周囲が黒い世界に変わり
遊城十代「うぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」
十代の顔色が悪くなる
遊城十代「ん!」
何者かの視線に気付く十代・・・そして頭の痛みが徐々に消えていく
遊城十代「だ、誰だ!」
鏡像の十代「・・・・・俺はお前だ」
遊城十代「自分自身だと!?」
十代は目の前にいる人物が自分自身だったことに驚いた
鏡像の十代「そうだ・・・それより面白いことを教えてやるよ」
遊城十代「面白いこと?」
鏡像の十代「お前が入った、この黒い球体は・・・・・生きる力を吸い取るんだ・・・そして過去の記憶をランダムに一つ
覗かれる・・・この意味が分かるか?」
全く意味が分からない十代
鏡像の十代「つまり、お前の生きる力を徐々に吸い取られてるんだよ・・・このままだと死ぬぞ」
遊城十代「俺が・・・・・死ぬ・・・・・」
自分の生力が吸い取られていることに気付かされる
鏡像の十代「どうだ、お前の体を俺に貸すというのは?」
遊城十代「えっ?」
鏡像の十代「もし貸すというのなら、この球体から助けてやる」
鏡像の十代は十代を見て言う
鏡像の十代「元々俺はお前自身だ・・・元の一つに戻ると思えば良いだろ?」
遊城十代「・・・・・本当だな・・・・・」
少し考えて決心した十代
遊城十代「わかった、俺の体をお前に貸す」
鏡像の十代「フッ、それでいい」
十代の体の中に鏡像の十代が入っていき、そして一つになる
虚像の遊城十代「やっと体が手に入った・・・さて、この空間にも飽きたし・・・そろそろ出るか」
虚像の十代は集中して、大声で叫ぶ
虚像の遊城十代「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
黒い球体に元々あった生命力と十代が吸い取られた生命力が全て虚像の十代が吸い取り、球体は消えた
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十代の目の前に偽十代が現る!