくれ!!」

 

「あ?」

 

鳴滝がそれを引き留める。

「た、頼む!!これで戦ってくれないか!?」

 

そう言って彼がおもむろににだしたのは金色に輝く謎のクーポン券。クイントはそれを見るや否や…

 

「乗った!!」

 

鳴滝から券を奪いとり…

 

『アクセル!!』

 

アクセルドライバーを装着し、アクセルメモリを取りだしスイッチを押す。

 

「変…身!!」

 

『アクセル!!』

 

彼女はアクセルドライバーにメモリをスロットしハンドルを捻る…。

すると黒い装甲が形成されていき…

「仮面ライダー…ダークアクセル!!」

 

バイザーにシャッターが装着されてるなど違いがあるがアクセルと色違いの黒いライダー『仮面ライダーダークアクセル』へと変身を遂げる。

 

「ダークアクセルだと!?」

自らの知識にない仮面ライダーの登場に焦るディケイドB。

 

「はっ!」

 

その隙にダークアクセルは距離を詰める。

 

「何!?」

 

ボカボカ…!!

 

そして鮮やかに拳のラッシュを決められる。

 

「ぐああ!!」

 

のけ反るディケイドB。

 

「京水!!抑えて!!」

 

『わかったわ!!』

ダークアクセルがルナDに指示をだし、ルナDが腕を伸ばしディケイドBを締め上げる…。

 

「ぐ、くそ!!」

 

ディケイドBも必死でもがくが脱出もままならない。

「さて…決めるわよ。」

 

『ユニコーン!!』

『ユニコーン!!マキシマムドライブ!!』

 

そしてダークアクセルはトドメをさすべくアクセルメモリを引き抜きドライバーにユニコーンメモリをスロットする。

「ユニコーン・ナックル!!」

 

するとダークアクセルの右手がドリルを象った緑の光が現れる…。

 

「ああ…あれはマズイ。あれはマズイ。」

 

確実に身の危険を感じるディケイドB…。ライドブッカーに手を伸ばそうにも腕ごと締め上げられているためカードが取り出せない。

腕を振りほどこうにもやはり連戦のためか思ったより力がでない…。

 

(マジかよ…)

 

ディケイドBがダメージを覚悟した…その時…

 

 

 

 

 

 

 

 

『ダブルスキャニングチャージ!!』

 

『ロケット・オン♪』

 

「「はああ!!」」

 

ザシュ!!

ドカッ!!

『アアアア!?切れちゃった!?』

「!」

「何!?」

 

突如、2つの影がルナDの腕を切り裂きダークアクセルに体当たりする。

 

 

 

 

 

「どうやら…間に合ったようだな…。」

 

「竜馬さんに話は聞いたよ!」

 

 

それら2つの影はディケイドBの前に立つとライダーであることが分かる…。

 

 

「火野さんと…如月…?」

1人は上下『赤』『黄』『緑』の三色ライダー…

 

 

そして、もう1人はオニギ…ではなくロケット頭の白いライダー…

 

 

 

 

 

 

 

 

「残念ながら人違いだ。俺の名前は『織斑唯』、またの名前を『仮面ライダーオーズ』。」

 

「ぼくは『松永昴』!『仮面ライダーフォーゼ』!!異世界&助っ人キター!!」

 

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